ステッドマン医学大辞典

改訂第6版

ステッドマン医学大辞典

■総監修 高久 史麿

■編集 ステッドマン医学大辞典編集委員会

定価 17,600円(税込) (本体16,000円+税)

最新医学用語を残さず網羅。改訂5回目の信頼の実績

100カ国以上で長年愛用され続け,今や世界標準の医学辞典として確固たる信頼を得ているStedman's Medical Dictionary。原著の28版では,医学ならびにその周辺科学の進歩を反映することはもとより,内分泌学,胃腸病学,老年病学,リウマチ学などの分野を中心に,広範囲な分野について改訂が行われた。10万語に及ぶ最新医学用語のなかで,改訂項目は約3万5千語,新たに収載された語は5千語以上にのぼる。
日本語版第6版では,我が国の医学界の指導的な立場にある70余名の方々の編集による改訂を実施。単なる翻訳ではなく,進歩の著しい分野の用語や原著の説明では不十分な用語に対しては,補足説明や日本の実状にあわせた訳注も適宜付記されている。
また今回の改訂にあたり,以下の編集上の工夫をとっている。
・本文部分オールカラー。相互参照語間で説明文がある語を青字とし,検索に便宜を図った。
・主見出し語のほぼすべてについて発音記号が付記された。
・発音,語法に関しての注意点が相当数付記された。
・最新の語彙が多く,日本での使用についての注意を訳者註というかたちで相当数掲載した。


序文

第6版刊行の辞

 まもなく100周年を迎えるStedman's Medical Dictionaryは常に良心的かつ正確な医学辞典として高く評価され続けてきた。この辞典の第23版の日本語版として,メジカルビュー社より1980年に刊行されたのが,『ステッドマン医学大辞典』である。従って,日本語版もじつに四半世紀以上の歴史を重ねてきたことになる。この間『ステッドマン医学大辞典』は,原著の優れた点をそのまま受け継ぐばかりでなく,充実した和英索引,外国人名の母国語読みによるカナ表記,独自の補足説明や注記など,日本語版独自の創意を組み入れることによって発売以来高い評価を得,広く愛用されてきた。
 『ステッドマン医学大辞典』の改訂第6版をここに出版することになった。原著の第28版が2006年に刊行されたのに併せたものであり,改訂第5版の刊行以来6年を経て,さらなる改訂を行って刊行するものである。『ステッドマン医学大辞典』は初版以来28年,ほぼ5年毎に改訂してきたことになる。
 すでに改訂第5版において,原著の改訂に併せる形で,とくに遺伝学,細菌学,肉眼解剖学などの分野を中心に大幅な改訂がなされてきたが,今回の原著第28版では,医学ならびにその周辺科学の進歩,変貌を反映することはもとより,内分泌学,胃腸病学,老年病学,リウマチ学などの分野を中心に,広範囲な改訂が行われた。従って,『ステッドマン医学大辞典』改訂第6版では新たに収載した言葉は5,000語以上,削除語を含めた改訂項目は30,000語以上,全収載語は10万語に及ぶ。また本書の特徴である和英索引は,90,000語に及んでいる。
 このような大幅な改訂に対応するため,第6版の編集スタッフは70余名の第一線の方々にお願いした。今版より新たに加わっていただいた新進の方々も大勢おられる。いずれの方々もわが国の医学界の指導的な立場にある方々である。翻訳にあたっては従来の版と同様,原著の単なる翻訳だけでなく,進歩の著しい分野の用語や原著の説明が不十分な用語に対しては,補足説明を行うとともに,日本の実情にあわせるための訳注も適宜付記するということが行われている。
 辞典にとってきわめて重要な事は,必要な言葉を十分に網羅していると同時に,その言葉の語義を理解するための説明をいかに簡潔に充実させているかである。その点,『ステッドマン医学大辞典』改訂第6版は,10万語に及ぶ多数の言葉を収載しているにもかかわらず,個々の語についての説明は十二分な内容といってよいであろう。今回新しい試みとして,説明文明記の類義語をひと目でわかるように青字表記した。これは語義説明をいち早く知りたい読者に対し,本書ならではの工夫である。また,つづり方や発音に関しては,欧米人でも相似形や意味の混乱が起きている。その混乱に注意を促すコメントが今改訂では付記された。国際化された医療の現場に身をおく方々には大変有益なコメントと言えるであろう。もちろん,この辞典の従来からの特徴である多くの優れたイラストは健在で,すべてのイラストはカラー化され,イラスト,写真類は500点以上に達している。また,各医学英語の語源の詳細な解説は,第6版においても引き継がれている。この語源の解説は,医学英語の理解,記憶にとってきわめて有用であり,本辞典のもっている大きなセールスポイントといってよいであろう。
 医学辞典を出版するということは,大変な作業である。しかも,その内容が医学の進歩を反映した最新なものであり続けるためには,常に改訂を繰り返さなければならない。『ステッドマン医学大辞典』が初版以来28年で改訂第6版を出版するのも,最新の内容を読者に紹介するという本来の目的を達成するためであったし,この改訂第6版の内容はその目的を十分に達成していると信じている。この点に対し,編集の方々,翻訳に従事された方々ならびに制作にあたったメジカルビュー社の方々のご努力に深甚の感謝の意を表する次第である。
 医学の研究領域は急速な広がりを示している。また医療に関係する人達も医師や看護師,技師,MRばかりではなく,広い分野の人達に及んでいる。私もこの第6版が医師や看護師,技師,MRだけでなく,研究の分野では生命科学の全分野の研究者に,また医療の分野では様々な職種のコメディカルの人達の間でも広く愛用されるものと信じている。

