アンチエイジング医学の基礎と臨床
第3版

定価 8,250円(税込) (本体7,500円+税)
- B5判 464ページ 2色(一部カラー),ダウンロードサービス付き
- 2015年9月18日刊行
- ISBN978-4-7583-0491-7
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序文
第3版 刊行によせて
専門医・指導士認定委員会委員長 齋藤英胤
日本は世界的な長寿国となったが,最期寝たきりの年数が長いことが大きな問題となっており,健康寿命の延伸を目指すことが重要であると認識されてきた。見かけ上健康と考えられても健診により異常が見つかることがあるように,健診で問題が無くても,将来の病的老化や早期老化の種が潜んでいるかもしれない。そのような種を見つけ出して是正していけば,亡くなるまで元気な生活を送れる健康寿命を謳歌できるかもしれない。また,身体にとって傷害のもととなる物・事をなるべく避けて生活することにより長く健康のままいられるかもしれない。このような概念のもと日本抗加齢医学会は活動しており,研究,診療レベル向上のために,学会員の教育を目的として専門医・指導士認定制度活動が行われている。
本書は,専門医制度発足にあわせて吉川敏一前理事長の下,日本で初めてアンチエイジング医学の教科書として2004年に発刊された。その後のアンチエイジング研究の発展はめざましく,初刊4年後にはアップデートの必要が生じ,2008年に改訂が行われた。今回さらに改訂の必要性が叫ばれ,第3版改訂となった。
第3版では,第2版同様,サイエンスに基づいた抗加齢医学という視点をもとに,基礎から臨床までの内容が幅広く網羅され,それぞれが第一線で活躍する専門家により解説されている。本書では,先ずアンチエイジング医学についての定義や理解から始まり,政策などまで拡がる各方面におけるアンチエイジング医学の重要性が述べられている。教科書という性格から,アンチエイジングの理解に必要なサイエンスに関しては,専門家がエビデンスに基づいた解説をわかりやすく執筆している。
抗加齢医学会では,アンチエイジングの実践も大切なこととして位置付けている。本書では,アンチエイジングの実践に必要な機能評価やリスク評価が解説され,これらをもとにアンチエイジングドックの実践を意識した解説が行われている。健康長寿の実践のために用いられる食事やサプリメント,ホルモン療法,さらにロコモティブ症候群が問題となっていることから,運動についても具体的な実践についての記載が含まれている。また,もう一つの重要な要素として,健康長寿のためのメンタルな問題についても多く取り上げられ,特に理事長が一貫して述べてきた「ごきげん」の原点を執筆されている。
教科書の役割としては,アンチエイジングの専門医,指導士になるための認定試験を意識した内容は重要である。毎年の試験問題の多くは本書の中から出題されており,本書を一冊読み通すことから抗加齢医学への第一歩が始まる。総合臨床医の育成が声高く言われている昨今であるが,本テキストは臓器別の専門性を超えて身体全体を診ていくことを前提に,健康を対象とする新しい医学領域としての知識を求めるべく専門医・指導士のみならず,広く現代の研修医にとっても有用な書籍と考えており,多くの若い医師に読んでいただき参考にしていただければ幸いである。
2015年8月
専門医・指導士認定委員会委員長 齋藤英胤
日本は世界的な長寿国となったが,最期寝たきりの年数が長いことが大きな問題となっており,健康寿命の延伸を目指すことが重要であると認識されてきた。見かけ上健康と考えられても健診により異常が見つかることがあるように,健診で問題が無くても,将来の病的老化や早期老化の種が潜んでいるかもしれない。そのような種を見つけ出して是正していけば,亡くなるまで元気な生活を送れる健康寿命を謳歌できるかもしれない。また,身体にとって傷害のもととなる物・事をなるべく避けて生活することにより長く健康のままいられるかもしれない。このような概念のもと日本抗加齢医学会は活動しており,研究,診療レベル向上のために,学会員の教育を目的として専門医・指導士認定制度活動が行われている。
本書は,専門医制度発足にあわせて吉川敏一前理事長の下,日本で初めてアンチエイジング医学の教科書として2004年に発刊された。その後のアンチエイジング研究の発展はめざましく,初刊4年後にはアップデートの必要が生じ,2008年に改訂が行われた。今回さらに改訂の必要性が叫ばれ,第3版改訂となった。
第3版では,第2版同様,サイエンスに基づいた抗加齢医学という視点をもとに,基礎から臨床までの内容が幅広く網羅され,それぞれが第一線で活躍する専門家により解説されている。本書では,先ずアンチエイジング医学についての定義や理解から始まり,政策などまで拡がる各方面におけるアンチエイジング医学の重要性が述べられている。教科書という性格から,アンチエイジングの理解に必要なサイエンスに関しては,専門家がエビデンスに基づいた解説をわかりやすく執筆している。
