患者のQOLに深く関わる尿路変向・再建術,その多様な術式を詳解
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新Urologic Surgeryシリーズ 6 尿路変向・再建術 |

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| 定価 12,600円(5%税込) |
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| A4判 180ページ |
オールカラー イラスト300点,写真40点
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| 2010年3月刊行 |
| ISBN978-4-7583-1255-4 |

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| 泌尿器科臨床医にとっては,膀胱全摘除術後の尿路の変向・再建術の施行は必須であり,その手技の習得に努めなければならない。患者のQOLに深く関わる手術であり,術式も多様である。本書は腸管手術の基本手技から尿管の形成・再建術まで幅広く取り上げ,多様な術式を精緻なイラストで解説するものである。これから手術を施行していく若い泌尿器科医は勿論のこと,既に多くの手術を施行している泌尿器科医まで,大いに活用していただける書籍である。 |
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泌尿器科医にとって,膀胱全摘除術と尿路変向・再建術を自力で完遂できることは一つの大きな到達目標であると思います。尿路変向・再建術といってもこれらの術式には数多くの方法があり,患者側のさまざまな条件で最良の方法が選択されてきました。回腸導管造設術を例にとると基本的な術式はBrickerが1950年に報告したとおりで,約60年間経った今でもこの方法が通用しています。しかし,最近では医療技術や医療機器の進歩により腹腔鏡手術や内視鏡補助下手術(ミニマム創手術)などのアプローチ法も行われており,一言で回腸導管造設術といっても開腹術以外にもいろいろな手法で手術ができるようになっています。このことにより患者さんは小さな術創の低侵襲手術を受けることが可能になりますし,結果としてQOLが上がります。さらに最近では,手術をより安全に確実に実施するための手術器具が開発・導入されており,たとえばvascular sealerや超音波駆動メスなどの器具の普及には目覚ましいものがあります。逆に自らの手で縫合する機会が減っていますので糸結びや運針が下手になり,近い将来はこれらの機器がないと手術がままならぬというような事態が起こるかもしれません。いずれにしましても,手術技術や医療機器の進歩は患者と外科医にとって大きなメリットをもたらすものです。ただ,医療技術が進むと外科手術数が減少する可能性があり,若手泌尿器科医の手術教育に支障をきたす危険性もあります。したがって,これからの若手泌尿器科医は良いビデオや手術書等の教材を駆使して効率良く手術を学んでいかねばなりません。 今回の新Urologic SurgeryシリーズNo.6「尿路変向・再建術」では,若手医師のみならずベテラン医師にも効率良く手術技術が学べるように,それぞれの術式に豊富な経験を有するエキスパートの先生方に「手術のコツ」や「トラブルシューティング」の項目を交えながらわかりやすく解説いただきました。同じ術式でも,従来の開腹手術によるアプローチのほか腹腔鏡手術やミニマム創手術によるアプローチも紹介されており,読者が比較しお読みいただくことでそれぞれの方法の特性を深く理解できると思います。本書を十分にご活用いただき読者の皆様の手術技術向上に貢献できれば幸いです。
2010年1月 中川昌之 |
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