柔道整復師 グリーン・ノート 基礎編

柔道整復師 グリーン・ノート 基礎編

■監修 平澤 泰介
渡會 公治

■編集 樽本 修和
安藤 博文

定価 4,950円(税込) (本体4,500円+税)
  • B5判  272ページ  2色,イラスト150点
  • 2014年3月26日刊行
  • ISBN978-4-7583-1488-6

柔道整復師を目指す学生のための穴埋め式問題集。学内試験・国試対策まで活用できる!

本問題集は,「国試出題頻度の高い項目」を重点的に盛り込んだ「穴埋めスタイル問題集」である。
基本的に見開き2ページで1つの重要項目を学習できるように配置し,左ページはイラストや図表で分かりやすく解説。右ページの【ファースト・ステージ】は国試突破のためにおさえておかなければいけない内容を含み,【セカンド・ステージ】は「ファースト・ステージ」にトライ後,さらにレベル・アップする内容を含んでいる。また,各章末には「国家試験既出問題」を掲載し,自らの理解度を測れる内容となっている。苦手な部分は,本書のベースとなっている国試参考書『柔道整復師 ブルー・ノート 基礎編』を併用することで,理解を深めることができる。
本書は,短期間で一通り全体をとおして力試しができるようになっており,「国試直前のおさらい」として最適な「穴埋め問題集」で,もちろん,学内試験対策用にも威力を発揮する1冊である。


序文

監修の序

 本書は『柔道整復師 ブルー・ノート 基礎編』をベースとし,国家試験を念頭に選ばれた,穴埋めの問題形式で構成されています。ページ構成は1項目見開き2ページで左に図表,右に問題が配置されています。ねらいと試験問題対策の囲み記事が適宜配置され,ポイントを示しています。
 折角,志を立てて柔道整復師になろうと思っても,試験を受けて,大学や養成校に入らなければならなりません。学内でも進級,卒業するためには試験があり,最後に国家試験に合格しなければなりません。試験の連続で試験などいやになっているかもしれません。しかし,試験は落とすために行うものではないことを知っておきましょう。勉強する目的が試験を通るためであってはいけません。
 ヒトの健康を預かるプロになるためには責任があります。必要な知識を知っていなければなりません。まず科学的知識です。医学的知識もこれに含まれます。法律など社会に生きるための知識もプロには必要です。
 まだ,若い学生さんには何が必要か分かっていない人が多いと思います。本物のプロになるためには,国家試験を通ったあとも学ぶことがまだまだ続きます。いまは,その前の段階で必要なことを試されているのだということを知るべきです。基礎の問題が臨床の場で直接,求められることは少ないかもしれません。しかし,基礎は臨床の土台となるものです。これくらいは必要,常識と考えられていることが試されます。何が常識なのか,試験でなにを問われるのか,プロあるいはプロのたまごとして知っておくべき,必要なことが本書には並んでいるのです。
 とはいうもの,試験にはテクニックがあります。試験問題の傾向,パターンがあります。これがわかれば,対策が立てられます。
 まずは,3回読み通しましょう。どんな試験なのか,どんなことが聞かれるのか,自分がどの程度知っているのか,知るべきです。現状認識することが目的ですから,速読して全体像をつかむのです。答えは書いてあるし,『ブルー・ノート』や他の教科書を読めば書いてあります。今ではネットを検索すれば理解も深まるでしょう。
 知識をどこまで知っているべきか? 試験に通るギリギリあればいいという意見もあるでしょうが,私は限界はないと思います。知っておいて邪魔な知識はありません。
 限界を越えて知らないことの追求にはまるのが研究者です。しかし,皆さんの場合,卒業するために必要な知識,国家試験に合格するための知識は限られています。
 世の中から何が求められているのか,どこまで知っているべきかが分かるまで,読み返して,テストに挑戦してみましょう。合格したあとも,座右に置いて知識を確かめる時に使って下さい。

