リウマチ専門医試験

例題と解説

改訂第10版

リウマチ専門医試験

■編集 日本リウマチ学会

定価 8,250円(税込) (本体7,500円+税)
  • B5変型判  420ページ  イラスト75点,写真160点
  • 2022年9月30日刊行
  • ISBN978-4-7583-2181-5

リウマチ専門医をめざす受験者の必読書

日本リウマチ学会編によるリウマチ専門医試験の過去問題集。
今回は改訂第10版として471題を掲載。そのうち新規として第34回(2020年度)の出題問題から22題が掲載されている。
リウマチ専門医試験に備えるためには欠かせない1冊。


序文

 このたび,『改訂第10版 リウマチ専門医試験―例題と解説』が刊行の運びとなりました。日本リウマチ学会の専門医試験は1990年に開始され,全国に4,981人のリウマチ専門医(2022年4月現在)が,医療の現場で活躍中です。専門医試験のための参考書として,2003年に第1版が発行されて以来,2年ごとに改訂を繰り返してきました。
 本書は,過去の専門医試験に出題された問題のなかから,特に理解しておくと知識の整理に役立つ問題を専門医資格認定委員会委員の先生方に選定いただき,また各分野のエキスパートである問題作製委員の先生方に解答と解説をご執筆いただくことで,作製して参りました。両委員の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
 初版が作製された20年前に比べ,リウマチ性疾患の診断と治療は目覚ましい進歩を遂げ,専門医として適切な診療に求められる知識が急速に増加しました。同時に初版ではスタンダードとされた診療が時代遅れになっているものもあるかと思います。基本領域を内科とする先生方に対して,新たに日本専門医機構による新専門医制度が開始され,基本領域によって専門医として求められる資格基準が異なる時代となりました。本書ではリウマチ性疾患の専門医としてそれぞれのカリキュラムに沿い,リウマチ性疾患の病態とそれに関する基礎的事項,新たな疾患概念,新規薬剤,診療技術などの最新情報を整理し,リウマチ専門医として知っておくべき知識をまとめています。リウマチ専門医資格認定試験受験に向けた参考書としてだけではなく,リウマチ専門医の資格を取得された方々にとっても,新しい知識の整理に大変有用であると考えています。
 最後になりますが,新たに改訂された本書が,リウマチ専門医を目指す医師だけではなくリウマチ学の知識の向上にも役立つことを願い,また,今回の改訂で多大なご尽力を賜わりました学会事務局の皆様をはじめ,これまでの本書の作製にたずさわった先生方に改めて厚く御礼申し上げます。

令和4年9月吉日
日本リウマチ学会専門医資格認定委員会委員長
門野 夕峰
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目次

I 基礎知識
 運動器の構造と機能
 細胞外マトリックスの構成成分
 免疫学
 リウマチ性疾患の病因・病態学

II 臨床的知識
 関節および関節周囲組織
 皮膚
 呼吸器
 腎・泌尿器
 眼科領域
 耳鼻科
 リウマチ性疾患の治療戦略

III リウマチ性疾患の診察
 全身症状
 関節症状
 関節外症状

IV リウマチ性疾患の検査
 一般臨床検査
 免疫血清学的検査 
 病理組織学的検査
 免疫遺伝学的検査
 穿刺液検査
 各種画像検査
 感染症の検査
 患者による疾患評価
 眼科的検査

V リウマチ性疾患の診断と治療方針
 全身性結合組織病
 脊椎関節炎および類縁疾患
 変形性関節症
 感染に伴う関節炎
 代謝性および内分泌疾患に関連する関節炎
 腫瘍性疾患
 神経血管障害
 関節外疾患
 骨軟骨疾患
 その他のリウマチ性疾患および関連疾患

VI リウマチ性疾患の治療
 非ステロイド性抗炎症薬
 ステロイド
 疾患修飾性抗リウマチ薬・免疫抑制薬
 生物学的製剤
 高尿酸血症・痛風治療薬
 リウマチ性疾患治療薬(特に分子標的治療薬)のリスクマネージメント
 リハビリテーション
 生活指導・在宅ケア
 リウマチ性疾患患者における妊娠,出産,授乳
 移行期医療

VII  リウマチ性疾患の外科的治療
 外科的治療

VIII  医療倫理・医療安全・医療システム
 医療倫理
 医療安全
 医療システム
 [介護保険]
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