PT臨床実習ルートマップ

PT臨床実習ルートマップ

■編集 柳澤 健

定価 4,950円(税込) (本体4,500円+税)
  • A5判  340ページ  2色(一部カラー),写真90点,イラスト70点
  • 2011年6月30日刊行
  • ISBN978-4-7583-1132-8

理学療法士・臨床実習に臨む学生さん必携の一冊!

理学療法士養成校学生に向けた臨床実習の解説書である。本書は,「第1章 臨床実習・基礎知識編」と「第2章 臨床実習・実技編」の2章からなる。第1章では,学生が実習に臨むにあたり,知っておくべき実習中のマナー・接遇などを掲載。第2章では,患者の治療について障害領域ごとに解説している。特に治療については,指示箋を受けてから情報収集,評価,治療,症例報告までをそれぞれ示しており,学生が治療全体の流れを把握できるようにしている。


序文

 昭和40年に「理学療法士及び作業療法士法」が施行されてから今年で46年を迎えます。この間に理学療法士免許取得者は70,000名を超し,平成23年4月現在での理学療法士養成校は247校(現在募集校238校・定員:13,175名)を数えるようになりました。
 このような状況の下で多数の理学療法学科・専攻の学生が勉学に勤しんでいます。学校内での授業(講義・演習・実習)が無難に学修できても,病院・施設での臨床実習には難儀しているのが大方のようです。これは校内と病院との環境ギャップに負うところが大きいと思われます。本書はこのギャップを少しでも埋め,のびのびと楽しい臨床実習が過ごせるような工夫が施されています。
 本書は「臨床実習基礎知識編」と「臨床実習実技編」の2章から構成されています。
 第1章の「基礎知識編」では,臨床実習に必要なマナーや常識・接遇・安全管理・感染症対策・守秘義務・対人関係技術などについて執筆されています。
 第2章では,骨関節障害・中枢神経障害・運動発達障害・呼吸器障害・循環器障害・代謝障害・嚥下障害などを網羅し,医師から指示箋を受けた時点をスタートとして,「医師からの指示箋」「問診」「理学療法評価」「理学療法プログラムの立案」「理学療法」「再評価および考察」を基本とした一連の流れをステップごとに分けて解説しています。また,各項目の1頁目には『臨床実習のルートマップ』というチャート図を設けて,全体の流れを学生が把握できるようにしてあります。最後に症例として「Case Study」を掲載しました。
 付録として「臨床評価指標ガイド」を掲載し読者の要望にお応えしました。また,囲み記事として「スーパーバイザーの目」や「ヒント」を掲載し,前者では学生が間違いやすい点・注意すべき点,学生に心がけてほしい点などをスーパーバイザーの視点から整理し,後者では臨床に役立つ“豆知識”的な内容を挿入しました。
 本書を一人でも多くの学生や実習指導者に使用して頂ければ幸甚であります。本書に不備な点があれば,忌憚ないご意見・ご批判を頂ければと願っています。
 本企画から刊行まで,温かなご指導・ご支援をいただいたメジカルビュー社の小松朋寛氏に深謝します。

2011年5月
首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科
柳澤 健
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目次

I 臨床実習基礎知識編
     ■臨床実習の基本的な流れ  岩崎健次
  臨床実習で必要なマナー・常識
     ■実習前の準備  中山恭秀
     ■実習先での挨拶  中山恭秀
     ■接遇の基本5要素とよい印象を与える4つのポイント  中山恭秀
  臨床実習前に押さえておきたい基礎知識
     ■安全管理  大森 圭
     ■事故・過誤  大森 圭
     ■感染症対策  大森 圭
     ■インフォームド・コンセント  高橋謙一
     ■守秘義務  高橋謙一
     ■情報管理(カルテ管理・個人情報保護など)  高橋謙一
     ■個人情報保護  高橋謙一
     ■記録・報告  岩崎健次
     ■対人関係技術  岩崎健次
     ■画像などの医学情報の理解  岩崎健次

II 臨床実習実技編
  骨関節障害領域
     ■変形性膝関節症  美崎定也
     ■変形性股関節症  相馬光一
     ■関節リウマチ  諸角一記
     ■大腿骨頸部骨折  山本真秀
     ■スポーツ外傷・障害  鈴木貞興
     ■腰痛症  来間弘展
     ■切断  杉山真理
     ■前十字靱帯損傷  佐藤睦美
     ■半月板損傷  小山貴之
     ■肩関節周囲炎  村木孝行
     ■胸郭出口症候群  尾崎尚代
     ■複合性局所疼痛症候群(CRPS)  白井 誠
  中枢神経障害領域
     ■脳卒中─急性期  石黒幸治
     ■脳卒中─回復期  小笠原尚和
     ■脳卒中─維持期  小笠原尚和
     ■パーキンソン病  青木賢宏
     ■頭部外傷  藤縄光留
     ■脊髄損傷  信太奈美
     ■脊髄小脳変性症  三森由香子
  神経内科領域
     ■多発性筋炎・重症筋無力症  田口孝行
     ■ニューロパチー(ギラン・バレー症候群を含む)  石倉 隆
     ■末梢神経損傷(腕神経叢損傷,絞扼性神経損傷を含む)  青木一治
  運動発達障害領域
     ■脳性まひ  金子断行
     ■二分脊椎  板垣史則
  呼吸器障害領域
     ■慢性閉塞性肺疾患  八木麻衣子
  循環器障害領域
     ■虚血性心疾患(心筋梗塞,狭心症)  高橋哲也
     ■閉塞性動脈硬化症  山端志保
  代謝障害領域
     ■糖尿病  古川順光
  その他の疾患・障害
     ■摂食・嚥下障害  森嶋直人
     ■排尿障害  田舎中真由美
     ■熱傷  木村雅彦

付録 臨床評価指標ガイド  中山恭秀
索引  
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