抗加齢医学会では,アンチエイジングの実践も大切なこととして位置付けている。本書では,アンチエイジングの実践に必要な機能評価やリスク評価が解説され,これらをもとにアンチエイジングドックの実践を意識した解説が行われている。健康長寿の実践のために用いられる食事やサプリメント,ホルモン療法,さらにロコモティブ症候群が問題となっていることから,運動についても具体的な実践についての記載が含まれている。また,もう一つの重要な要素として,健康長寿のためのメンタルな問題についても多く取り上げられ,特に理事長が一貫して述べてきた「ごきげん」の原点を執筆されている。
教科書の役割としては,アンチエイジングの専門医,指導士になるための認定試験を意識した内容は重要である。毎年の試験問題の多くは本書の中から出題されており,本書を一冊読み通すことから抗加齢医学への第一歩が始まる。総合臨床医の育成が声高く言われている昨今であるが,本テキストは臓器別の専門性を超えて身体全体を診ていくことを前提に,健康を対象とする新しい医学領域としての知識を求めるべく専門医・指導士のみならず,広く現代の研修医にとっても有用な書籍と考えており,多くの若い医師に読んでいただき参考にしていただければ幸いである。
2015年8月
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目次
Ⅰ アンチエイジング(抗加齢)医学の理解
1.アンチエイジング医学とは
2.エイジング(加齢)のサイエンス
3.アンチエイジング(抗加齢)医学の哲学
4.アンチエイジング(抗加齢)医学の世界的流れ
5.加齢の疫学とアンチエイジング
Ⅱ アンチエイジング(抗加齢)医学の展望
1.アンチエイジング医学の疫学研究
2.超高齢化社会におけるアンチエイジング医学の意義
3.アンチエイジング医学の政策的推進
4.健康増進とアンチエイジング医学
5.アンチエイジング診療を始めよう
6.産業医とアンチエイジング医学
7.再生医療 基礎研究から臨床へ
8.アンチエイジング(抗加齢)医学の未来
Ⅲ アンチエイジング(抗加齢)医学の基礎
A. 遺伝子とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.ゲノムの理解
2.細胞老化と老化関連疾患
3.エピジェネティクスとアンチエイジング医学
4.老化遺伝子
5.カロリー制限(カロリー制限に関する研究の歴史とその寿命延長メカニズム)
6.インスリン・IGF-1シグナルと老化・寿命制御
7.DAF-16/FOXOの寿命制御における役割
8.サーチュインと老化・老化関連疾患
9.オートファジーと老化・寿命
10.老化におけるmTOR経路
11.α-Klotho ・FGF23システムによるカルシウム,リンの制御
12.テロメア,Gテール,テロメラーゼ
13.概日リズムと老化
14.百寿者および超百寿者研究の展望
B. 細胞医学とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.細胞医学の理解-細胞老化とエイジング
2.ステムセルエイジングからみたアンチエイジング医学
3.液性因子による老化制御
4.老化と細胞死
C. 酸化ストレスとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.酸化ストレスの理解
2.ミトコンドリアとエイジング(老化)
3.抗酸化によるアンチエイジング医学
D. 免疫とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.免疫の理解
2.加齢に伴う免疫のエイジング
3.慢性炎症とエイジング(老化)
4.免疫(ワクチン)を標的としたアンチエイジング医学
E. 代謝とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.エネルギー代謝の理解-糖質,脂質,タンパク質
2.エネルギーバランスとアンチエイジング(抗加齢)医学
3.抗糖化とアンチエイジング(抗加齢)医学
4.リン代謝とアンチエイジング(抗加齢)医学
F. ホルモンとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.視床下部-下垂体ホルモン
2.甲状腺ホルモン
3.副腎ホルモン
4.肥満とアディポカイン
5.アディポネクチン
6.内分泌臓器としての血管内皮細胞
7.メラトニン
8.ストレスとホルモン
9.加齢とインスリン分泌
10.男性ホルモン
11.女性ホルモン