2007年10月
自治医科大学 学長
高久 史麿
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第6版刊行にあたって

 ここに「ステッドマン医学大辞典」改訂第6版をお届けいたします。すでに読者諸氏もご高承のとおり,第5版の刊行から6年を経ての,更なる改訂を加えての刊行であります。
わが国だけでなく,全世界で,新しくかつ正確な医学辞典として確固たる評価を勝ち得ているStedman's Medical Dictionary の日本語版「ステッドマン医学大辞典」初版を私どもが刊行したのは1980年秋でしたので,実に28年間で5回の改訂を重ねてきたことになり,ほぼ5年毎の改訂ということになります。そしてこのことこそが,原著Stedman's Medical Dictionary ならびに「ステッドマン医学大辞典」が国内外において多くの読者の信頼を得,幅広く支持されている理由であるといっても過言ではないでしょう。
 「辞書」の使命は,今さら言うまでもなく,豊富な内容,語彙数,そして新しさであります。我々の日常生活においても,社会の変化に伴って次々と新語が生まれ,また古い言葉は駆逐されていきます。まして自然科学の世界では,とりわけ医学・医療の分野では,眞に目覚しい進化がみられ,最先端医学とその周辺科学への大きな拡がりをみせ,文字通り日進月歩に発展しております。その進歩・発展に伴って数多くの新語が生まれ,また多くの言葉が死語として消滅していくのです。「ステッドマン医学大辞典」はこのような絶えず進化・発展する情報に敏感に対応しながら改訂を重ねてきたわけで,まさにそのことによって本辞典は「生きた医学辞書」として,多くの読者に支えられてきたものと自負する次第です。
 今回の改訂第6版は,原著Stedman's Medical Dictionary の第28版が2006年に刊行されたのに併せての刊行ですが,その特徴をあげれば以下のようなことになります。
 まずは,日々に進歩・変貌する医科学を余すところなく反映して改訂を加えたのは言うまでもありません。特に今回は内分泌学,胃腸病学,老年病学,リウマチ学などの臨床分野を中心に幅広く改訂されました。そのため,新規収載語は5,000語以上,削除を含め何らかの加筆,訂正などが加わった項目は30,000語以上をかぞえ,現在,実際に使用されている最新の医学用語は全て取り上げ,その全収載語数は10万語以上に及びました。
 その上,発音記号が記載された語は60,000語となり,前版の2倍以上となりました。オーラル・コミュニケーションのための基本教材としても有用なものといえるでしょう。(別売のCD-ROM版では音声データとして収録されております。)
 また,第6版ではイラスト,写真,図表は500点以上で,全てオールカラー表記しました。また,この第6版から類義語同士で説明がされている語を青字で明記しました。類義語を参照する上で,迅速な検索ができることとなります。そのうえ,「幅広い内容とわかりやすい説明」という本辞典の基本方針は当然ながら踏襲しました。すなわち,見出し語の単なる日本語訳ではなく,その語義を簡潔かつ十二分に解説しております。そして,補足説明や日本の実情にあわせた注記を適宜付記してあります。また,つづり方,発音と語法に関する注意点が今回の改訂で加わりました。90,000語に及ぶ「和英索引」,語源解説や解剖用語集などの「付録」もまた新しく改訂されていることは言うまでもありません。
 このような改訂を確実に進めるため,73名の先生方に編集に携わっていただきました。それぞれ各分野の第一線で活躍されている方々で,その半数以上が今回新たに編集委員として参画されました。それはとりもなおさず,進歩・発展する医科学を着実に捉えていくためであり,新規収載語の翻訳はもとより,改訂項目の全てにあらためて内容の推敲と再検討をおこない,真摯に,着実に編集していただきました。その結果,ここに新しい時代に対応した新しい医学辞典として上梓されましたことは,誠に意義深いものであります。
 ここに,前版に引き続きご監修いただいた高久史麿博士をはじめ,多大なるご尽力を賜りました編集委員会の先生方に,深甚の感謝をささげるものです。誠に有難うございました。篤く御礼申し上げます。
 最後に,本書が時代に即応した最新の医科学辞典として,またそれ故にこそ「生きた辞書」として,臨床の現場で,研究室で,あるいは医学生をはじめ広く医療に携わる全ての方々に少しでもお役に立てれば,発行者として望外の喜びとするものです。

2007年12月
株式会社メジカルビュー社
浅原実郎
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