新NS NOW 2

若手脳神経外科医が経験したい手術アプローチ

専門医としての第一歩

若手脳神経外科医が経験したい手術アプローチ

■担当編集委員 伊達 勲

定価 12,100円(税込) (本体11,000円+税)
  • A4判  180ページ  オールカラー,イラスト100点,写真60点
  • 2015年5月15日刊行
  • ISBN978-4-7583-1562-3

手術アプローチを理解すれば,病変,発生部位ごとにベストな治療法が選択できる!

No.2では,手術アプローチを取り上げた。
病変へのアプローチ法にはさまざまなものがあるが,手術の対象となる病変の部位,性状,また患者の状態などによってベストな方法を選択しなければならない。本書は,数あるアプローチのなかでも,特に若手脳外科医が知っておくべき基本的なものを厳選して取り上げた。第一線で手術をしている熟練医が,それぞれアプローチに必要な知識や,自身の体験から生まれたピットフォールなどを述べながらわかりやすく紹介している。
脳神経外科医専門医も,これから専門医をめざす医師も必読の1冊である。

■シリーズ編集委員
森田明夫/伊達 勲/菊田健一郎


序文

 『新NS NOW』シリーズの第2弾として,「若手脳神経外科医が経験したい手術アプローチ−専門医としての第一歩」を取り上げました。若手医師の皆さんは専門医試験に合格し,症例経験を重ねていくわけですが,今号ではそんな若手脳神経外科医が経験したいと希望することの多い手術アプローチばかりを取り上げています。2009年に私が「日本脳神経外科コングレス総会」を開催したときに,ビデオセッションでこのテーマを行うに当たり,アンケートを採ったことがあります。今号に取り上げたアプローチは,多くの若手がビデオセッションで取り上げてほしい,と希望したアプローチです。
 テーマはおよそ頭の前の方から,後ろの方へ,そして上から下の方へ脊髄まで,という順序になっています。執筆者はそれぞれのアプローチのエキスパートの先生ばかりです。カラーの図や写真を多用してビジュアルに訴え,しかもテップバイステップでわかりやすく解説していただきました。アプローチの項目立てにテーマがなっていますので,脳腫瘍,脳血管障害,などの疾患別にはなっておりません。どのような病変に対してそのアプローチを選択すればベストの結果を得られるか,という観点から,アプローチごとに得意な点を解説してあると同時に,気をつけなければならない点(ピットフォール)も囲み記事で強調してあります。
 カダバーstudyや,コンピューターでのシミュレーションが広く行われるようになり,手術室外(机の上など)での疑似症例経験も積めるようになってきています。しかしながら,本書に執筆いただいたそれぞれのアプローチのエキスパートの先生方からのメッセージやコツの伝授は,読者の皆さんに大いに刺激を与えることでしょう。カラフルな1ページ1ページを楽しみにめくりながら学び,専門医としての第一歩を踏み出し,さらに,経験を積んでスキルアップされますことを祈念いたします。

2015年5月
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経外科学教授
伊達 勲
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目次

Orbitozygomatic approach  岩味健一郎,齋藤 清
Extradural temporopolar approach  森 健太郎
Basal interhemispheric approach  引地堅太郎,石川達哉
Interhemispheric transcallosal approach  甲村英二
Subtemporal approach  柳澤俊晴,清水宏明
Occipital transtentorial approach  黒住和彦,伊達 勲
Infratentorial supracerebellar approach  岩間 亨
Anterior petrosal approach  吉田一成
Posterior petrosal approach  森迫拓貴,大畑建治
Retrosigmoid approach  河野道宏
Transcondylar approach  川原信隆
Anterior approach to cervical spine  高安正和
Posterior approach to cervical spine  金 景成,井須豊彦
Posterior approach to lumbar spine  飯塚秀明,飯田隆昭,佐藤秀次

◆シリーズ わたしの手術記載
 ①蝶形骨平面の肥厚が著明で視神経管内に進展した嗅窩髄膜腫  齋藤 清
 ②広範な浸潤を伴い,聴力消失した側頭骨腫瘍  川原信隆
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