OGS NOW 19

腹腔鏡・子宮鏡手術[基本編]

上達をめざす基本手技の完全マスター

腹腔鏡・子宮鏡手術[基本編]

■担当編集委員 櫻木 範明

定価 13,200円(税込) (本体12,000円+税)
  • A4判  204ページ  オールカラー,イラスト100点,写真150点
  • 2014年8月1日刊行
  • ISBN978-4-7583-1232-5

腹腔鏡・子宮鏡における練習法,アプローチ法,器具,基本手技をエキスパートが詳細に解説

No.19では「腹腔鏡・子宮鏡手術」の基本を取り上げている。
産婦人科における腹腔鏡手術も多くの施設で行われており,その手技の習得はもはや産婦人科医として欠かせないものになっている。しかし,腹腔鏡手術の手技の難易度は変わることがなく,手術手技を少しでも向上させたいと考える産婦人科医は少なくない。
本書はオールカラーで,腹腔鏡の具体的な練習法からアプローチ法,器具,基本手技などについて一つ一つの項目を丁寧に解説されており,基本から習得したい若い医師達に大いに有用な1冊となっている。

■シリーズ編集委員
平松祐司/小西郁生/櫻木範明/竹田 省


序文

 内視鏡手術の進歩と拡がりはめざましく,産婦人科診療においては必須の手技となったと言える。さらに2013年に発刊された日本産科婦人科内視鏡学会編の『産婦人科内視鏡手術ガイドライン2013年版』の中に悪性腫瘍編が取り入れられたことが示しているように,良性腫瘍のみならず悪性腫瘍への応用も現実のものとなっている。
 内視鏡手術のメリットは最小の腹壁創による手術であり,患者の負担が小さく入院期間も短縮されることであり,良好な拡大視野で微小な血管を認識し,止血しながら手術を進められるので出血量が少ないことである。一方で,内視鏡手術のデメリットは,腹腔内を広く見渡すためにはカメラ位置を動かさなければならず,狭い視野範囲での手術操作となるため,視野からはずれた臓器損傷に気づかずに手術を進めてしまうことが起こりうることや,腸管や血管の損傷に対する処置が開腹手術と比較して難しいことなどが挙げられる。このデメリットを回避し,メリットを最大限に生かすためには,安全なトロカー刺入法と合理的なトロカー配置法,内視鏡用鉗子の効率的な操作法,エナジーデバイスの安全で効果的な使用法,術者と協調したスコープの操作法などの基本的な手技をしっかりとマスターする必要がある。
 このOGS NOW No.19では,内視鏡手術の熟達者が内視鏡手術の基本について徹底的に解説してくれている。大変充実した,内容の濃い内視鏡手術の基本手術書となっており,次号となるNo.20の応用編と併せることで効率的にハイレベルな内視鏡手術をマスターすることに大きな力となる。執筆者各位のご尽力に感謝申し上げる。

2014年7月
櫻木範明
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目次

トレーナーおよびトレーニーの心得  菊地 盤
手術教育システム,トレーニング法
 ドライラボ:具体的練習法  山本泰弘ほか
 アニマルラボ  伊熊健一郎ほか
 シミュレーター:具体的練習法  竹田 純ほか
患者管理  平池 修ほか
腹腔鏡の基礎
 アプローチ法  井坂惠一ほか
 トロカー配置(ダイヤモンド法,パラレル法)  北出真理ほか
 視野展開  出浦伊万里ほか
各種器具の特性と使用法
 安全に腹腔鏡手術を進めるために  安藤正明ほか
縫合,結紮法  金尾祐之ほか
機器の紹介  森田峰人
基本術式
 異所性妊娠(切除術,切開術)  梁 善光
 腹腔鏡下卵巣嚢腫核出術  松本 貴
 腹腔鏡下付属器切除(摘出)術  百枝幹雄
 腹腔鏡下子宮筋腫核出術  塩田 充ほか
 腹腔鏡下単純子宮全摘術  工藤正尊ほか
子宮鏡
 検査用子宮鏡機器 軟性鏡  齊藤寿一郎ほか
 検査用子宮鏡機器 硬性鏡  髙島明子ほか
 手術用子宮鏡機器 切除・切開・止血機器の使用法  沖 利通
 手術の実際 子宮筋腫,子宮内膜ポリープ  林 保良ほか
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