関節機能解剖学に基づく

整形外科運動療法ナビゲーション 上肢・体幹

改訂第2版

整形外科運動療法ナビゲーション 上肢・体幹

■編集 整形外科リハビリテーション学会

■編集委員 林 典雄
浅野 昭裕

定価 7,480円(税込) (本体6,800円+税)
  • B5判  416ページ  オールカラー,イラスト603点,写真928点
  • 2014年3月14日刊行
  • ISBN978-4-7583-1478-7

よりよい結果へ導くための,臨床に活きる最新の知識と技術をオールカラーで満載!

症例を通して整形外科運動療法の知識と技術を学び,よりよい結果へ導く道しるべ『ナビゲーション』。臨床に役立つ内容を凝縮・満載して高い評価を得た初版の形式を踏襲しつつ,超音波解剖,新しい術式など最新の知見を反映し全面刷新,更なる充実化を遂げたオールカラー改訂第2版。『上肢・体幹』には,「肩関節」「肘関節」「手関節・手」「体幹」を収載。
整形外科疾患に対する運動療法は,観血的治療であればその手術が決して一つではなく,各手術に応じて適切に展開される必要がある。保存療法であっても,急性外傷,変性疾患,スポーツ障害等,時期に応じた病態考察と,病態に見合った運動療法の選択が良好な結果を生む。また同じ診断名であっても,症例ごとにバリエーションが非常に多く存在し,その対応には多くの知識とともに,症例を通して考察し治療した豊富な経験が必要である。「症例から学ぶ」ことは臨床家の最も基本的なスタイルであり,症例を通して何を学ぶかが,臨床家としての成長に必要なのである。
本書では,治療に必要な整形外科的知識,治療,機能解剖学の応用,具体的な運動療法の技術と留意点について,症例解説を通して学ぶことができる。


