もっと理解しよう! 知識整理のための

ペースメーカ・ICD・CRT/CRT-D・ILRブック

新版

ペースメーカ・ICD・CRT/CRT-D・ILRブック

■編集 奥村 謙

定価 5,280円(税込) (本体4,800円+税)
  • A5判  314ページ  2色(一部カラー)
  • 2013年6月3日刊行
  • ISBN978-4-7583-1407-7

在庫僅少です。


ペースメーカ,ICD等専門用語の整理と確認のための必携の一冊

本書は2008年に刊行された「知識の整理と確認のためのペースメーカ・ICD・CRT/CRT-Dブック」の新版である。初版刊行後に発表された「植込み社会復帰・就労・就学等に関するガイドライン」「心臓突然死の予知と予防法のガイドライン」「不整脈の非薬物治療ガイドライン」の内容を盛り込み,従来の掲載用語の見直しを行い,必要な用語については図を旧版に増して掲載した。また,機器の安全対策,複雑化に伴う不具合の特定と患者対応,メーカー担当者へのよくある質問事項等についても掲載した。


序文

 最近の循環器診療において,植込み型デバイスは欠かすことができない重要な治療手段となっている。徐脈性不整脈治療法としてのペースメーカ,心臓突然死の一次および二次予防法としての植込み型除細動器(ICD),心室内伝導障害を伴う重症心不全治療法としての心臓再同期療法(CRT/ CRT-D),そして不整脈診断を目的とした植込み型心電計(ILR)の有用性は既に確立され,実際にペースメーカは更新例を含め年間約6万例に,ICDおよびCRT/CRT-Dは年間約1万例に植込まれている。一方,医用工学,テクノロジーの発展には目覚ましいものがあり,ペースメーカに関するだけでもペーシング機能,センシング機能,レート応答機能,モードスイッチ,不整脈診断機能,そして最近のMRI対応機種など,ハード,ソフトともにますます高機能化している。ICD,CRT/CRT-Dに関しても,頻拍検知診断機能,除細動機能,抗頻拍ペーシング機能,心不全診断機能,遠隔モニタリング機能など,診断・治療の両面で多くの機能が追加,改良されている。これらは治療を受ける患者には大きな利益となるが,治療を実施する循環器専門医,不整脈専門医にとっては,各機能に精通するとともに常にアップデートしなければならず,相当の負担ともなるだろう。新しい機能に加え,各デバイスに関するterminology(用語,術語)も,略号も含め,その数は増加する一方であり,知識を整理しておくには大きな意義が認められる。
 以上を背景とし,2008年3月に刊行した「ペースメーカ・ICD・CRTブック」のアップデート版とも言える「ペースメーカ・ICD・CRT/CRT-D・ILRブック」を刊行することとなった。本書には,2013年の時点で用いられている各デバイス治療に必要なterminologyを収載するとともに,デバイス機器,名称についても解説を加えた。また各デバイスの有用性に関する大規模臨床試験の概要,起こり得る不具合への対策も追加した。さらによくある質問を想定し,Q&A形式で説明した。各著者には,可能な限り平易な表現で解説し,必要であれば図を用いて説明するように依頼した。デバイス植込み前,植込み術中・術後,そして定期的フォローにおける「参考書」,「知識の整理書」として活用できるよう配慮した。本書がデバイス治療にあたられる,すべての医療関係者のお役に立てば幸いである。

平成25年4月
弘前大学大学院医学研究科循環呼吸腎臓内科学教授
奥村 謙
(著者を代表して)
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目次

●略語一覧
●用語INDEX
●機種一覧
 ペースメーカ
 ICD
 CRT/CRT-D
 ILR
I−用語解説:欧文
     :和文
II−デバイス機器解説
  各デバイス機器名称解説  松本万夫,池田礼史
  植込みデバイス機能解説  小林義典
III−各論
  ガイドラインよりみたデバイス治療の適応とその活用法  奥村 謙
  大規模臨床試験解説
   ・ペースメーカ治療におけるぺーシングモード選択に関する臨床試験  石川利之
   ・植込み型除細動器(ICD)に関する臨床試験  小竹康仁,栗田隆志
   ・CRTおよびCRT-Dに関する臨床試験  清水昭彦
  メーカー担当者へのよくある質問  戸叶隆司,中里祐二
  不具合の特定と安全対策  河野律子,荻ノ沢泰司,安部治彦
  植込み型心電計(implantable loop recorder : ILR)  榎本善成,杉 薫
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