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書籍詳細
現場で必要な呼吸リハビリテーションの手技がフルカラー写真でわかる!
リハ実践テクニック
呼吸ケア
第3版

編集
塩谷 隆信
高橋 仁美- 定価 4,200円(5%税込)
- B5変型判 340ページ オールカラー 写真417点,イラスト63点
- 2011年12月22日刊行
- ISBN978-4-7583-1148-9
- 内容紹介
- 呼吸ケアを豊富な写真と図でわかりやすく解説した『リハ実践テクニック 呼吸ケア』が待望のオールカラー化! 平成22年度からコメディカルにも実施が認められた「喀痰吸引」の項目を新たに追加。また,呼吸ケアに関する最新の情報を加え,さらに内容が充実した。好評だった豊富な写真がすべてフルカラーになったことで,実際のリハ現場を体験するような学習ができるだけではなく,写真を見るだけで呼吸理学療法の手技が一目で理解できる内容となっている。理学療法士,作業療法士,看護師,介護士,臨床工学技士など,呼吸ケアに携わるすべてのコメディカル必携の書籍である。
- このたび,『リハ実践テクニック 呼吸ケア』の第3版を世の中に送り出すことになった。初版は2004年2月,第2版は2008年2月,本版は2011年12月と約4年ごとの改訂となり,思いがけず好評を得て今日に至ったことは,編者らにとってこの上ない幸せである。旧版それぞれの序文に述べたように,本書は,呼吸器疾患患者が在宅という最も快適な環境で最良の医療を享受できるように,医師,看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士など多くの専門職種にとって呼吸ケアの具体的な技術書となるべく発刊したものである。初版は従来のガイドラインを踏まえ実践的な実用書となるように,第2版では国内外のエビデンスをできるだけ多く紹介するように努めた。
2010年4月,厚生労働省は,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士の各療法中における「喀痰吸引」実施の許可を各都道府県知事あてに通知し,法律上は喀痰吸引が実施できるようになった。しかし,実際に喀痰吸引を実施するためには,養成機関や医療機関などでの十分な教育や研修の必要性,および取り組みが求められている。このような医療状況の変化を踏まえて,第3版では新たに「喀痰吸引」に関する項目を加え,それぞれの職種において明日からの臨床研修に際して役立つように心がけた。さらに,摂食・嚥下リハビリの実際,作業療法の実際,日常生活活動(ADL)の新しい評価法など多くの項目においても新進気鋭の執筆者を新たに加え,内容のよりいっそうの充実を図った。本書は読者がすぐに実践できるように,図や写真を中心に解説した実用書である。医師,看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,薬剤師,管理栄養士,医療機器関係者のみならず,呼吸ケア・リハビリに携わるケアマネジャー,介護士,ヘルパーなど,すべての医療スタッフに活用していただきたい。
また本書は,呼吸ケアに携わる臨床現場の医療職の技術書としてだけではなく,各職種の養成校で呼吸ケアあるいは呼吸リハビリのテキストとしても多く使用されている。その教育現場からの要望に答えるべく,第3版ではすべてカラー写真に差し替え,旧版の2色刷から4色オールカラーへと一新し,よりわかりやすい実用的な体裁とした。第3版においても,I.基礎編,II.テクニック編,III.ケア・サポート編と従来の記述スタイルを踏襲し,どの章からでも利用可能な実践書となっているので,教育現場における活用もぜひお願いするものである。
本書の編集に際しては,メジカルビュー社編集部の間宮卓治,阿部篤仁両氏には多大なご尽力を賜った。心から感謝を申し上げたい。
再改訂した本書が旧2版と同様に,多くの読者に迎えられるのであれば編者らの望外の喜びとするところである。
2011年12月
塩谷隆信
高橋仁美
- I.基礎編
呼吸困難感のメカニズム 泉崎雅彦
1 COPD患者の労作時の呼吸困難の言語
2 主な呼吸困難感のメカニズム
3 肺過膨張
4 まとめ
血液ガスの解釈 小原史子
1 血液ガス分析の目的と評価(換気と酸素化)
2 酸塩基平衡の指標の見方
呼吸不全の臨床 本間光信
1 呼吸器系の解剖と生理
2 呼吸不全の定義
3 呼吸不全の臨床症状
4 肺機能検査からみた呼吸不全
胸部画像と呼吸機能の変化 金子教宏
1 病態の違いは?