G. 脳とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.認知機能の加齢による変化
2.記憶の加齢変化とアンチエイジング
3.認知機能のアンチエイジング:運動
4.認知機能のアンチエイジング:栄養
5.加齢性脳神経疾患とアンチエイジング
H. 感覚知覚とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.聴覚の加齢変化とアンチエイジング
2.視覚の加齢変化とアンチエイジング
3.平衡感覚の加齢変化とアンチエイジング
I. 見た目とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.皮膚・容貌・体形,ダーマトポローシス
2.皮膚老化:しわ,しみ,くすみ
3.容貌老化:たるみ,しわ,輪郭,顔面骨格
4.ビタミンDと健康と紫外線
5.骨と見た目
Ⅳ アンチエイジング(抗加齢)医学の臨床
A. アンチエイジングドックにおける検査と評価
1.アンチエイジングドックとは
2.血管年齢の評価
3.神経年齢の評価
4.骨年齢の評価
5.ホルモン年齢の評価
6.筋年齢の評価
7.見た目年齢の評価(主に皮膚年齢)
8.口腔年齢の評価
9.聴力年齢の評価
10.肺の年齢の評価
11.眼の年齢の評価
12.酸化ストレスの検査と評価
13.心身ストレスの検査と評価
14.糖化ストレスの検査と評価
15.免疫力の定量的測定と評価
16.生活習慣:身体活動と体力の測定と評価
17.生活習慣:食生活の評価
18.生活習慣:心理面におけるwell-beingの評価
B. メタボリックシンドロームとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.メタボリックドミノ
2.心血管代謝とエイジングプロセス
3.アンチエイジングからみた動脈硬化症
4.メタボリックシンドロームと認知症
5.腸内細菌とメタボリックシンドローム
6.メタボリックシンドロームと骨加齢
7.メタボリックシンドローム・肥満とメンタルヘルス障害
C. アンチエイジング(抗加齢)医学に基づく生活習慣改善指導
a)食事・栄養とアンチエイジング
1.肥満克服を目指した食事
2.胎児・小児期の栄養指導
3.心血管疾患予防を目指した食事
4.がん予防を目指した食事
5.高血圧予防を目指した食事
6.糖尿病予防を目指した食事
7.腎透析予防と治療のための食事
8.骨量増加を目指した食事
9.認知症予防を目指した食事
10.精神疾患症状予防を目指した食事
11.魚とアンチエイジング
12.ベジタリアンは長寿か-アンチエイジング(抗加齢)医学からの検証
13.オイルとアンチエイジング
14.発酵食品とアンチエイジング
15.アンチエイジングメニューの実際
16.薬膳
b)サプリメントの機能性とアンチエイジング
1.新しい機能性表示食品の登場
2.サプリメントの機能性:感覚器
3.サプリメントの機能性:口腔・歯科
4.サプリメントの機能性:内分泌代謝
5.サプリメントの機能性:消化器・免疫
6.サプリメントの機能性:皮膚科
7.サプリメントの機能性:男性医療
8.サプリメントの機能性:女性医療
9.サプリメントの機能性:脳神経
10.サプリメントの機能性:運動器・スポーツ
11.サプリメントの機能性:循環器・血管
12.サプリメントの安全性
13.サプリメントの医薬品との相互作用
c)漢方・メディカルハーブとアンチエイジング
1.漢方とアンチエイジング
2.メディカルハーブとアンチエイジング
d)身体活動とアンチエイジング
1.アンチエイジングと身体活動・運動の疫学
2.動脈のアンチエイジングと運動の生理学・生化学
3.筋・骨格のアンチエイジングと運動の生理学・生化学
4.アンチエイジングのための運動の実技と実際0
5.厚生労働省の健康づくりのための身体活動基準2013・アクティブガイド
6.認知症予防のための運動の実際
7.運動器の機能向上のための運動の実際
8.生活習慣病予防のための運動の実際
e)嗜好とアンチエイジング
1.飲酒とアンチエイジング
2.コーヒーとアンチエイジング
3.緑茶とアンチエイジング
4.禁煙とアンチエイジング
5.香りとアンチエイジング
f)睡眠とアンチエイジング
g)ストレスマネジメント・リラクセーションとアンチエイジング
1.ストレスの理解
2.エイジングとストレス
3.メンタルヘルスとストレスマネジメント
4.リラクセーションの実際
5.幸福(ごきげん)とアンチエイジング医学-Happy People Live Longer-
D. アンチエイジング・インターベンション
a)性差医療とアンチエイジング
1.女性医療とアンチエイジング
①女性ホルモンの医学
②エストロゲンとアンチエイジング
③女性医学とは—若年の疾患が老年期にどう影響するか?