序文

 私たち整形外科リハビリテーション学会は,前身の整形外科リハビリテーション研究会を発展させ,2007年1月に学会としての第一歩を踏み出しました。そして学会としての最初の大きな仕事が,『関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション』の編集でした。私たちの揺るぎないコンセプトである,「1症例を丁寧に診る」を情報発信する書籍として,2008年4月に発刊されて以降,多くの整形外科医,理学療法士の先生方から実践的な書籍としての評価をいただきました。理学療法士を対象としたさまざまな研修会等にお邪魔させていただく折には,『関節機能解剖に基づく整形外科運動療法ナビゲーション』上肢編,下肢編の2冊と『運動療法のための機能解剖学的触診技術』上肢編,下肢編の2冊とが,受講生の机の上に置いてあることが多く,学会として取り組んできた仕事に多少のプライドを感じることができました。
 本書の初版が発刊されてすでに6年が経過しました。この間に手術の工夫,手術材料の変化,新しい疾患概念の登場など,整形外科の分野は確実に進歩しており,本書の一部には修正が必要な内容,追加しなければならない内容が目立つようになってきました。運動療法の分野では,超音波画像診断装置における画像解像度が急速に向上し,私たちが想像で行っていた技術を,画像として捉えることができるようになってきました。私たちの学術集会ではエコー像が当たり前のように提示され,より客観性をもった運動療法の展開が「学問」として望まれるようになりました。併せて,今回の編集に携わって頂いた浅野昭裕氏が執筆された『運動療法に役立つ単純X線像の読み方』はセラピストがX線像をどう読み,運動療法へと繋げるのかについて,明快に答えを出してくれています。それらによって症例報告のスタイルも,エコー像,X線像の解釈を含めた,新しく,かつレベルの高いものへと変化してきた6年であったように思います。このような変化が次々と出てきた以上,本書も内容を大きく一新し,今の時代の運動療法ナビゲーションとして,再び世の中に問う必要性が高まってきました。
 本書では,最近の6年間の学術発表を中心に,再度内容を吟味し執筆項目を抽出しました。スタイルは初版と同様に,最初の2ページに症例を診るうえで押さえておくべき整形外科的知識ならびに機能解剖学的知識を提示し,続く2ページには実際の症例経過と具体的な運動療法技術とを解説しました。執筆者は本学会が誇る熱いハートをもった若手セラピストから,すでに全国を飛び回り講演をこなしているスーパーセラピストに至るまで,多彩なバリエーションのなかに,一本筋の通った方々をラインアップしています。この改訂より紙面がオールカラー化されたことで,読者の内容理解はより高まり,加えて実際の運動療法技術の細かな「妙」もお伝えできるようになったと思います。また,ページ数も初版より大幅に増え,現在の整形外科運動療法を実践するうえで遭遇すると思われる,ほとんどの外傷,疾患を網羅できたと考えています。臨床では,まず疾患名から該当ページを開き,必要な内容を押さえたうえで患者さんに臨んでください。加えて関連文献の収集を反復しながら真摯に臨床に向き合っていただきたく思います。
 本書に記載されている運動療法技術は,確実な機能解剖学的知識と合わせて,運動器に関する正確な触診技術が備わっていることを前提とし解説されています。経験の浅いセラピストには,正確に各組織を触りきる技術と正確に操作する基本技術とを,何度も練習していただくことを切望します。そのうえで,改めて本書を熟読すると,以前には感じられなかったエッセンスが溢れんばかりに感じられることと思います。臨床には,そのようなセラピストだからこそ,はじめて「見えてくる現象」,「感じる所見」,「新しいひらめき」があり,そのようなセラピストこそが整形外科運動療法のscienceを進め,新しいskillを生み出すのだと思います。そして,本当の努力を継続したセラピストのなかから,次回の改訂の折には,今度は執筆者として加わっていただけるような個性的な方々が数多く出てくることを心よりお待ちしています。それは何より,患者さんの笑顔につながるものですから……!
 最後に,本書の改訂にあたりご尽力いただきました,メジカルビュー社編集部の間宮卓治氏,常日頃より貴重なご意見・ご指導をいただいている学会顧問の整形外科医の先生方に深謝いたします。そして何より,本書の主役は貴重な原稿を執筆いただいた整形外科リハビリテーション学会会員の方々です。毎日の臨床に真摯に取り組み,scienceとskillの融合に努力し続けてくれていることに感謝いたします。これからも,整形外科運動療法を常に一歩先に進める集団として,互いに切磋琢磨していきましょう。

2014年2月
編集 整形外科リハビリテーション学会
編集委員 中部学院大学リハビリテーション学部教授 林 典雄
     碧南市民病院リハビリテーション室室長  浅野昭裕
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目次

