書籍詳細
前立腺癌診療のエキスパートを目指すための必携書
前立腺癌のすべて
基礎から最新治療まで
第3版

編集
市川 智彦
鈴木 啓悦- 定価 10,500円(5%税込)
- B5変型判 368ページ 2色(一部4色) 写真170点,イラスト60点
- 2011年10月31日刊行
- ISBN978-4-7583-0568-6
- 内容紹介
- 1999年の初版刊行以来,多くの泌尿器科医に読まれ続けてきた「前立腺癌のすべて」の第3版。データのupdateを図り,最新の知見と診断技術・治療方法の進歩を踏まえ内容を刷新した。
初版,改訂第2版を踏襲した「基礎編」「臨床・実地編」「実地症例への対応編」の3編より成るが,「臨床・実地編」「実地症例への対応編」ではより日常診療に役立つよう新たな項目の追加を図った。
文字通り前立腺癌診療のすべてがわかる,泌尿器科医必携の一冊である。
- 第3版刊行にあたって
メジカルビュー社の依頼を受け,伊藤晴夫教授(現千葉大学名誉教授)の編集により1999年4月『前立腺癌のすべて』が発行された。伊藤教授による斬新な構成によって好評を得たこともあり増刷を重ね,2004年10月には伊藤名誉教授の編集により改訂版が発行された。初版に続き,改訂版でも高い評価を受けたが,前立腺癌における診断・治療の進歩はめざましく,さらなる改訂が望まれていた。このような背景において,メジカルビュー社から第3版を出版したいとの申し込みを受けた。恩師である伊藤名誉教授が心を込めて編集した本書を引き継ぐ機会を頂戴し,大変名誉なことと引き受けることになった。
改訂版が発行された2004年は,前立腺癌の診断や治療に関する重要な臨床研究が多数発表された年であった。5α還元酵素阻害薬やドセタキセルに関する大規模臨床試験の結果が報告され,それらの成果は現在の診療に生かされている。その後も多数の重要な論文が報告されているが,PSAスクリーニングに関する大規模臨床試験の結果が示されるに至り「PSAスクリーニングによる死亡率低下効果」は明らかになったとされる。PSAスクリーニングに関する科学的な議論のポイントは,「死亡率低下効果による利益とその過程で発生する過剰治療による不利益をどのようにバランスをとるか」に移り,新たな臨床研究が多数進行している。
第3版では,伊藤名誉教授の考案した構成を引き継ぎ,前述した新知見を可能な限り取り上げた。また,統計学的データについても,極力最新のものに差し替えた。誌面の都合もあり,それぞれ十分には解説しきれていないが,前立腺癌の診療における意義や位置づけなどを確認する際の参考になれば幸いである。2006年に日本泌尿器科学会の編集による『前立腺癌診療ガイドライン』が発行され,EBMに沿った診療が推奨されている。しかし,目の前の患者さんに対しては,ガイドラインの趣旨を尊重するとともに最もふさわしい診療を個別化して行う必要がある。そこに本書が一定の役割を果たすことができれば幸いである。第3版も「実地症例への対応編」を踏襲しているが,PSA監視療法,IMRT,5α還元酵素阻害薬,ドセタキセルなどに関する症例を追加し,改訂版で取り上げた項目についても可能な限り新規の症例と差し替えた。