④卵の加齢へのアンチエイジング—生殖医学分野の加齢とアンチエイジング
⑤卵の加齢へのアンチエイジング—不妊治療
⑥女性ホルモン補充療法の実際
⑦女性医療と漢方療法
⑧女性医療とサプリメント
2.男性医療とアンチエイジング
①テストステロンの医学
②テストステロン補充療法
③精子・精巣のアンチエイジング
④勃起と射精のアンチエイジング
⑤メンズヘルスクリニックの実際
⑥男性医療とサプリメント
b)がんとアンチエイジング
1.がんの疫学
2.がんの分子生物学
3.がん治療とエイジング
4.消化器のがんとアンチエイジング
c)減量外科
d)美容医療
e)DHEA療法
f)キレーション治療
E. 臓器(専門領域)別アンチエイジング—その重要な疾患の診断と治療のアップデート
1.眼とアンチエイジング
2.皮膚とアンチエイジング
3.美容外科とアンチエイジング
4.毛髪とアンチエイジング
5.口腔とアンチエイジング
6.脳機能とアンチエイジング
7.聴覚とアンチエイジング
8.嗅覚とアンチエイジング
9.味覚とアンチエイジング
10.呼吸器とアンチエイジング
11.心臓とアンチエイジング
12.運動器(骨・筋・関節)とアンチエイジング
①骨粗鬆症
②変形性関節症
③変形性脊椎症と脊柱管狭窄症
④サルコペニア
⑤ロコモティブシンドローム
13.消化器系とアンチエイジング
14.腎臓とアンチエイジング-慢性腎臓病
日本抗加齢医学会専門医・指導士認定について
[セルフアセスメント問題(過去問)ダウンロードサービス付き]
1.アンチエイジング医学とは
2.エイジング(加齢)のサイエンス
3.アンチエイジング(抗加齢)医学の哲学
4.アンチエイジング(抗加齢)医学の世界的流れ
5.加齢の疫学とアンチエイジング
Ⅱ アンチエイジング(抗加齢)医学の展望
1.アンチエイジング医学の疫学研究
2.超高齢化社会におけるアンチエイジング医学の意義
3.アンチエイジング医学の政策的推進
4.健康増進とアンチエイジング医学
5.アンチエイジング診療を始めよう
6.産業医とアンチエイジング医学
7.再生医療 基礎研究から臨床へ
8.アンチエイジング(抗加齢)医学の未来
Ⅲ アンチエイジング(抗加齢)医学の基礎
A. 遺伝子とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.ゲノムの理解
2.細胞老化と老化関連疾患
3.エピジェネティクスとアンチエイジング医学
4.老化遺伝子
5.カロリー制限(カロリー制限に関する研究の歴史とその寿命延長メカニズム)
6.インスリン・IGF-1シグナルと老化・寿命制御
7.DAF-16/FOXOの寿命制御における役割
8.サーチュインと老化・老化関連疾患
9.オートファジーと老化・寿命
10.老化におけるmTOR経路
11.α-Klotho ・FGF23システムによるカルシウム,リンの制御
12.テロメア,Gテール,テロメラーゼ
13.概日リズムと老化
14.百寿者および超百寿者研究の展望
B. 細胞医学とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.細胞医学の理解-細胞老化とエイジング
2.ステムセルエイジングからみたアンチエイジング医学
3.液性因子による老化制御
4.老化と細胞死
C. 酸化ストレスとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.酸化ストレスの理解
2.ミトコンドリアとエイジング(老化)
3.抗酸化によるアンチエイジング医学
D. 免疫とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.免疫の理解
2.加齢に伴う免疫のエイジング
3.慢性炎症とエイジング(老化)
4.免疫(ワクチン)を標的としたアンチエイジング医学
