心血管インターベンションエキスパート 4

カテーテルアブレーション実践テクニック

カテーテルアブレーション実践テクニック

■編集 山根 禎一
夛田 浩

定価 7,150円(税込) (本体6,500円+税)
  • B5変型判  308ページ  2色(一部カラー),写真700点
  • 2012年9月24日刊行
  • ISBN978-4-7583-0220-3

カテーテルアブレーションの達人になるポイント,コツを大公開

カテーテル治療は循環器診療において柱をなしている治療であり,その治療対象となる動脈硬化性疾患は冠動脈領域にとどまることなく,近年では頸動脈,大動脈,下肢の全身へと広がりを見せている。
そのような状況のなか,本シリーズでは,各領域のエキスパートの先生方に,常に読者が知りたいと考えている治療を行う際の,「治療の考え方,ポイント」,「治療施行のための最適なモダリティ選択」,「マスターすべき必須手技」,「手技の着目点」,「術中の注意点」といった内容を見出しとして掲載し,教科書からは学ぶことができない術者の本音や手技へのこだわりを掲載している。
シリーズ4「カテーテルアブレーション実践テクニック」では,進歩著しいカテーテルアブレーションのエキスパートとなるために必要な知識,技術を徹底解説。総論と各論に分け,解剖やEPSを理解した後,各疾患に分けて,手技のポイントやコツ,治療に対する考え方を詳細に解説している。


序文

 カテーテルアブレーション技術の発展とともに,今やほとんどの頻脈性不整脈は根治を目指して治療を行うことが可能となっている。そして,その技術やコンセプトを習熟するために多くの若い医師が日々研鑽を積んでいる。しかし初級段階から上へのステップアップができずに伸び悩んでいるという話を聞くことも多い。
 本書は,すでに初級段階を過ぎ,より上級の不整脈医を目指す医師達のためのガイドブックとして企画された。従来のアブレーション入門書とは一線を画し,エキスパートを志す人たちのための,実践的教科書を目指している。
 全国のアブレーションエキスパートの方々にそれぞれの得意分野での秘密のテクニックやコツ,そして重要なコンセプトを披露していただいた。また一部の項目では同じテーマで2人の先生方にご執筆いただき,内容に深みを持たせた。是非本書をカテーテル室に常備して,いつでもエキスパートの先生方の指導を受けるような気持ちで紐解いていただきたい。
 他の分野と同様に,エキスパートへの道は容易くはない。アブレーション初級者で終わらず,さらに高いレベルへとステップアップするために本書が役立てば,望外の幸せである。皆さんの健闘を祈る。

平成24年9月
東京慈恵会医科大学循環器内科准教授 山根禎一
福井大学医学部病態制御医学講座循環器内科学教授 夛田 浩
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目次

●総論
 心房の解剖
 心室の解剖
 焼灼のための心電図部位診断①上室不整脈
 焼灼のための心電図部位診断②流出路起源心室不整脈−心外膜側 vs. 心内膜側−
 ポイントとなるEPS①上室頻拍の鑑別診断
 ポイントとなるEPS②リエントリー性回路の同定:entrainment mapping法を用いて
 ポイントとなるEPS③傍His束ペーシング 
 
●各論:疾患別
Ⅰ 房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)
 通常型および非通常型AVNRT
Ⅱ WPW症候群
 left free wall, septal ACP
 right free wall, Mahaim pathway
Ⅲ 心房粗動
 心房粗動(通常型)
Ⅳ 心房細動
心房細動カテーテルアブレーション
 発作性心房細動①CARTO (R)
 発作性心房細動②EnSite
 慢性心房細動①3-D mapping
 慢性心房細動②Ensite NavX (TM)
 左房自律神経節アブレーション
 SVCアブレーション
 Non-PV fociアブレーション
 僧帽弁峡部アブレーション
 再発予防法(ATP法)
 術後ATとその対策 
Ⅴ 心室頻拍
 特発性心室不整脈(右側流出路起源)−実践的アプローチ法
 房室弁輪部起源特発性心室頻拍
 乳頭筋起源VT
 特発性心室頻拍,心室期外収縮 冠尖起源へのアプローチ
 特発性心室頻拍,心室期外収縮 左室脚枝起源
 虚血性心室頻拍①
 虚血性心室頻拍②
 非虚血性心室頻拍①心筋症
 非虚血性心室頻拍②サルコイドーシス
 心外膜起源心室頻拍
 脚枝間リエントリー性心室頻拍(BBR-VT)
Ⅵ 心室細動
 心室細動
Ⅶ トピックス
 カテコラミン誘発多形性心室頻拍
 Brugada症候群
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