高齢化や食生活の欧米化などにより前立腺癌の罹患率はますます上昇している。泌尿器科医のみでなく,内科医,外科医など特に高齢男性を診療する診療科では,前立腺癌の患者さんと接する機会がますます増えると思われる。そのような場合,前立腺癌についてその基礎から最新の動向まで理解しておくことは有益と思われる。そして,本書を少しでも役立てていただければ,編者・著者らにとってこれにまさる喜びはない。
最後に,初版から第3版発行に至るまで,本書の企画・編集をサポートしていただきましたメジカルビュー社の鈴木吉広氏に感謝いたします。
2011年9月
市川智彦
鈴木啓悦
- 基礎編
【疫学】
前立腺癌は増えている
前立腺癌の頻度
日本での頻度/海外での頻度/発生頻度の人種差
前立腺癌の病因
年齢/遺伝/内分泌,生殖活動/職業/紫外線曝露とビタミンD/食事/その他
前立腺癌はどのくらいの頻度でみつかるのか(ラテント癌と偶発癌を含めて)
前癌病変
PIN/AAH/前立腺肥大症/PIA/異型腺腔(atypical glands)
ラテント癌と偶発癌
偶発癌/ラテント癌
臨床癌
臨床癌への進展/病期による分化度の比較/日米での臨床癌の違い
前立腺癌は予防できるか
食事による予防
薬剤による予防
ビタミンA誘導体/difluoromethylornithine(DFMO)/セレンおよびビタミンE(SELECT研究)/5α還元酵素阻害薬
集団検診や人間ドックは役に立つのか
検診対象年齢
検診における施行検査項目
直腸診(DRE)/経直腸的超音波検査(TRUS)/前立腺特異抗原(PSA)
一次検診に最適な検査法
検診によって見つかる癌の性状
検診によってより早期に癌が発見されるか/臨床上重要であっても治療価値の少ない癌の発見の問題/臨床上重要でない癌が発見されないか/T1c癌について
米国での前立腺癌発生率・死亡率の低下
前立腺癌検診の有用性に関する無作為化比較対照試験
ERSPC/PLCO/the G?o¨teborg randomised population-based prostatecancer screening trial
【前立腺と前立腺癌の基礎】
前立腺はどこにあってどういう働きをしているか
前立腺はどこにあるか
前立腺の働き
前立腺癌は前立腺のどこにできるか
前立腺腺葉の分類
前葉線維筋性間質(anterior fibromuscular stroma)/中心域(central zone)/辺縁域(peripheral zone)/移行域(transition zone)
前立腺癌の好発部位
前立腺癌は肉眼的および顕微鏡でどのように見えるか—組織学的分類を含めて—
前立腺癌の肉眼所見
前立腺癌の顕微鏡所見
前立腺癌の組織分類
『前立腺癌取扱い規約』による分類(規約分類)
境界病変/関連病変/Gleason分類/第2パターンが少量のときの取扱い/第3パターンの取扱い
前立腺癌の不均一性について
前立腺癌の組織構築多様性
組織構築多様性が生じるわけ
分子生物学的不均一性について
前立腺は男性ホルモンの影響を受ける
前立腺の発生・分化・成長・機能のすべてに男性ホルモンは影響する
男性ホルモンの産生と前立腺内での代謝
前立腺内におけるアンドロゲン作用の発現
アンドロゲンレセプターの局在/アンドロゲン作用の発現
前立腺上皮と間質の相互作用
前立腺癌も男性ホルモンの影響を受ける
【前立腺癌の分子生物学】
癌は遺伝子の病気である
癌は遺伝する
癌の進行と遺伝子変化の蓄積−癌の進展モデル
癌遺伝子・癌抑制遺伝子とは何か?