■肩関節
1 肩甲骨骨折に対する運動療法
  肩甲骨骨折における整形外科学的知識
  肩甲骨運動における機能解剖学
  Case Study 受傷後早期に処方された左肩甲骨骨折(体部骨折)の1例
2 上腕骨近位端粉砕骨折に対する人工骨頭置換術後の運動療法
  上腕骨人工骨頭置換術
  Case Study 上腕骨近位端粉砕骨折に対し人工骨頭置換術を施行された1例
3 鎖骨バンド固定が行われた鎖骨骨折に対する運動療法
  鎖骨骨折の整形外科的知識
  胸鎖関節の運動学
  Case Study 鎖骨骨折に対して鎖骨バンド固定が行われた1例
4 上腕骨骨幹部骨折に対する運動療法
  上腕骨骨幹部骨折
  治療方法
  Case Study 骨癒合が遷延した上腕骨骨幹部骨折に対する運動療法の1例
5 胸郭出口症候群牽引型に対する運動療法
  胸郭出口症候群(TOS)の病態および病態判別検査
  TOS牽引型に認める肩甲骨のmalpositionおよびその評価
  Case Study 投球動作によって腕神経叢の牽引症状を呈した1例
6 難治性拘縮肩に対する鏡視下肩関節包全周切離術後の運動療法
  鏡視下肩関節包全周切離術
  肩関節包靱帯の肢位別緊張変化
  Case Study 鏡視下肩関節包全周切離術が施行された難治性拘縮肩の1例
7 夜間痛を合併した重度拘縮肩に対する運動療法
  夜間痛の病態について
  肩甲上腕関節上方支持組織の癒着について
  Case Study 夜間痛が10カ月にもわたり継続していた肩関節周囲炎の1例
8 上腕骨外科頸骨折に対する運動療法
  上腕骨近位端骨折におけるNeer分類
  stooping exの解釈と具体的方法
  Case Study 上腕骨外科頸骨折に対し運動療法を行った1例
9 大結節骨折を合併する上腕骨近位部前方脱臼骨折3-partに対する運動療法
  上腕骨近位部骨折に行われることの多い骨接合術法
  肩関節運動時の大結節の軌跡と臼蓋と骨頭の接触軌跡
  Case Study 大結節骨折を合併する上腕骨近位部3-part前方脱臼骨折に対する運動療法
10 鏡視下腱板修復術後の運動療法
  腱板断裂とは
  腱板の機能解剖
  Case Study 家庭菜園復帰を希望し鏡視下腱板修復術を施行した1例
11 腱板断裂保存症例に対する運動療法
  腱板損傷の理学所見
  インナーマッスル,アウターマッスル,肩甲骨固定筋の協調
  Case Study 肩甲胸郭関節機能に着目した腱板損傷の1例
12 quadrilateral space syndrome症状を呈した投球障害肩に対する運動療法
  投球に伴う肩後方部痛の鑑別手順
  quadrilateral spaceの機能解剖学的特徴
  Case Study QLSSに広背筋部痛を合併した投球障害肩の1例
13 僧帽筋麻痺を呈した肩関節の運動観察
  僧帽筋麻痺と前鋸筋麻痺
  肩甲骨上方回旋運動における筋の共同作用
  僧帽筋麻痺があることによる二次的障害
  Case Study 僧帽筋麻痺例を通した臨床的観察
14 肩後方の硬さに起因する肩峰下インピンジメント症候群に対する運動療法
  肩峰下インピンジメント症候群の分類
  関節包・関節上腕靱帯の拘縮が引き起こす骨頭の偏位(obligate translation)
  Case Study 肩後方の硬さが主因と考えられた肩峰下インピンジメント症候群の1例
15 肩峰下癒着に起因する肩峰下インピンジメント症候群に対する運動療法
  肩峰下滑液包の形態,機能および神経支配
  肩峰下滑動機構の癒着に対する評価
  Case Study 重度の拘縮により肩峰下インピンジメントならびに夜間痛を呈した1例
16 muscle imbalanceに起因する肩峰下インピンジメント症候群に対する運動療法
  腱板機能不全に伴うインピンジメントと肩甲帯機能不全に伴うインピンジメント
  筋力評価法(肩甲骨固定,非固定での筋力評価のチェック)