2 特徴的画像所見とその鑑別
3 画像診断と肺機能検査
呼吸リハビリテーションのエビデンス 高橋仁美,塩谷隆信
1 急性呼吸不全におけるエビデンス
2 慢性呼吸不全におけるエビデンス
II.テクニック編
胸部評価 高橋仁美,佐藤一洋
1 体表解剖
2 視診
3 触診
4 打診
5 聴診
呼吸リハビリテーション評価 渡邊 暢,塩谷隆信
1 呼吸機能
2 胸郭拡張差
3 呼吸困難の評価
4 四肢筋力検査
5 運動耐容能の評価
6 ADLの評価
7 不安・抑うつの評価
8 QOLの評価
リラクセーション 清川憲孝
1 楽な体位
2 呼吸補助筋のマッサージ
3 呼吸補助筋のストレッチ
4 呼吸介助法
5 PNFのhold relax
呼吸練習 菅原慶勇
1 横隔膜呼吸(diaphragmatic breathing)
2 口すぼめ呼吸(pursed lip breathing)
3 部分呼吸法(胸部拡張法)
4 部分呼吸
胸郭可動域運動 高橋仁美
1 徒手胸郭伸張法
2 肋間筋ストレッチ
3 呼吸筋ストレッチ体操
4 棒体操
呼吸筋トレーニング 佐竹將宏
1 吸気抵抗負荷法
2 過換気法
3 その他の呼吸筋トレーニング方法
排痰法 宮川哲夫,高橋仁美
1 squeezing
2 vibration,shaking,percussion
3 springing
4 post lifts
5 bagging
6 coughing,huffing,気管圧迫法
7 体位ドレナージ
喀痰吸引 佐藤由紀子
1 手技の実際
2 吸引カテーテルを再利用する場合の管理
運動療法 玉木 彰
1 呼吸器疾患患者の筋機能の特徴
2 筋力トレーニングの目的と有効性
3 筋力トレーニングの種類,運動時間,頻度,期間
4 下肢筋力トレーニングの実際
5 上肢筋力トレーニング
6 全身持久力トレーニング
7 全身持久力トレーニングの実際
新しいADL評価(A-MES) 川越厚良,清川憲孝
1 PAを測定する意義
2 A-MESについて
3 姿勢動作判定原理
4 測定方法
5 COPD患者におけるPAの現状
6 臨床評価指標としてのPAの活用
7 今後の課題と展望
日常生活(ADL)指導 石川 朗
1 階段昇降
2 入浴動作
3 その他の動作
III.ケア・サポート編
吸入指導 南雲徳昭
1 吸入指導のポイント
2 吸入の実際
呼吸訓練器具を併用した吸入療法 今里 綾
1 インセンティブスパイロメトリー(IS)
2 気道陽圧療法(PAP)
3 呼気陽圧療法(PEP)
禁煙指導 阿部眞弓
1 短時間でできる禁煙の勧めかた(5Aアプローチの活用)
2 動機づけ介入の基本(「5R」の理解)
3 保険適用の禁煙治療
4 禁煙で適用する薬物治療
5 まとめ〜喫煙介入のポイント
栄養療法の基礎 山田公子,塩谷隆信
1 COPDにおける栄養障害
2 栄養アセスメント
3 栄養療法の適応・プロセス
4 栄養・食事指導の実際
摂食・嚥下障害と呼吸ケア 加賀谷 斉,岡田澄子
1 摂食・嚥下障害
2 嚥下と呼吸
3 摂食・嚥下障害の診断
4 摂食・嚥下障害への対策
5 摂食・嚥下障害と呼吸リハビリテーション
嚥下リハビリテーションの実際 今田美穂