癌遺伝子の種類と働き
癌抑制遺伝子の種類と働き
臨床への分子生物学の応用はどこまで可能なのか? 遺伝子診断と遺伝子治療
遺伝子診断
発症前遺伝子診断/癌細胞検出のための遺伝子診断/最近のTopics:尿中前立腺癌マーカーPCA3/癌の特性を調べて治療指針とするための遺伝子診断
遺伝子治療
癌遺伝子,癌抑制遺伝子を標的とした遺伝子治療/自殺遺伝子を細胞に導入する遺伝子治療/宿主の抗腫瘍免疫を高めるワクチン療法/腫瘍崩壊ウイルスを用いた治療/RNAiを用いた遺伝子治療
遺伝子治療の今後
癌の分子生物学的診断法
診断方法の種類
PCR(ダイレクトシーケンス法)/PCR-SSCP(single strand conformation polymorphism,一本鎖高次構造多型)/RT-PCR/マイクロサテライト法/cDNAマイクロアレイ/プロテオミクス
次世代シーケンス法
最近のTopics:次世代シーケンスを用いて同定した日本人前立腺癌特異的SNPs
遺伝子診断の将来
前立腺癌の発生・進展に関与する遺伝子
HPC1 遺伝子
ras 遺伝子
Rb1遺伝子
p53 遺伝子
PTEN/MMAC1 遺伝子
前立腺癌に関与するmicro-RNA
前立腺癌に作用する増殖因子
存在が予想される未知の遺伝子
前立腺癌の転移に関する遺伝子
転移に至る過程
EMT〜METについて(概要)/apoptosis(アポトーシス)とanoikis(アノイキス)について
前立腺癌の転移に関する遺伝子の解析
既存の遺伝子検索/前立腺癌転移に関する遺伝子検索
転移に関連した遺伝子の臨床応用
前立腺癌のアンドロゲン依存性はどうしてなくなっていくのか
アンドロゲン依存性喪失の意義
アンドロゲン依存性喪失の主な機序
アンドロゲン受容体を介したアンドロゲン依存性喪失の機序
ARの点突然変異/AR遺伝子のN末端領域に存在するCAGリピート数の変化/ARの発現低下とARプロモーター領域のメチル化/ARの過剰発現/ARに結合する共役因子の関与/各種サイトカインなどによるARの活性化/残留アンドロゲン増加によるARの活性化/アンドロゲン受容体を介する系のまとめ
AR以外のアンドロゲン依存性喪失機構
前立腺癌における増殖因子の関与/アンドロゲン除去におけるアポトーシス/神経内分泌分化の関与
臨床・実地編
【前立腺癌の診断】
前立腺癌の症状
早期前立腺癌の症状
進行期の症状
前立腺癌の確定診断に必要な検査
血清PSA値
直腸診
経直腸超音波検査
MRI
その他の検査
前立腺癌の病期はどのように分けられるのか:TNM 分類と臨床病期分類
病期分類について
TNM分類
Jewett Staging System
前立腺癌の病期はどのように決まるか
病期決定の ために必要な検査
局所進展度(T)を決定するのに必要な検査
所属リンパ節転移(N)を決定するのに必要な検査
遠隔転移(M)を決定するのに必要な検査
前立腺癌の病期診断の問題点
前立腺癌における直腸診
直腸診の方法
直腸診の記載方法と注意点
直腸診による診断の限界と有用性
前立腺癌の腫瘍マーカー:前立腺特異抗原(PSA)
意義と問題点
PSAの生物学的特性
精漿におけるPSA/末梢血におけるPSA/血中PSA値に影響を与える薬剤とPSA値の取扱い
PSA molecular formを用いたマーカー
free/total PSA比
その他のPSA関連マーカー
age specific PSA:年齢層別PSA/PSAの経年変化を利用したマーカー/PSAと前立腺容積を用いたマーカー
ノモグラム
治療後の経過観察とPSA
PSA倍加時間:PSA doubling time(PSADT)
リスク評価におけるPSA
前立腺癌の腫瘍マーカー:前立腺特異抗原以外のマーカー
早期癌に有用なマーカー
血清p53抗体値/insulin-like growth factor-(I IGF-I)/PCA3/DD3
進行癌に有用なマーカー
神経内分泌腫瘍マーカー/PICP,ICTP/尿中NTX
その他の骨代謝マーカー
有用性がほとんど無くなったマーカー
前立腺性酸性ホスファターゼ(prostatic acid phosphatase;PAP)/γ-seminoprotein(γ-Sm)
前立腺癌の画像診断:超音波検査法
超音波検査法
各疾患の所見
正常前立腺/前立腺肥大症/慢性前立腺炎/前立腺癌
経直腸パワードプラーエコー
Real-Time Elastography
前立腺癌の画像診断:X線,核医学検査法
尿道膀胱造影
排泄性尿路造影
骨X線,骨シンチグラフィー
前立腺癌の画像診断:CT,MRI
CT検査
MRI検査
撮影方法/症例
前立腺癌の画像診断:新しい画像検査
proton MR spectroscopy(MRS)
111In capromab pendetide(ProstaScint?)スキャン
positron emission tomography(PET)
18F-FDG-PET/11C-コリンPET
fusion 3D法
MRI拡散強調画像
ガドリニウム造影MRI
MR lymphography
前立腺癌の組織診:前立腺針生検
一般的な生検の適応
75歳以下で全身状態がよい場合(今後,根治的治療がとりうる場合)/75歳以上もしくは全身状態が悪い場合(根治的治療ができない場合)
生検方法
麻酔/合併症
生検から何がわかるのか?