  Case Study 肩甲帯機能不全と腱板機能不全を伴う肩峰下インピンジメントを呈した1例
17 投球フォームからみた投球障害肩に対する運動療法
  投球動作の位相
  投球障害肩のタイプ分類と疼痛発生投球相
  Case Study 投球時の肩痛に対し運動療法と投球フォーム指導が有効であった2例
18 投球に伴う広背筋損傷に対する運動療法
  肩甲骨下角と広背筋との解剖学的関係
  広背筋損傷のメカニズム
  Case Study 広背筋部痛を愁訴とする投球障害肩の1例
19 SLAP損傷に対する鏡視下手術後の運動療法
  SLAP損傷とは
  SLAP損傷に対する各種徒手検査
  Case Study SLAP損傷を呈した投球障害肩の1例
20 外傷性肩関節前方脱臼に対する運動療法
  肩関節脱臼(前方・後方・下方)の分類と損傷組織
  肩甲上腕関節安定化機構
  Case Study 初回脱臼後内旋位固定された外傷性肩関節前方脱臼の1例
21 反復性肩関節脱臼に対する鏡視下Bankart修復術の運動療法
  鏡視下Bankart修復術(スーチャーアンカー法)
  関節唇による安定化機構
  Case Study 反復性肩関節脱臼に対して鏡視下Bankart修復術が施行された1例
22 肩鎖関節脱臼に対する修復術後の運動療法
  肩鎖関節脱臼の病態とRockwood分類
  肩鎖関節の安定化機構−C-Cメカニズム
  Case Study Rockwood分類タイプⅢの肩鎖関節脱臼に対しclavic hook plateによる修復術を施行された1例
23 肩鎖関節脱臼に対するDewar変法後の運動療法
  肩鎖関節脱臼に対する観血的療法
  Dewar変法の術式と治療の効果判定
  Case Study TossyⅢ型の肩鎖関節脱臼に対しDewar変法を施行した1例
24 肩甲下筋腱断裂に対する大胸筋移行術後の運動療法
  肩甲下筋腱断裂に対する大胸筋移行術
  肩甲下筋腱断裂の一般的な診断手順
  Case Study 修復不能な肩甲下筋腱断裂に対して大胸筋移行術を施行した3例
25 大結節の骨折形態と治療成績の関連
  大結節単独骨折に対する整形外科的治療方針
  大結節骨折の発生機序
  Case Study 裂離骨折を呈した1例
  Case Study 衝突骨折を呈した1例
26 freezing期肩関節周囲炎に対する運動療法
  肩関節周囲炎の分類,病期分類
  肩関節周囲炎症例においてチェックすべき理学所見
  Case Study freezing期より運動療法を開始した肩関節周囲炎の1例
27 上腕骨頭壊死に対する人工骨頭置換術後の運動療法
  上腕骨頭壊死の要因
  多発性骨壊死における上腕骨頭壊死の発生頻度
  ステロイド性骨壊死の発生要因
  上腕骨頭壊死に対する人工骨頭置換術後の運動療法
  Case Study 上腕骨頭壊死に対する人工上腕骨頭置換術を施行した1例
28 非定型的乳房切除術後の運動療法
  乳がんにおける乳房切除術について
  皮膚の生着について
  皮下組織・浅筋膜間の滑走改善に対する運動療法理論
  Case Study 肩関節可動域制限を呈した乳がん術後の1例
29 オーバーヘッドアスリートに対する鏡視下Bankart修復術後の運動療法
  オーバーヘッドアスリートに必要な肩関節安定化メカニズムとBankart損傷
  前下関節上腕靱帯・関節唇複合体の組織修復
  Case Study オーバーヘッドアスリートに対する鏡視下Bankart修復術後の運動療法
30 関節窩の骨欠損が大きい反復性肩関節脱臼に対するLatarjet法術後の運動療法
  肩関節脱臼に合併する骨欠損
  関節窩の骨欠損
  Hill-Sachs損傷
  Case Study 反復性肩関節脱臼にてopen Bankart法,およびLatarjet法が施行された1例
31 SLAP損傷に対する保存療法としての運動療法
  整形外科学的知識
  Case Study SLAP損傷に対して後上方組織の柔軟性獲得により症状が軽快した1例

