新OS Now No.18 関節内骨折の手術−その最新手技 |

|
|

| 定価 8,925円(5%税込) |
|
| A4判 224ページ |
|
| 2003年5月刊行 |
| ISBN978-4-7583-0608-9 |

|
|
シリーズ編集委員 高岡邦夫 岩本幸英 落合直之 清水克時 シリーズ編集顧問 林浩一郎 |
|

 |
骨折の治療は整形外科の最も大きな領域といえる。しかし,単に骨折治療といっても,その難易度は症例によって大幅に変化し,難易度の高い骨折治療はいまだに多くの問題を抱えているのが実情である。 関節内骨折も最もよく遭遇する治療に難渋する骨折である。骨折に伴う関節の変形,不安定性,関節軟骨表面の損傷変形などの正確な整復と固定は術後の疼痛,関節拘縮,関節の不安定性を防止するうえで不可欠である。 最近の関節機能に関する生体力学や,関節軟骨,靭帯に関する生物学的知見の応用,さらに最近のCT,MRIなどの診断技術の応用や関節鏡などの治療用機材などを駆使して,より高度な診断治療技術に習熟していくべきであることはいうまでもない。このような主旨に基づいて,関節内骨折の手術療法に焦点を絞った内容となっている。 |
|

 |
骨折の治療は整形外科の最も大きな領域といってよい。歴史的にその治療技術は多くの基礎的臨床的研究の発展に伴って大きく変遷を遂げてきた。近年ではレントゲン透視や関節鏡を利用した低侵襲手術の普及によって治療期間が短縮される傾向にあり,今後さらに医療経済的理由も加わってその傾向は続くものと思われる。しかし,単に骨折治療といっても,その難易度は症例によって大幅に変化し,難易度の高い骨折治療はいまだに多くの問題を抱えているのが実情であろう。 関節内骨折も最もよく遭遇する治療に難渋する骨折である。骨折に伴う関節の変形,不安定性,関節軟骨表面の損傷変形などの正確な整復と固定は術後の疼痛,関節拘縮,関節の不安定性を防止するうえで不可欠である。かつては保存療法で対処することが多々あったが,拘縮などによって関節機能の極端な障害がよくみられた。安易な保存療法や不確実な手術によって関節機能が侵され,変形性関節症に至った症例を読者諸氏も経験していることと思う。このような症例での問題点を認識し,その解決によって,より有効かつ能率的な治療法へと発展させることが望ましいことはいうに及ばない。早期の社会復帰,関節機能の完全な回復への患者の要求は大きくなっている一方,整形外科手術の技術的進歩によって,関節内骨折は早期手術が一般的になってきている。その趨勢に沿って,それぞれの整形外科医が工夫を凝らしていることであろう。 最近の関節機能に関する生体力学や,関節軟骨,靭帯に関する生物学的知見の応用,さらに最近のCT,MRIなどの診断技術の応用や関節鏡などの治療用機材などを駆使して,より高度な診断治療技術に習熟していくべきであることはいうまでもない。このような主旨に基づいて,関節内骨折の手術療法に焦点を絞って本書を企画した。日頃,本邦の臨床研究に当たっておられるエキスパートの先生方に執筆を依頼したところ,快諾が得られて本書の発行に至った次第である。本書が読者諸氏の明日の診療の参考として役立つことができれば幸いである。 本書の企画に賛同し執筆を頂いた著者諸氏一同に深謝する。
2003年4月 高岡邦夫 |
|
|
|