生検に関する問題点
経直腸的か経会陰的か?/適正な生検本数・生検箇所はどこか?/再生検の適応は?
骨盤リンパ節郭清術
骨盤リンパ節郭清の役割
リンパ節転移の意義
骨盤リンパ節の郭清範囲
拡大リンパ節郭清の有用性について
各病期におけるリンパ節転移の頻度
リンパ節転移の診断法
非観血的方法/観血的方法
鏡視下骨盤リンパ節郭清術(LPLND)
臨床病期・Gleason score・PSAなどの組み合わせによるリンパ節転移の予測
前立腺癌のリスク分類
前立腺癌の治療選択に関与する因子とリスク分類
ガイドラインなど一般的なリスク分類
D'Amicoらのリスク分類/NCCNでのリスク分類/欧州泌尿器科学会の前立腺癌ガイドライン2010での手術における限局性前立腺癌のリスク分類
放射線治療での主なリスク分類
RTOG研究データに基づくリスク分類/ShipleyらのJAMA1999でのリスク分類/Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(MSKCC)でのリスク分類/MD Anderson Cancer Center・Fox Chase Cancer Centerでのリスク分類/Mayo Clinicの提唱したリスク分類
内分泌療法でのリスク分類:J-CAPRA
リスク分類における各種臨床因子の問題点
【前立腺癌の治療:総論】
病期に応じた治療の選択:治療体系
前立腺癌の治療法
前立腺癌の特徴
治療の選択に影響する要因
病期およびリスク分類に基づく治療体系
診療ガイドライン
治療の個別化
インフォームドコンセント
セカンドオピニオン
標準的治療と臨床試験
病期に応じた治療の選択:限局癌はどう治療すべきか
限局癌とは
限局癌のリスク評価
臨床上意義のない癌
低リスク癌
中リスク癌
高リスク癌
手術と放射線療法の比較
病期に応じた治療の選択:転移癌はどう治療すべきか
転移癌とは
即時内分泌療法と遅延内分泌療法の比較
治療効果を増す試み
治療体系のパラダイムシフト
骨への対応
前立腺癌の治療効果
『前立腺癌取扱い規約 第4版』による治療効果判定基準
臨床効果判定基準/有害事象記載法
前立腺癌の転帰記載方法
無効,再燃,抵抗,不応/再発
前立腺癌の転帰記載方法
放射線療法/HIFU
前立腺癌治療における健康関連QOL
QOL調査票
包括的QOL
疾患特異的QOL
癌特異的QOL
前立腺全摘除術後のQOL
内分泌療法のQOL
放射線療法のQOL
日本人前立腺癌患者のQOL
前立腺癌カンファレンスでの治療決定
合同カンファレンスの目的
カンファレンスの方法
カンファレンスの方法
病期診断と治療法の選択
前立腺癌カンファレンスのメリット
地域連携クリティカルパスを用いた前立腺癌診療
地域連携クリティカルパスとは何か?