■肘関節
1 上腕骨顆上骨折に対する骨接合術後の運動療法
  上腕骨顆上骨折に関する整形外科知識
  Case Study 上腕骨顆上骨折術後に屈曲制限を生じた1例
2 肘頭骨折に対する骨接合術後の運動療法
  肘頭骨折の分類と特徴
  tension band wiring法
  Case Study 肘頭骨折に対する骨接合術後の運動療法
3 保存療法が選択された尺骨鉤状突起骨折に対する運動療法
  尺骨鉤状突起骨折における整形外科的知識
  肘関節拘縮(伸展拘縮・屈曲拘縮)についての病態
  Case Study 肘関節後方脱臼を伴った尺骨鉤状突起骨折に対する保存療法の1例
4 Monteggia骨折に対する術後運動療法
  Monteggia骨折
  Monteggia骨折に橈骨神経麻痺が合併しやすい解剖学的背景
  Case Study Monteggia骨折に対し運動療法を行った1例
5 難治性の前腕回内拘縮に対する装具療法
  回外制限の要因
  前腕回旋の機能解剖学
  Case Study 難治性の前腕回内拘縮に装具療法を行った1例
6 橈骨頭骨折に対する骨接合術後の運動療法
  橈骨頭骨折の分類
  近位橈尺関節における前腕回内,回外運動時の機能解剖
  Case Study 橈骨頭骨折に対し運動療法を行った1例
7 変形性肘関節症に対する関節形成術後の運動療法
  変形性肘関節症の成因と手術の概要
  関節形成術後運動療法に必要な上腕三頭筋の超音波解剖
  Case Study 変形性肘関節症に対し津下式関節形成術が行われた1例
8 肘後方インピンジメントに対する運動療法
  肘他動伸展時に生じる肘関節後方インピンジメントの原因
  肘伸展に伴う後方脂肪体の機能解剖学
  Case Study 肘関節後方脂肪体が原因と考えられた後方インピンジメントの1例
9 テニス肘(外側上顆炎)に対する運動療法
  上腕骨外側上顆炎の病態と鑑別すべき疾患
  Case Study 伸筋群に加えLCL complexが疼痛に関与したと考えられた外側上顆炎の1例
10 肘離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨移植術後の運動療法
  上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(肘OCD)
  腕橈関節の機能解剖学
  Case Study 肘離断性骨軟骨炎に対し骨軟骨移植術が行われた1例
11 筋皮神経障害に対する運動療法
  筋皮神経障害を理解するための解剖学
  筋皮神経障害をみるうえでの理学所見のポイント
  Case Study テニスのサーブ動作を基盤に発症した筋皮神経障害の1例
12 肘部管症候群に対する理学療法
  尺骨神経障害をきたす絞扼(entrapment)ポイント
  尺骨神経の走行と尺骨神経麻痺の臨床症状
  Case Study バイオリン演奏動作により発症した肘部管症候群の1例
13 内側型投球障害肘に対する運動療法
  投球に伴う内側支持組織に対する力学的負荷と病態分類
  前腕屈筋群障害とMCL損傷との鑑別
  Case Study 前腕屈筋群の選択的ストレッチングで改善した投球障害肘の1例
14 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する術後屈曲拘縮に対する運動療法
  上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と可動域制限
  Case Study 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対し骨軟骨移植術を施行された1例
15 肘関節脱臼骨折後の可動域訓練中に生じた尺骨神経障害に対する運動療法
  肘関節脱臼骨折における軟部組織損傷
  肘部管症候群に対する手術法
  Case Study 外傷性肘関節脱臼骨折後,肘部管症候群を合併し可動域改善に難渋した1例
16 上腕骨通顆骨折に対する運動療法
  上腕骨通顆骨折
  Cyriaxのエンドフィール分類と肘関節の骨運動学
  Case Study 上腕骨通顆骨折後に尺骨神経症状を呈した1例

