OS NOW Instruction No.1

小児の骨折・外傷

手技のコツ&トラブルシューティング

小児の骨折・外傷

■担当編集委員 岩本 幸英

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
  • i_dvd.jpg
  • A4判  244ページ  イラスト250点,写真50点,DVD-Video付き
  • 2007年4月27日刊行
  • ISBN978-4-7583-1000-0

カラーイラストとDVDで小児の骨折・外傷をしっかりマスター!

小児整形外科領域における主な骨折・外傷について,牽引,徒手整復をはじめとする保存療法から経皮的ピンニング・観血的整復,手術療法までをとりあげ,それぞれの手技,治療法を中心に解説している。小児の場合保存療法を選択することが多いが,その手技の詳細,また,保存療法では対応できない場合の手術療法をダイナミックに,かつ詳細に図説し,さらに一部の項目においては動画(X線透視像,整復手技)を収録し,より分かりやすく理解していただける内容となっている。

■シリーズ編集委員
岩本幸英/安田和則/馬場久敏/金谷文則


序文

 大好評を博した「OS NOW」,「新OS NOW」に引き続き,企画を一新してスタートを切った新シリーズ「OS NOW Instruction」では,最初のテーマとして整形外科の基本である外傷を取り上げることにしました。まず本号で小児の骨折・脱臼,その後,順に上肢の骨折・脱臼,下肢の骨折・脱臼,脊椎・骨盤の外傷を取り上げていく予定です。
 私は整形外科医になったばかりのフレッシュマンに対し,多彩な整形外科の分野の中で最初に外傷に関する知識と経験を身につけるように勧めています。骨折をはじめとする外傷の救急患者を目の前にしたとき,整形外科医であれば必ず待ったなしの適切な対応が求められるからです。関連病院のローテーションにおいても,できるだけ早いうちに外傷の症例が多い病院で研修を行い,実力を身につけるべきだと思います。
 骨折や脱臼は全身に発生するので,各部位の診断と治療のために多彩な知識と経験が要求されます。一方で,小児の骨折・脱臼においては,病態やとるべき治療方針に特殊性があるので注意を要します。また小児期の治療を誤れば,変形や機能障害が残り,患者の一生を通じた身体,精神発達に悪影響を及ぼしかねません。したがって,小児の骨折・脱臼の治療に対しては,初期治療で最善の治療を提供し,合併症を未然に防いですみやかに学業やスポーツの場に復帰させることが重要なのです。
 本号では,小児外傷治療の第一線で活躍しておられる先生方にお願いし,治療のポイントを多くのイラストを用いてわかりやすく解説していただきました。本来,OS NOWシリーズは手術に重きを置いた記載をしていただいていますが,小児の脱臼・骨折では保存療法がきわめて重要なので,本号では保存療法について詳しく記載していただきました。いずれの項目も執筆者の豊富な経験に基づいた実際的な記載になっており,読者の皆様の日常診療の現場で大いに役立てていただけると確信しております。

2007年3月
岩本幸英
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目次

上肢
 分娩骨折  薩摩眞一
 上腕骨骨幹部骨折  上新淑文
 上腕骨顆上骨折に対する徒手整復・経皮的ピンニング法  日下部虎夫
 上腕骨外顆骨折  金 郁吉
 上腕骨外顆骨折合併症の手術療法  金 郁吉
 橈骨頭頚部骨折  堀木 充,ほか  
 肘頭骨折  川端秀彦
 前腕骨可塑性変形  金谷文則
 肘関節脱臼  和田晃房,ほか
 肘内障  横井広道
 前腕骨骨幹部骨折  服部匡次
 (橈骨)骨端線損傷  中島英親
 骨端線損傷を中心とした手指骨折に対する整復と固定法  長尾聡哉,ほか
 骨折整復の手技  上新淑文
 Monteggia骨折の手術手技  和田晃房
 上腕骨外顆骨折の手術手技  和田晃房

下肢
 骨盤部の裂離骨折  白濱正博
 大腿骨頚部骨折に対する整復と内固定法  松田秀一,ほか
 大腿骨骨幹部骨折に対する創外固定法  佐藤栄一,ほか
 大腿骨骨幹部骨折に対する懸垂,牽引療法と髄内釘法  前 隆男
 大腿骨遠位端骨折  高村和幸
 脛骨骨幹部骨折  瀬戸洋一

注意すべき小児外傷
 指尖損傷  芳田辰也,ほか
 被虐待児症候群  見目智紀,ほか
 病的骨折  中島康晴,ほか
 下腿骨開放骨折の処置  小谷明弘
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