前立腺癌診療における地域連携クリティカルパス
前立腺癌疑い患者の精査・経過観察/前立腺全摘除術/放射線療法/内分泌療法/緩和治療
地域連携クリティカルパスの設計
共同診療計画/診療役割分担
地域連携クリティカルパスと医療の質
前立腺癌診療に関するノモグラム
前立腺癌におけるノモグラムの種類
診療場面別ノモグラムの種類/形式別ノモグラムの読み方・特徴
ノモグラムの優れている点と限界
臨床でのノモグラムの代表的な例
生検に関するノモグラム/手術療法に関するノモグラム/放射線治療に関するノモグラム/内分泌療法に関するノモグラム/再燃癌に関するノモグラム
今後の前立腺癌診療ノモグラムの将来展望
【前立腺癌の治療:各論】
待機療法
待機療法の定義
進行性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法/限局性前立腺癌に対する待機遅延内分泌療法/限局性前立腺癌に対するPSA監視療法
ガイドライン
PSA監視療法のプロトコール例
手術療法:病期,年齢と適応
病期
年齢
手術療法:前立腺全摘除術
前立腺と周辺の解剖
前立腺全摘除術の術式
前立腺全摘除術の合併症
手術療法:神経温存前立腺全摘除術
適応
手術手技
予後
尿禁制への影響
手術療法:腹腔鏡下前立腺全摘除術
対象
アプローチ(経腹膜到達法と腹膜外到達法)
体位と準備
手術手順
腹膜外操作スペースの作成とトロカーの設置/Retzius腔展開と内骨盤筋膜切開/膀胱頸部切離と精管精嚢処理/前立腺背側と側方靭帯の処理/陰茎背静脈叢(dorsal vein complex;DVC)と尖部の処理/膀胱尿道吻合/前立腺の摘出とドレーン留置・閉創
術後管理
腹腔鏡下前立腺全摘除術の利点,欠点と手術成績
失禁について/断端陽性率について/どのくらいの経験が必要か?
手術療法:ロボット支援前立腺全摘除術
Da VinciTM Surgical Systemの歴史
da VinciTM Surgical Systemとは?
ロボット支援手術開始前の準備
da VinciTM Surgical SystemによるRALP
適応のある患者/コンソールのセットアップ/アームの準備/患者のセッティング/必要な道具/ポートの設置/実際の手順
RALPの利点と欠点
利点/欠点
RRP,LRP,RALPの比較
手術療法:HIFU・凍結療法
HIFU
HIFUの原理/治療適応/HIFU治療の優れている点/HIFU治療の方法/治療成績
凍結療法(cryosurgery)
放射線療法:外部照射
放射線療法の目的
根治的放射線療法
リニアック外部照射/3次元原体照射(3D-CRT)/内分泌療法の併用
治療効果の判定
今後の展望
緩和医療としての放射線照射
放射線療法:強度変調放射線療法(IMRT)
強度変調放射線療法と3次元原体照射の違い
IMRTの治療適応
IMRTの治療スケジュール
治療成績
今後の展望
放射線療法:粒子線
粒子線の特性
陽子線治療
重粒子線(炭素イオン線)治療
今後の展望
放射線療法:小線源治療
小線源療法とは
組織内照射療法の現況
小線源治療の方法
小線源治療の特徴
放射線療法:高線量率組織内照射(HDR)
高線量率組織内照射(HDR)とは
HDRの現況
HDRの方法
HDRの特徴
内分泌療法:内分泌療法はなぜ有効なのか
前立腺癌に対する内分泌療法の歴史
アンドロゲンの分泌制御
アンドロゲンの作用機序
前立腺癌の増殖とアンドロゲン
アンドロゲン除去とアポトーシスの誘導
内分泌療法の方法
内分泌療法の副作用
内分泌療法:内分泌療法の効果と限界
内分泌療法の短期効果
内分泌療法の問題点:去勢抵抗性前立腺癌
MAB療法
アンチアンドロゲン除去症候群
アンチアンドロゲン交替療法
グルココルチコイド療法
内分泌療法の進め方
今後の展望
内分泌療法:間欠的内分泌療法
間欠的内分泌療法の開発の歴史
草創期/転換期/発展期
Phase 2 studyの結果
千葉前立腺研究会の臨床研究/その他のphase 2 studyのまとめ
Phase 3 trialの結果
