
|
今さら聞けない心電図 |

|
|

| 定価 5,040円(5%税込) |
|
| A5判 294ページ |
2色(一部4色)
|
| 2010年6月刊行 |
| ISBN978-4-7583-0198-5 |

|
|

 |
心電図は循環器領域に限らず、内科領域の診断に欠かせない検査であり、今後もその重要性に変わりはない検査である。しかし、この心電図の読みを苦手にしている医師は意外に多いと言われている。前期レジデントの頃はどのようなことでも上級医に聞いて学ぶことができるが、5年以上経過した医師では、恥ずかしくて今さら聞けない疑問点が出てくることもある。心電図のように日常臨床で頻回に行われている検査ではなおさらである。 本書は、臨床の現場に立つ医師より「今さら聞けない」心電図に関する疑問を余すことなく述べ、図表を用いてわかりやすく、各エキスパートの先生方がQ&A形式で解説した1冊である。 すでに検査に携わっているが知識に自信がない方には知識の確認として、これから始める予定の方には本検査の要点を押さえ、臨床に活用できる知識を身につける実践書としてお役立ていただきたい。 |
|

 |
心電図は循環器疾患のみならず,ほとんどの内科疾患の診断において必要な検査であることはいうまでもありません。しかし,この心電図の読みを苦手にしている医師は意外に多いと聞きます。学生時代に循環器内科の講義で,幾度となく心電図を学んだと思われますが,勉強した教材が難しすぎたのか,教える側に問題があったのかは定かではありませんが,とにかく心電図の読みを得意にしている医師は少ないといえます。私は現在,心電図学および不整脈学を専門にしていますが,実は学生の頃心電図を診るのが嫌いで,試験のときもあまり勉強しませんでした。そのため,卒業後に循環器内科,しかも心電図・不整脈の専門医になろうとは夢にも思ってみませんでした。その理由は簡単で,学生時代に教官から勧められた心電図の教科書があまりにも専門的すぎて,学生(自分?)の域を超えていたからです。ところが,研修医のときにたまたま手にした心電図の本が非常に分かりやすく書かれていたことで,たちまちのうちに心電図,そして不整脈の虜になっていきました。今思い返せば,そこで書かれていた内容の一部は正しくはありませんが,初心者が理解するには都合のいいように書かれていました。そして,何よりも心電図を理論に基づいて解説するのではなく,臨床との絡みで図表を多用して解説していたことを記憶しています。 この度,メジカルビュー社から,「今さら聞けない」シリーズとして心電図のQ&A形式の解説書を企画・編集してほしいとの依頼を受けました。前期レジデントの頃は何でも上級医に聞いて学ぶことができますが,後期レジデントあるいは5年以上経過した医師においては,今さら恥ずかしくて聞けないことがたくさんあります。特に,心電図のような日常診療で頻回に行われている検査においてはなおさらです。そこで,レジデントおよび循環器を専門としない中堅医師から,今さら聞けないような心電図に関する質問をあるだけ全部出してもらいました。それらを図表を用いてわかりやすく解説したのが本書です。実際の臨床で疑問に思うことが余すことなく網羅されています。現場の医師の声を反映させているため,現実性が高いQ&A形式の心電図の教科書になったと思っています。 是非,本書をご活用していただき,今後の臨床に役立てていただければ幸いです。そして,心電図を読むことが好きになっていただければ,編集した者として本望です。
平成22年4月 杏林大学医学部第二内科・不整脈センター教授 池田隆徳 |
|
|
|