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医師のための英会話フレーズ500 
外来診療編

医師のための英会話フレーズ500 外来診療編

■編著 植村 研一
大井 静雄
Paul Hollister

定価 4,180円(税込) (本体3,800円+税)
  • i_cd.jpg
  • A5判  144ページ  2色,音声CD付き
  • 2007年7月23日刊行
  • ISBN978-4-7583-0418-4

文法知識,語彙力を「外来診療での実践的な英会話力」に昇華させる1冊/音声CD付き

本書は外来診療の現場で頻用される英会話のフレーズを,問診,臨床検査,生活指導などのシチュエーションごとに分類して紹介し,(解説は最低限にとどめて)音声CDで耳から覚えてもらうことを目的としている。
 例えば痛みを感じる箇所を訊ねる場合でも,“Show me where it hurts.”“Where do you feel the pain?”など様々な言い回しがある。1つのことを訊ねるときの言い方を何種類か覚えておき,会話用のボキャブラリー(=常套句)のバリエーションを増やせば,英会話能力は飛躍的にレベルアップする。
 日本人が得意とする文法知識や語彙力を,“外来診療での実践的な英会話力”に進化させる1冊である。


序文

−− 刊行にあたって −−

 本書は,医師にとって必要な英会話のフレーズをシチュエーションごとに分類して紹介し,音声CDで耳から覚えてもらうことを目的に企画しました。
 例えば外来で患者さんに痛みを感じる部位を訊ねるとき,あるいは学会の質疑応答で自分の意見を主張したいとき,とっさに英語での言い回しが出てこないということはありませんでしたか? 実際には,じつにさまざまな表現があって,そのうちのどれが正解というわけではありません。その時々の状況に応じていろいろなフレーズを使い分けられるのが理想です。
 本書では右ページに日本語での表現を掲載し,その裏面にそれぞれの日本語に相当する英語表現を掲載しています。テキストを見るときは,まずはそれぞれの日本語を,自分なら英語でどう言うかを考えながら読んでください。またCDを聴くときは,テキストは見ずに音声だけを聴いて,同じフレーズを自分で繰り返してみてください。紹介しているフレーズは短いものがほとんどで,文法的にも簡単なものばかりです。しかし,シチュエーションごとに分類された短いフレーズを連続して聴くことによって,「英会話のボキャブラリー(=常套句)」が身に付くはずです。最初は簡単な言い方だけしか覚えられないかもしれませんが,それでもかまいません。簡単な言い方をうまく使いこなせるようになってから,さらに長いフレーズも覚えていけば,次第に会話フレーズのバリエーションが増えて英会話能力は飛躍的にレベルアップします。
 会話には「これが正解!」というゴールはありませんが,読者の皆さんがこれから国際的医療人として飛躍する最初のステップとして,本書がその一助となれば,編著者としてこれに勝る喜びはありません。

2007年7月
編著者を代表して
大井静雄
日本医学英語教育学会理事長
東京慈恵会医科大学脳神経外科教授
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目次

Section 1 受付 Reception 
 電話での対応 Phone call
  電話予約 Telephone appointment
 初診登録 Registration
  初診かどうかを確認する First visit
  前回の来院を確認する Concerning the last visit
  登録用紙の説明 Registration form
  名前の確認 Name
  住所の確認 Address
  職業の確認 Occupation
  緊急連絡先の確認 In case of emergency
 健康保険の有無・支払方法 Insurance/Payment
  保険の有無の確認 Insurance
  保険がある場合 Covered by insurance
  保険がない場合 Not covered by insurance
Section 2 問診 History Taking  
 挨拶 Greetings 
  自己紹介 Self-introduction 
  再診の患者さんへの挨拶 Greetings 
 主訴を訊ねる Chief complaint 
  体調を訊ねる Physical condition 
  兆候を訊ねる Symptoms 
  痛む場所を訊ねる Where: Location 
  痛みの種類を訊ねる What: Quality 
  症状の持続期間を訊ねる How long: Duration 
  痛む頻度を訊ねる How often: Frequency 
  発症した時期を訊ねる When: Onset 
  痛みの理由を訊ねる Why: Circumstances affecting the symptoms
  既往歴を訊ねる 1 Past history 1 
  既往歴を訊ねる 2 Past history 2 
  家族歴を訊ねる Family history
  生活習慣を訊ねる Health risks
 各科ごとの表現 Particular expressions
  産婦人科 Obstetrics and Gynecology
  小児科 Pediatrics
  泌尿器科 Urology
  耳鼻咽喉科 Ear, Nose, and Throat
  整形外科 Orthopedics
  皮膚科 Dermatology
Section 3 診察 Physical Examination 
 診察 Physical examination
  診察開始 The beginning of examination
  服を着る,脱ぐ Dress / Undress
  体温を測る Temperature
  脈を測る Pulse
  血圧を測る Blood pressure
  聴診する Auscultation
Section 4 診断上の検査 Diagnostic Test 
  血液検査 Blood test
  採血の指示 Instruction for blood test
  尿検査 Urinalysis
  採尿の指示 Instruction for urinalysis
  X線検査,他 X-ray examination etc.
  X線検査の指示 Instruction for x-ray examination
Section 5 診断 Diagnosis 
 診断 Diagnosis
  検査結果の説明 Result of tests
  よい結果だった場合 Good result
  残念な結果だった場合 Bad result
  再検査 Follow-up examination
  病態の説明 Explaining the patient's condition
 Section 6 治療 Therapies
 外来治療 Outpatient treatment
  通院の指示 Instruction to outpatients
  再診日を決める Re-examination date
  生活指導 Therapeutic instruction
  服薬の指示 Medicine
 院内治療 Hospital treatment
  手術 Surgery
  手術後 After surgery
  入院 Hospitalization
  患者さんの不安を和らげる表現 Encouragement
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