E. 代謝とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.エネルギー代謝の理解-糖質,脂質,タンパク質
2.エネルギーバランスとアンチエイジング(抗加齢)医学
3.抗糖化とアンチエイジング(抗加齢)医学
4.リン代謝とアンチエイジング(抗加齢)医学
F. ホルモンとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.視床下部-下垂体ホルモン
2.甲状腺ホルモン
3.副腎ホルモン
4.肥満とアディポカイン
5.アディポネクチン
6.内分泌臓器としての血管内皮細胞
7.メラトニン
8.ストレスとホルモン
9.加齢とインスリン分泌
10.男性ホルモン
11.女性ホルモン
G. 脳とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.認知機能の加齢による変化
2.記憶の加齢変化とアンチエイジング
3.認知機能のアンチエイジング:運動
4.認知機能のアンチエイジング:栄養
5.加齢性脳神経疾患とアンチエイジング
H. 感覚知覚とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.聴覚の加齢変化とアンチエイジング
2.視覚の加齢変化とアンチエイジング
3.平衡感覚の加齢変化とアンチエイジング
I. 見た目とアンチエイジング(抗加齢)医学
1.皮膚・容貌・体形,ダーマトポローシス
2.皮膚老化:しわ,しみ,くすみ
3.容貌老化:たるみ,しわ,輪郭,顔面骨格
4.ビタミンDと健康と紫外線
5.骨と見た目
Ⅳ アンチエイジング(抗加齢)医学の臨床
A. アンチエイジングドックにおける検査と評価
1.アンチエイジングドックとは
2.血管年齢の評価
3.神経年齢の評価
4.骨年齢の評価
5.ホルモン年齢の評価
6.筋年齢の評価
7.見た目年齢の評価(主に皮膚年齢)
8.口腔年齢の評価
9.聴力年齢の評価
10.肺の年齢の評価
11.眼の年齢の評価
12.酸化ストレスの検査と評価
13.心身ストレスの検査と評価
14.糖化ストレスの検査と評価
15.免疫力の定量的測定と評価
16.生活習慣:身体活動と体力の測定と評価
17.生活習慣:食生活の評価
18.生活習慣:心理面におけるwell-beingの評価
B. メタボリックシンドロームとアンチエイジング(抗加齢)医学
1.メタボリックドミノ
2.心血管代謝とエイジングプロセス
3.アンチエイジングからみた動脈硬化症
4.メタボリックシンドロームと認知症
5.腸内細菌とメタボリックシンドローム
6.メタボリックシンドロームと骨加齢
7.メタボリックシンドローム・肥満とメンタルヘルス障害
C. アンチエイジング(抗加齢)医学に基づく生活習慣改善指導
a)食事・栄養とアンチエイジング
1.肥満克服を目指した食事
2.胎児・小児期の栄養指導
3.心血管疾患予防を目指した食事
4.がん予防を目指した食事
5.高血圧予防を目指した食事
6.糖尿病予防を目指した食事
7.腎透析予防と治療のための食事
8.骨量増加を目指した食事
9.認知症予防を目指した食事
10.精神疾患症状予防を目指した食事
11.魚とアンチエイジング
12.ベジタリアンは長寿か-アンチエイジング(抗加齢)医学からの検証
13.オイルとアンチエイジング
14.発酵食品とアンチエイジング
15.アンチエイジングメニューの実際
16.薬膳
b)サプリメントの機能性とアンチエイジング
1.新しい機能性表示食品の登場
2.サプリメントの機能性:感覚器
3.サプリメントの機能性:口腔・歯科
4.サプリメントの機能性:内分泌代謝
5.サプリメントの機能性:消化器・免疫
6.サプリメントの機能性:皮膚科
7.サプリメントの機能性:男性医療
8.サプリメントの機能性:女性医療
9.サプリメントの機能性:脳神経
