心臓CTを活かす新しい冠動脈疾患診断戦略 こういう症例に活用する |

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監修
編集
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児玉 和久 栗林 幸夫 平山 篤志 小室 一成 上田 恭敬 小松 誠 |
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| 定価 6,825円(5%税込) |
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| B5判 276ページ |
一部カラー
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| 2010年3月刊行 |
| ISBN978-4-7583-0197-8 |

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本格的に導入されてからわずか3年ほどの間に64列CTが爆発的に普及した背景には,冠動脈の器質的病変診断において,カテーテルによる冠動脈造影検査(CAG)と比較し,患者にとって明らかに侵襲が少なく,医療コストが節約できるなどいくつかの長所がある。一方で,臨床の現場ではどのような患者・疾患・病態に,どのようにCTを活用したらよいのか戸惑いの声も聞かれる。 本書では,低被ばく,低侵襲のCT時代を見据え,実際の臨床で遭遇することの多いであろう提示症例を通して,非侵襲的に冠動脈をMDCTで行う新しい治療戦略を,諸検査との比較や文献的考察を交えて解説する。また,将来的にトピックになるであろう融合画像という新しい臨床応用の方法であるSPECT / CTの臨床活用についても提示した。 |
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64列CTが本格的に導入されてからわずか3年ほどの間に起こった爆発的な普及には目を瞠る。冠動脈の器質的病変を診断において,カテーテルによる冠動脈造影検査(coronary angiography:CAG)と比較し,患者さんにとって明らかに侵襲が少なく,医療コストが節約できるなどいくつかの長所がその普及の背景にある。しかしいかに優れた長所も十分な知識や技術の裏づけと,使う人の高度な倫理観がなければ,むしろ患者さんへの余剰な負担と害をもたらす。これはすべての医療行為に共通のものであり,普遍的な事実である。さらにまたこの数年,多くの心臓CTに関する入門書や手引書が矢継ぎ早に刊行され,これらの出版物が,若手,中堅の心臓専門医を中心とした多くの医療従事者達の研鑽に大いに役立ち,知識や技術の急速な進歩とともに急速な普及を促してきた。 しかしこの急速な展開は,医療現場で急ぎ改善を要する種々の問題点や今後のさらなる発展を促すために検討していくべき課題をさらに明確にしつつある。今回の出版にあたり,これらの状況に十分に配慮するとともに,CAGより大幅に減量が期待されている造影剤量の決め方や被ばく線量,これまで標準化されている従来の画像診断法との関連,それらの検討を通じて認識される新たな病態の考え方,さらには治療戦略の立て方と医療経済への貢献など,重要なポイントを中心に幅広い視点に立って構成(企画)されている。その趣旨のもとに,昨年刊行した「Q&Aでやさしく学ぶ心臓CT」に引き続き,循環器と放射線の基礎から臨床領域にいたる幅広い最新の知見を基に,われわれが臨床現場で直接役立てられるよう,具体的な症例を中心に解説することで,理解がよりしやすくする工夫を凝らした。本書が臨床現場で十分に活用され,さらに進化した心臓CTの発展に寄与することを願っている。
平成22年 元旦 大阪警察病院名誉院長・日本大学客員教授・尼崎中央病院循環器科顧問 児玉和久 |
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