試験対策問題集

糖尿病療養指導のための力試し300題

第10版

糖尿病療養指導のための力試し300題

■編集 片山 茂裕
河津 捷二
野田 光彦

定価 3,300円(税込) (本体3,000円+税)
  • B5判  276ページ  1色
  • 2020年12月24日刊行
  • ISBN978-4-7583-0173-2

糖尿病療養指導における知識の整理,認定試験対策に必須の1冊。待望の第10版

「日本糖尿病療養指導士認定試験」をはじめ,地域で行われている糖尿病療養指導士試験などの対策として,また勉強会などの復習にも使える力試し問題集。
2018年刊行の「第9版 糖尿病療養指導のための力試し300題」の構成はそのままに,2019年の出題問題を新たに加え,内容をアップデートした。過去に実際に出題されたとされている問題をできるだけ復元し,その復元度をA,B,Cで表している。


序文

発刊によせて

 わが国の糖尿病患者数は激増し、2016年の国民健康栄養調査では、糖尿病が強く疑われる者が1,000万人、糖尿病が否定できない者が1,000万人に達しました。一方、診療にあたる日本糖尿病学会の専門医は、2020年8月時点で6,127名余にすぎません。できるだけ多くの糖尿病患者さんにより専門的で質の高い医療を提供する目的で、2000(平成12)年に日本糖尿病療養指導士認定機構が設立され、「糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識を有し、医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行うことのできる医療従事者」を「日本糖尿病療養指導士」として認定するための認定試験が始まりました。各地の診療機関で、医師の指導の下、さまざまな職種の多くの糖尿病療養指導士がチーム医療を行うことにより、わが国の糖尿病患者さんがよりよい治療を受けられることが期待されています。
 日本糖尿病療養指導士の認定試験は2018年度までに19回実施され、35,437名が合格し、現在18,774名が第一線で活躍しています。直近の2回の試験では、2018年度は受験者数 1,676名、合格率 91.6%、2017年度は受験者数 1,646名、合格率 88.4%です。2019年12月ころより全世界に爆発的に感染が拡大したCOVID-19のため、残念ながら2019年度の認定試験は中止となりました。
 さて、日本糖尿病療養指導士認定機構から、ガイドブックが発行されています。ただ、糖尿病の医学・医療の進歩は日進月歩で目覚ましいものがあり、受験生が学習し理解・記憶しておく事柄は年々増加し、膨大な量となっています。受験生の負担を少しでも軽減すべく、「糖尿病療養指導のための力試し150題」と題する本問題集が企画され、2003年に出版されました。実際の受験生から聞き取り調査を行い、出題された問題を再現するように努めました。80%以上再現できた問題をAとし、60~80%の再現にとどまった問題をBと表しました。領域を通覧し、不足する分野には『New』として、編者が新作問題を加えています。いずれも、ガイドブックの対応部分を示し、さらに重要な部分には解説を加えました。幸いにも多くの受験生に利用され、改訂を重ね、2007年以降の改訂版では300題となりました。今回の改訂第10版の出版にあたって、2019年の出題からもできるだけ多くの問題を再現しました。出題された問題の復元にご協力いただいた受験生諸氏に感謝申し上げます。このたび日本糖尿病学会は、『糖尿病診療ガイドライン2019』の出版にあたり、総死亡が最も低いBMIについて従来22としてきましたが、年齢によって異なり、高齢者では22~25と一定の幅をもたせ、特に後期高齢者では個々の状態を適宜判断すると改めました。これまで用いられてきた「標準体重」という用語も「目標体重」とよぶことになりました。第10版ではこれらの改訂に対応すべく、食事療法に関する問題を改訂し、追加してあります。 本書が、近年全国的に展開されてきている「地域糖尿病療養指導士」を含めて、受験生諸氏の勉学のお役に立ち、合格の一助になり、最終的には糖尿病患者さんのお役に立てば、編者・著者として望外の喜びです。今回から新たに著者として、国際医療福祉大学市川病院の野田光彦教授にご参画いただいております。最後に、本書の発刊にあたり終始御努力をいただきましたメジカルビュー社の宮澤 進氏、浦野直樹氏、山田麻祐子氏に深謝いたします。

2020年12月吉日
片山茂裕
河津捷二
野田光彦
全文表示する

関連する
オススメ書籍