クイズで学ぼう! 医学英単語

クイズで学ぼう! 医学英単語

■著者 森 茂

定価 2,200円(税込) (本体2,000円+税)
  • 四六判  152ページ  左頁にクイズ,右頁に解答・解説を掲載/解答・解説は赤色シートで隠すことが可能
  • 2009年2月27日刊行
  • ISBN978-4-7583-0423-8

避けては通れない医学英語ボキャブラリーは「クイズ形式」で楽しく学ぼう!

医学英語ボキャブラリーを「クイズを解きながら」実践的に増やしていくのに最適な1冊である。
左ページに「医学英語クイズ」,右ページに「解答」が掲載され,見開きで1ユニットとなるシンプルな構成をとっており,非常に読みやすい(=覚えやすい)仕上がりになっている。また,解答・解説は重要語句が朱文字で印刷されており,赤色セルロイドシート(見返しに貼付)で隠しながら読み進めることが可能である。
また,右ページにはクイズの答えだけでなく,派生する単語を豊富に取り入れた解説がついている。例えば「下あご=lower jaw」を問うクイズの解説には,下顎骨(mandible),上あご(upper jaw), 上顎骨(maxilla),ほお骨(cheekbone, zygomatic bone)などの「セットで覚えてほしい単語」が散りばめられており,語彙を立体的に増やすための一助となっている。


序文

 大分医科大学(現・大分大学医学部)に着任以来,ABC, CNN, PBS, BBCなど海外のニュース番組から医療レポートを教材に,基本的な医療英単語・表現を教えてきて15年になろうとしている。授業は医学生の興味関心を引く内容にしようと心がけてきた。新聞は一般紙を複数,日経新聞,出版社系の雑誌にも目を通して書籍を買い漁り,毎日AP, Reutersの医療記事をダウンロードし,NIH, CDC, FDAなどの機関や様々な医学雑誌のメール配信を受け,私製のテキストコーパスを構築し,医療語彙の出現頻度,コロケーションなどを検証するのに役立ててきた。近年はJAMA, Johns Hopkins PodMed, Lancet, NIH, NEJM, NPRなどのポッドキャストを更新して聴くのが楽しみでならない。気になるトピックはオンラインでオリジナルが読め,ケアネットや日経メディカルなどのサービスにより日本語で確認ができる。日本のTVや新聞のニュースより早く詳しく授業でとりあげた時は少し嬉しい。
 医学英単語をリストにした単語集は色々出版されているが,教科書に指定して機械的に覚えさせてもなかなか効果が上がらない。授業で取り上げた最新の医療ニュースや関連した何らかのトピックや事例に結びつけ,キーワードの類義,対義,派生,対照などと連想させていくと,かなりの数の医学英単語を忘れずに覚えていられるが,発音を正確に頭に入れておかないと聴いても分からないし,言っても通じない。「ゴーズ」と聴いても「ガーゼ」のことだと分からないし,「キャサター」は「カテーテル(細い管)」のことだと知らなければ,angioplastyを理解したり,説明したりはできない。本書はカタカナを利用し,できるだけ英語の発音に近くなるよう表記したつもりである。発音のヴァリエーションや用語の詳細な説明は,紙面の都合上,短縮・削除したが残念でならない。
 問題や選択肢の語彙の選定においては,私製テキストコーパスの他に,平成21年版医師国家試験出題基準,Medline Plus, Frazier MS, Drzymkowski JW. Essentials of Human Diseases and Conditions. 4th ed. Saunders Elsevier 2009, Chabner D-E. The Language of Medicine. 8th ed. Saunders Elsevier 2007, Leonard P C. Building a Medical Vocabulary with Spanish Translations. 7th ed. Saunders Elsevier 2009. Brooks ML. Exploring Medical Language A Student-Directed Approach. 7th ed. Mosby Elsevier 2009, Austrin MG, Austrin HR. Learning Medical Terminology. 9th ed. Mosby 1999, Ribes R, Garcia-Gimeno J, Jones R. Primary Care English. Springer 2008, Davey P. Medicine at a Glance. 2nd ed. Blackwell Publishing Ltd. 2006などを読み比べて選出した。定義や解説は,NIHのMedline Plusや メジカルビュー社の『ステッドマン医学大辞典改訂第6版』に負うところが大きい。用語の日本語表記については,独立行政法人日本学術振興会『文部科学省学術用語集 医学編』丸善 2003,日本医学会医学用語管理委員会編『日本医学会 医学用語辞典 英和 第3版』南山堂 2007を主に参考にさせていただいた。
 構想約2年,筆の遅い私をあたたかく励ましながら作業を進めてくださったメジカルビュー社編集部の皆さま,特に高橋学さんには頭が上がらない。この場をお借りして心から感謝の意を表したい。
 将来医療分野での英語が必要な人たちのみならず,英語が苦手な人たちも,この本を使って医療関連の英語をゲーム感覚で覚えて使っていただければ幸いである。

平成21(2009)年 2月吉日
森 茂
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目次

【各部位の名称】
Chapter 1
 各部位,骨格系:Body Parts and Skeletal System
Chapter 2
 脳・神経系:Brain and Nervous System
Chapter 3
 呼吸器系:Respiratory System
Chapter 4
 循環器系:Circulatory System
Chapter 5
 消化器系:Digestive System
Chapter 6
 腎・泌尿器・生殖器系:Urinary and Reproductive System
Chapter 7
 感覚器:Sense Organs


【創傷・疾病】
Chapter 8
 骨・筋肉・関節,皮膚:Musculoskeletal System and the Skin
Chapter 9
 脳・神経系:Brain and Nervous System
Chapter 10
 呼吸器系:Respiratory System
Chapter 11
 循環器系:Circulatory System
Chapter 12
 消化器系:Digestive System
Chapter 13
 腎・泌尿器・生殖器系:Urinary and Reproductive Systems
Chapter 14
 感覚器:Sense Organs
Chapter 15
 精神疾患:Mental Disease


【検査・治療など】
Chapter 16
 検査,器具:Examination and Appliance
Chapter 17
 症候(症状)・徴候:Symptom and Sign
Chapter 18
 治療,薬:Treatment and Medicine
Chapter 19
 病院施設,略語:Facility and Abbreviation
Chapter 20
 接頭辞,接尾辞:Prefix and Suffix

■INDEX
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