10.サプリメントの機能性:運動器・スポーツ
11.サプリメントの機能性:循環器・血管
12.サプリメントの安全性
13.サプリメントの医薬品との相互作用
c)漢方・メディカルハーブとアンチエイジング
1.漢方とアンチエイジング
2.メディカルハーブとアンチエイジング
d)身体活動とアンチエイジング
1.アンチエイジングと身体活動・運動の疫学
2.動脈のアンチエイジングと運動の生理学・生化学
3.筋・骨格のアンチエイジングと運動の生理学・生化学
4.アンチエイジングのための運動の実技と実際0
5.厚生労働省の健康づくりのための身体活動基準2013・アクティブガイド
6.認知症予防のための運動の実際
7.運動器の機能向上のための運動の実際
8.生活習慣病予防のための運動の実際
e)嗜好とアンチエイジング
1.飲酒とアンチエイジング
2.コーヒーとアンチエイジング
3.緑茶とアンチエイジング
4.禁煙とアンチエイジング
5.香りとアンチエイジング
f)睡眠とアンチエイジング
g)ストレスマネジメント・リラクセーションとアンチエイジング
1.ストレスの理解
2.エイジングとストレス
3.メンタルヘルスとストレスマネジメント
4.リラクセーションの実際
5.幸福(ごきげん)とアンチエイジング医学-Happy People Live Longer-
D. アンチエイジング・インターベンション
a)性差医療とアンチエイジング
1.女性医療とアンチエイジング
①女性ホルモンの医学
②エストロゲンとアンチエイジング
③女性医学とは—若年の疾患が老年期にどう影響するか?
④卵の加齢へのアンチエイジング—生殖医学分野の加齢とアンチエイジング
⑤卵の加齢へのアンチエイジング—不妊治療
⑥女性ホルモン補充療法の実際
⑦女性医療と漢方療法
⑧女性医療とサプリメント
2.男性医療とアンチエイジング
①テストステロンの医学
②テストステロン補充療法
③精子・精巣のアンチエイジング
④勃起と射精のアンチエイジング
⑤メンズヘルスクリニックの実際
⑥男性医療とサプリメント
b)がんとアンチエイジング
1.がんの疫学
2.がんの分子生物学
3.がん治療とエイジング
4.消化器のがんとアンチエイジング
c)減量外科
d)美容医療
e)DHEA療法
f)キレーション治療
E. 臓器(専門領域)別アンチエイジング—その重要な疾患の診断と治療のアップデート
1.眼とアンチエイジング
2.皮膚とアンチエイジング
3.美容外科とアンチエイジング
4.毛髪とアンチエイジング
5.口腔とアンチエイジング
6.脳機能とアンチエイジング
7.聴覚とアンチエイジング
8.嗅覚とアンチエイジング
9.味覚とアンチエイジング
10.呼吸器とアンチエイジング
11.心臓とアンチエイジング
12.運動器(骨・筋・関節)とアンチエイジング
①骨粗鬆症
②変形性関節症
③変形性脊椎症と脊柱管狭窄症
④サルコペニア
⑤ロコモティブシンドローム
13.消化器系とアンチエイジング
14.腎臓とアンチエイジング-慢性腎臓病
日本抗加齢医学会専門医・指導士認定について
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アンチエイジング医学テキストの定番。日本抗加齢医学会公認テキスト7年ぶりの全面改訂
日本抗加齢医学会専門医・指導士認定試験のための研修用テキストである「アンチエイジング医学の基礎と臨床」の第3版。前版から7年ぶりの全面改訂により,最新の知見に基づくアンチエイジング医学のすべてを網羅した内容となっている。
日本抗加齢医学会認定の専門医・指導士を目指す医師・医療従事者のためのテキストとして,また超高齢化を迎えた社会のニーズに応える臨床医のための実用書としても必携の一冊。セルフアセスメント問題としての日本抗加齢医学会認定の専門医・指導士認定試験の過去問ダウンロードサービス付!