生存期間・プログレッションまでの期間は,CASと同等または延長/QOLはCASと同等または優,副作用はCASより低頻度
現状と今後の展望:IASは,もはや試験的な治療法ではない
内分泌療法:アンチアンドロゲン単独療法
治療効果と適応について
QOL
前立腺癌の集学的治療
集学的治療の考え方
内分泌療法と前立腺全摘除術
内分泌療法と放射線療法
前立腺全摘除術と放射線療法
内分泌療法と化学療法
再燃前立腺癌の定義と治療:化学療法と新規薬剤
再燃前立腺癌の定義
抗癌剤
ドセタキセル/cabazitaxel
CYP17阻害剤(abiraterone,TAK-700)
ステロイド合成経路とCYP17
第二世代抗アンドロゲン剤 MDV3100
ワクチン療法(sipuleucel-T)
転移巣に対する治療:骨転移対策と他臓器転移対策
前立腺癌の転移の特徴
骨転移/リンパ節転移/その他の遠隔臓器転移/転移に対する治療
初回治療
内分泌療法/放射線療法/再燃癌(内分泌療法抵抗性)に対する治療/骨転移疼痛の対策/骨以外の他臓器転移の対策
予後因子:病期・治療別予後因子
病期別予後
治療別予後
前立腺全摘除術/放射線治療/内分泌療法/化学療法
【前立腺癌治療に必要な前立腺肥大症の知識】
前立腺肥大症とはなにか
前立腺肥大の病理
前立腺肥大の発生機序
前立腺重量の年齢的推移
前立腺肥大症の症状と検査法
前立腺肥大症の症状
蓄尿症状/排尿症状および排尿後症状/急性尿閉
前立腺肥大症の検査法
直腸診/内視鏡検査/逆行性尿道膀胱造影/超音波断層法/残尿測定/尿流測定/内圧尿流検査
前立腺肥大症の治療:薬物療法
抗男性ホルモン薬
5α還元酵素阻害薬
αブロッカー
生薬系薬剤
抗コリン薬
前立腺肥大症の治療:手術療法
開放手術
経尿道的前立腺切除術(TURP)
TUEB(transurethral enucleation with Bipolar)
経尿道的レーザー手術
直視下レーザー前立腺焼灼術(VLAP)/光選択的前立腺蒸散術(PVP)/ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
経尿道的前立腺電気蒸散術
高温度または温熱療法
その他の手術療法
前立腺肥大症の治療:カテーテル挿入
前立腺肥大症と前立腺癌をどう鑑別するか
DRE,TRUS,PSAを用いた鑑別法
直腸診(DRE)/経直腸前立腺超音波検査(TRUS)/腫瘍マ−カ−
触知不能癌(T1c癌)について
T1c癌の頻度/T1c癌の臨床病理学的特徴/insignificant cancer
前立腺肥大症の治療中に癌が見つかった場合
若年者の病期A1癌/TURPで診断されたA1癌
実地症例への対応編
・PSAが高い患者における再生検
・腰痛を主訴に来院した前立腺癌患者
・精液に血が混じる症例
・人間ドック(マススクリーニング)でPSAが高いといわれて来院
・前立腺肥大症で行った経尿道的前立腺切除術の組織片から癌が見つかった
・膀胱癌の全摘標本に前立腺癌が見つかった
・前立腺癌の手術適応があるが,性生活を続けたい患者
・PSA監視療法を選択した患者
・前立腺癌の家族歴を有する患者
・病期Bの前立腺癌といわれて治療法の意見(セカンド・オピニオン)を求める患者
・前立腺癌病期Cで手術を希望する患者
・心臓が悪くて手術できない限局性前立腺癌患者
・進行性前立腺癌の内分泌療法中に治療を中断して病状悪化のため再来院した患者
・内分泌療法が無効になった進行性前立腺癌の患者 骨痛がひどい
・内分泌療法が無効になった進行性前立腺癌の患者 尿の出が悪い
・病期A1より進行した前立腺癌患者
・放射線療法からの進行例
・アンチアンドロゲン除去症候群を認めた患者
・間欠的内分泌療法を選択した患者
・2次・3次内分泌療法(アンチアンドロゲン交替療法・低用量ステロイド療法)が有効であった患者
・粒子線治療を受けた患者
・IMRT治療を受けた患者
・小線源治療を希望した患者
・鏡視下前立腺摘除術
・5α還元酵素阻害薬内服中にPSAが上昇してきた患者
・再燃前立腺癌でドセタキセル治療が奏功した患者