■手関節・手
1 橈骨遠位端骨折に対するプレート固定術後の運動療法
  橈骨遠位端骨折の分類
  掌側ロッキングプレート固定術について
  Case Study 橈骨遠位端骨折のプレート固定術後に著明な拘縮を呈した1例
  手関節掌背屈のROM制限に対する治療ポイント
2 橈骨遠位端骨折に対するギプス固定後の運動療法
  橈骨遠位端骨折における画像の把握
  手関節の運動:oval ring theoryとダーツスロー運動
  Case Study 橈骨遠位端骨折に対するギプス固定後の1例
3 有鉤骨鉤骨折に対する装具療法
  スポーツに伴う有鉤骨鉤骨折の報告と発症メカニズム
  有鉤骨鉤の周辺解剖と骨折時の理学所見の特徴
  Case Study バッティングで生じた有鉤骨鉤骨折に対する装具療法の1例
4 舟状骨骨折に対する術後運動療法
  舟状骨骨折
  舟状骨の機能解剖学的特徴
  Case Study 新鮮不安定骨折(タイプB2)の1例
5 CRPSタイプⅠを合併した手指拘縮に対する運動療法
  CRPSとは
  CRPSの診断基準
  CRPSの治療原則
  CRPSに対する運動療法
  皮膚靱帯の解剖と手指運動
  Case Study CRPSタイプⅠ(RSD)を合併した橈骨遠位端骨折の1例
6 TFCC鏡視下縫合術後の運動療法
  TFCC鏡視下縫合術に関する整形外科的知識
  TFCC鏡視下縫合術に関する関節解剖学的知識
  Case Study TFCC鏡視下縫合術後に手関節背屈位荷重時痛を呈した1例
7 マレットフィンガーに対する運動療法
  マレットフィンガーに対する整形外科的知識
  DIP関節の伸展機構について
  Case Study マレットフィンガーに対して石黒法を施行された1例
8 de Quervain腱鞘炎に対する運動療法
  de Quervain腱鞘炎の整形外科的治療
  手関節の動きとEPB,APL腱に加わるメカニカルストレス
  Case Study 両側de Quervain腱鞘炎に対し運動療法を行った1例
9 手内筋の拘縮に対する運動療法
  手内筋の解剖と手内筋拘縮テスト
  手指伸展運動における総指伸筋と手内筋の力学的関係
  Case Study 基節骨骨折後掌側骨間筋に拘縮を呈した基節骨骨折の1例
10 拘縮手に対する運動療法
  関節性拘縮に対する持続牽引療法
  指列の理解とスプリント療法における牽引方向
  Case Study 動的スプリント(dynamic splint)を駆使した拘縮手の1例
11 手指伸筋腱断裂に対する腱縫合術後の運動療法
  手指伸筋腱断裂の特徴
  伸筋腱癒着の評価方法
  Case Study 手指伸筋腱断裂に対し腱縫合術が施行された1例
12 手指屈筋腱断裂に対する腱縫合術後の運動療法(3週間固定法)
  屈筋腱断裂の縫合法とtensile strengthについて
  手指関節運動に伴う屈筋腱の滑走距離と癒着部位評価について
  Case Study 手指屈筋腱断裂に対する腱縫合術後に3週間固定法が行われた1例
13 Kleinert変法を用いた手指屈筋腱縫合術後の運動療法
  断裂腱縫合部の修復メカニズム
  屈筋腱縫合後の早期運動療法
  Case Study 手指屈筋腱を含む多発腱損傷に対しKleinert変法を施行された1例
14 浅指屈筋腱弓において生じた正中神経障害に対する運動療法
  正中神経の走行と各絞扼ポイントでの臨床症状
  正中神経の走行と神経滑走運動
  Case Study 上腕骨近位端骨折後に浅指屈筋腱弓における正中神経障害を呈した1例
15 橈骨神経麻痺に対する運動療法
  橈骨神経麻痺における解剖学的知識と臨床症状
  手関節肢位の違いが手指屈筋機能に及ぼす影響
  Case Study 橈骨神経麻痺を合併した上腕骨骨幹部骨折の1例
16 CRPSを合併したBarton骨折に対する作業動作を利用した運動療法
  Barton骨折と内固定
  ダーツスロー運動
  Case Study CRPSを合併したBarton骨折に対し作業動作を通した運動療法が有効であった1例
17 MP関節伸展拘縮に対する運動療法
  指の総可動域の評価
  MP関節の伸展拘縮
  Case Study 橈骨遠位端骨折後生じたMP関節伸展拘縮に対しスプリント療法が有効であった1例
  動的スプリントの作成方法
18 キーンベック病に対する血管柄付き骨移植後の運動療法
  キーンベック病
  血管柄付き骨移植術
  Case Study キーンベック病に対して血管柄付き骨移植を施行された1例
19 PIP関節屈曲拘縮に対する運動療法
  基節骨骨折の合併症であるcross finger
  joint jackの矯正理論と製作プロセス
  Case Study 小指基節骨骨折後,PIP関節に屈曲拘縮を認めた1例