1 嚥下リハビリテーションの種類
2 嚥下訓練の開始にあたって
3 嚥下間接訓練
4 嚥下直接訓練
誤嚥性肺炎の予防と対策 加賀谷 斉,沢田光思郎
1 誤嚥性肺炎
2 誤嚥性肺炎に関するピットフォール
3 誤嚥性肺炎の予防
4 誤嚥性肺炎を生じた患者への対策
作業療法の実際 林 希味子
1 急性肺傷害・急性増悪時など急性期のアプローチ
2 慢性閉塞性肺疾患・間質性肺炎など回復期 〜維持期のアプローチ〜
3 呼吸器疾患に対する認知・心理的評価とアプローチ
呼吸機能検査法 塩谷隆信,佐藤 寛
1 検査実施に際して重要なポイント
2 スパイロメトリー
3 肺気量分画
4 努力呼出曲線
5 フロー・ボリューム曲線
6 新しい呼吸機能指標:肺年齢
呼吸教室の運営 笠井千景,佐藤清佳
1 呼吸教室の運営にあたって
2 チーム構成
3 患者教育の方法
4 呼吸教室開講中のリスク管理
5 呼吸教室運営の実際
6 呼吸教室の効果
7 効果的な患者教育を行うためには
8 患者会の発足
9 患者会でのリスク管理
在宅酸素療法−適応基準と効果 宮本顕二
1 わが国のHOTの歴史
2 適応基準
3 HOTの効果
4 HOT実施上の注意点
在宅酸素療法−仕組みと運用 田中一徳
1 HOTの仕組み
2 酸素供給源とその周辺
在宅酸素療法者への自宅訪問 阿部留美子
1 自宅訪問時の観察・確認事項
2 その他の説明・確認事項
3 停電や災害への備え
在宅呼吸ケアと呼吸理学療法 中田隆文
1 在宅呼吸ケアの実際
2 在宅呼吸ケアで用いる医療機器と呼吸理学療法
3 在宅緩和医療と呼吸理学療法
心理・社会的ケア 星野美香,早川美和子,加賀谷 斉
1 呼吸器疾患患者の抑うつ・不安とは
2 抑うつ・不安に対する呼吸リハの効果
デイサービス 津田 徹,稲益綾子,金田瑠美,津田雅子
1 特徴とノウハウ
2 要介護度による利用頻度
3 効果
一般診療所における呼吸リハビリテーション 平松哲夫,井口明香
1 実践編:クリニックの概要
2 呼吸リハ外来
3 小規模診療所の特徴
4 今後の展望
5 おわりに
NPPV 陳 和夫,久保大安
1 NIV(CPAPとNPPV)の使用
2 NPPV装着の実際
カフマシーン,カフアシストによる呼吸理学療法 三浦利彦
1 器械の概要
2 適応疾患
3 適応基準と効果
4 使用上の注意点
5 使用方法
6 使用頻度について
7 保険診療点数
周術期呼吸理学療法とリスク管理 高橋正浩
1 周術期の生体へ及ぼす影響と起こり得る合併症
2 術前介入のポイント
3 術後介入のポイント
4 リスク管理と注意事項
ICUにおける呼吸ケア 加賀谷 斉
1 ICUの特徴
2 ICUにおける呼吸リハの実際
人工呼吸器と理学療法 山下康次
1 人工呼吸(陽圧換気)と自発呼吸(陰圧換気)の違い
2 人工呼吸管理下での理学療法実施時のリスク管理
3 人工呼吸管理下での理学療法の実施意義を明確にする
4 おわりに
人工呼吸器のトラブル・シューティング 金沢善比古,円山啓司
1 トラブルの内訳と頻度
2 トラブルの発生場所とトラブル防止のための観察ポイント
3 CPT-MV中の人工呼吸器関連トラブルとその対応