2014年2月
平澤泰介
渡會公治
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編集の序

 2013年3月に『柔道整復師 ブルー・ノート 基礎編』,9月に『柔道整復師 イエロー・ノート 臨床編』が刊行されました。このたびの『柔道整復師 グリーン・ノート 基礎編』は,『ブルー/イエロー・ノート』で学んだ知識をより確実にするための問題集として,読者からの要望を受けて発刊致しました。柔道整復師国家試験は,平成5(1993)年に厚生労働大臣免許となって初の試験が行われて以来,出題基準の見直しを行いつつ現在に至っています。近年の出題傾向の特徴として,新たに必修問題が設定されたことと,臨床問題の割合が増えたことが挙げられます。こうした状況を踏まえて,本書は,柔道整復師の資格取得を目指す学生が,国家試験と学内試験対策の問題集として活用することを想定し,さまざまな工夫を凝らしました。
 内容は,『柔道整復師 ブルー・ノート 基礎編』をベースとした穴埋め形式の問題集です。「柔道整復師 国家試験出題基準」に準拠しつつ,出題頻度の高い項目を中心に記載しています。本書『グリーン・ノート 基礎編』では,国家試験出題科目のうちの「解剖学」「生理学」「運動学」「衛生学・公衆衛生学」「関係法規」を収めています。今後刊行予定の姉妹本『グリーン・ノート 臨床編』と併せて使えば,すべての出題範囲をカバーすることができます。ページ構成は基本的に1項目見開き2ページとし,左ページにイラストや表,右ページに関連した穴埋め式の問題を配置し,重要事項の整理と知識の確認を連動して行えるようにしました。各項目の冒頭には,「ねらい」として,その項目で学ぶべきポイントを示しています。また,穴埋め式の問題は,「1st stage」と「2nd stage」に分かれています。「1st stage」は,学内試験や国家試験突破のために是非ともおさえていただきたい基本的な内容です。「2nd stage」は,「1st stage」をクリアしたあとのレベルアップ問題として応用的な内容,または臨床に役立つ内容を記載しました。各項目には,囲み記事で「一般問題&必修問題対策」を掲載し,過去の出題傾向や勉強のポイントを示しています。各章末には,過去の国家試験問題から,重要な問題を選んで解説しており,穴埋め問題を解いた後の力試しとしてチャレンジすることができます。
 執筆は,「ブルー/イエロー・ノート」と同様に,柔道整復師育成の教育経験豊かな先生方が行っていますので,本書を学ぶことで国家試験や学内試験突破のための実力がつくと確信しています。なお,本書の不備な点については,読者諸氏のご教示をお願いしたいと思います。
 発刊にあたり,本書の編集にご協力いただいたメジカルビュー社スタッフの方々に心より御礼を申し上げます。

2014年2月
樽本修和
安藤博文
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目次

1 解剖学 
 1 細胞
 2 組織
 3 支持組織の分類と各組織の特徴
 4 神経組織
 5 筋組織
 6 呼吸器系
 7 消化器①(消化管)
 8 消化器②(肝臓・膵臓)
 9 泌尿器系
 10 男性生殖器
 11 女性生殖器
 12 循環器系
 13 動脈系
 14 静脈系とリンパ系
 15 中枢神経系(総論および脊髄)
 16 脳幹
 17 大脳および小脳
 18 末梢神経系
 19 自律神経系
 20 感覚器系①(皮膚の組織と感覚受容器)
 21 感覚器系②(視覚器と平衡聴覚器)
 22 体表・局所解剖
 演習問題
 
2 生理学 
 1 生理学総論(生理学の基礎)
 2 血液①(血液の成分とその働き)
 3 血液②(止血と血液型)
 4 循環①(心臓)
 5 循環②(循環とその調節)
 6 呼吸①(換気)
 7 呼吸②(ガス交換とガス運搬)
 8 栄養と代謝①(栄養素)
 9 栄養と代謝②(エネルギー代謝)
 10 消化と吸収①(消化管運動)
 11 消化と吸収②(消化液による消化)
 12 消化と吸収③(吸収と肝臓の機能)
 13 体温とその調節(体温調節とその異常)
 14 尿の生成と排泄①(体液とその調節および酸塩基平衡)
 15 尿の生成と排泄②(尿生成と排尿)
 16 内分泌①(一般的性質,視床下部・下垂体のホルモン)
 17 内分泌②(甲状腺・副甲状腺・膵島のホルモン)
 18 内分泌③(副腎皮質・副腎髄質のホルモン)
 19 内分泌④(卵巣・精巣のホルモン)
 20 骨
 21 神経①(ニューロン)
 22 神経②(末梢神経)
 23 神経③(中枢神経①)
 24 神経④(中枢神経②)
 25 筋肉の機能
 26 運動の調節
 27 感覚①(総論,嗅覚・味覚)
 28 感覚②(視覚・聴覚・平衡感覚)
 29 感覚③(体性感覚・内臓感覚)
 30 生殖
 演習問題
 
3 運動学 
 1 運動の表し方(運動の表示方法)
 2 身体運動と力学
 3 運動器の構造と機能①(骨・関節の構造と機能)
 4 運動器の構造と機能②(骨格筋の構造と機能,運動感覚)
 5 反射と随意運動
 6 運動発達・運動学習
 7 四肢と体幹の運動①(上肢帯と肩関節の運動学)
 8 四肢と体幹の運動②(肘関節と前腕部の運動学)
 9 四肢と体幹の運動③(手関節と手部の運動学)
 10 四肢と体幹の運動④(股関節の運動学)
 11 四肢と体幹の運動⑤(膝関節の運動学)
 12 四肢と体幹の運動⑥(足関節・足部の運動学)
 13 四肢と体幹の運動⑦(体幹(頚椎・胸椎・腰椎)の運動学)
 14 姿勢
 15 歩行
 演習問題
 
4 衛生学・公衆衛生学 
 1 健康の概念
 2 危険因子(リスクファクター)と疾病予防
 3 感染症の予防①
 4 感染症の予防②
 5 消毒①
 6 消毒②
 7 環境衛生
 8 生活環境・食品衛生
 9 母子保健・学校保健
 10 産業保健(職業病)・精神保健
 演習問題
 
5 関係法規 
 1 法の体系
 2 柔道整復業務
 3 柔道整復免許
 4 施術所
 5 施術所の広告
 6 罰則
 7 医療従事者の法規
 8 医療法
 演習問題
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