■脊柱・体幹
1 思春期腰椎分離症新鮮例に対する運動療法
  思春期腰椎分離症(思春期分離)の診断
  思春期分離における椎弓骨折のメカニズム
  Case Study 思春期腰椎分離症新鮮例に対する運動療法の1例
2 椎間板性腰下肢痛に対する運動療法
  MRIによる腰椎椎間板ヘルニアの分類
  椎間板内圧について
  Case Study 椎間板性腰下肢痛を発症した1例
3 腰椎後彎変性症に対する運動療法
  腰椎変性後彎症に関する整形外科的知識と知見
  姿勢変化に伴う腰部伸筋内圧の変化
  Case Study LDKにより著明な間欠性腰痛を呈した1例
4 第5腰椎分離部滑膜炎による多裂筋周囲の炎症に対する運動療法
  多裂筋の解剖学的特徴
  腰椎の運動と関節突起間部へのストレス
  Case Study スポーツ動作により発生した第5腰椎分離部滑膜炎による多裂筋周囲の炎症
5 仙腸関節障害に対する運動療法
  仙腸関節における特徴的な所見,疼痛マップ,理学所見
  仙腸関節障害を理解するための基礎と臨床
  Case Study 仙腸関節障害に対し運動療法が奏効した1例
6 馬尾性間欠跛行に対する運動療法
  馬尾性間欠跛行の発生機序
  馬尾性間欠跛行と血管性間欠跛行を区別する臨床症状の違い
  Case Study 股関節の屈曲拘縮により発症した馬尾性間欠跛行の1例
7 腰椎椎間関節性疼痛に対する運動療法
  椎間関節性疼痛の整形外科学的知識
  伸展時における腰椎椎間関節のバイオメカニクス
  Case Study L5/S1の拘縮改善とPLFテスト陰性化に伴い体幹伸展時痛が消失した1例
8 ボート競技者に発生する腰痛の運動療法
  ボート競技者に発生しやすい傷害について
  見かけ上の股関節屈曲可動域の解釈
  Case Study acetabular retroversionが原因と思われたボート時の腰痛の1例
9 頸椎症性神経根症に対する運動療法
  頸椎症性神経根症(CSR)の臨床症状
  不良姿勢が頸椎に及ぼす力学的影響
  Case Study 長期にわたる不良姿勢により発症した頸椎症性神経根症の1例
10 外傷性頸部症候群に合併する頭痛に対する運動療法
  外傷性頸部症候群(WAD)に関する整形外科的知識・知見
  大後頭神経痛の発生機序
  Case Study 頭痛の回復に難渋したWADの1例
11 hip-spine syndromeに対する運動療法
  hip-spine syndromeについて
  lumbofemoral rhythm について
  hip-spine syndromeより生じる代表的な腰椎疾患
  Case Study 筋の硬さが原因と考えられた伸展型腰痛と屈曲型腰痛の2例
12 腰椎椎間板ヘルニア術後症例に対する運動療法
  LOVE法について
  椎間板ヘルニアの脱出髄節の違いにより生じる臨床症状の違い
  Case Study 分岐神経の関与が疑われた腰椎椎間板ヘルニアの1例
13 大殿筋麻痺を合併した仙腸関節障害に対する運動療法
  腰椎椎間板ヘルニアならびに絞扼性神経障害の観点からみた大殿筋麻痺
  大殿筋の機能解剖学
  Case Study 大殿筋萎縮を呈した仙腸関節障害の1例
14 スポーツ動作により発症した体幹部の肉離れに対する運動療法
  肉離れの定義・分類について
  肉離れの組織学的回復過程について
  Case Study スポーツ動作に起因した内腹斜筋肉離れに対し運動療法を行った1例

■付録1
1 化膿性肩関節炎に対する運動療法の1例
2 関節リウマチ肩に対して人工骨頭置換術を行った1例
3 多方向性肩関節不安定症に対しthermal capsular shrinkageを行った1例
4 反復性肩関節脱臼に対しBankart修復術を行った1例
5 骨癒合が遷延化した上腕骨頸部骨折の1例
6 上腕骨頸部骨折後に夜間痛を生じた1例
7 拘縮肩に対して鏡視下全周性関節包切離術を行った1例
8 神経痛性筋萎縮症の1例
9 上腕骨頸部骨折に対しall in one nailを行った1例
10 骨癒合が遷延した上腕骨顆上骨折の1例
11 RAに対して人工肩関節置換術を行った1例−腱板修復が不十分な例−
12 上腕骨外科頸骨折における保存療法例
13 上腕骨頸部骨折(4-part)に対し保存療法が行われた1例
14 腱板断裂縫合術後に胸郭出口症候群牽引型の症状を呈した1例
15 上腕骨頸部粉砕骨折に対して人工骨頭置換術が施行された1例
16 マラソンランナーに生じた胸郭出口症候群に対し運動療法が有効であった1例
17 12カ月の経過を追った腱板広範囲断裂の1例
18 上腕二頭筋腱遠位端断裂に対しBoyd-Anderson法が施行された1例
19 Herbertスクリューによる内固定が行われた上腕骨小頭骨折の1例
20 後骨間神経麻痺を合併した外側上顆炎の1例
21 前腕回旋制限の改善に難渋した肘頭粉砕骨折と橈骨頸部骨折の合併例
22 腕神経叢由来の疼痛が混在した橈骨頸部骨折の1例
23 バドミントン競技で発生した第1背側骨間筋慢性コンパートメント症候群の1例
24 バネ指に対し母指内転筋周囲の柔軟性改善が有効であった1例
25 Colles骨折後生じた手根管症候群に対し運動療法が有効であった1例
26 腰椎分離すべり症に馬尾性間欠跛行が出現した1例
27 LDKに伴う背筋の緊張が原因と考えられた上殿皮神経障害の1例
28 外傷性頸部症候群の頸部痛に運動療法が有効であった1例
29 頭頸部屈筋の反復収縮と胸郭の関節可動域改善訓練で頸部痛が改善した外傷性頸部症候群の1例
30 肩甲上腕関節の内転可動域拡大により頸部回旋時痛が改善した1例
31 AKPに対し腰椎・骨盤アライメント修正が有効であった1例
32 後頸部筋の反復収縮とADL指導が有効であった外傷性頸部症候群の1例
33 仙結節靱帯へのアプローチが有効であった仙腸関節障害の1例

■付録2
1 インナーマッスルの機能に関する観察
2 胸郭出口症候群牽引型の筋力特性
3 肩鎖関節脱臼の肩甲骨運動軌跡について
4 投球障害肩の肩関節伸展30°位内旋角度と疼痛との関係
5 結帯動作時に生じる前腕外側部痛の考察
6 肘関節屈曲に伴う皮膚伸張の特性
7 内側型野球肘の特徴的な理学所見
8 手関節・母指の肢位変化に伴う長母指屈筋の筋腱移行部の動態観察
9 橈骨遠位端骨折に合併する肩関節障害
10 馬尾性間欠性跛行に対する運動療法の適応に関する検討
11 骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折における腰仙椎前彎角と椎体圧潰率との関連性
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