うまい眼底画像を撮るためのテクニック

うまい眼底画像を撮るためのテクニック

■編集 飯田 知弘
石龍 鉄樹
後藤 禎久

定価 8,800円(税込) (本体8,000円+税)
  • B5変型判  232ページ  オールカラー,イラスト40点,写真450点
  • 2017年3月21日刊行
  • ISBN978-4-7583-1629-3

あなたは眼底画像検査の撮り方を理解し,最新機器を用いた撮影のノウハウを身につけ,正しく鮮明な画像を撮影していますか? 本書でテクニックを知り問題解決しませんか?

視能訓練士,眼科医が眼底病変診断のため日常的に行うさまざまな眼底画像検査(カラー眼底,FAF,FA, IA, OCT, Optos)。その検査で病変部を逃さず漏らさず正しく鮮明な画像を撮影するために必要なポイントやテクニックをもらすことなく記載した,実用的な書籍。
本書では,まず,撮影に臨む前に準備しなければならない事柄を,患者さんに伝える事柄と検者が心得るべき事柄と,場面ごとに細かく掲載。次に,各画像検査ごとに機器の準備,撮影の基本的手順,機種ごとの撮影ポイントやコツをイラストや写真を駆使しわかりやすく紹介。さらには具体的なトラブルシューティング,代表的眼底疾患での撮影ポイント(眼科医の目線)も解説している。


序文

 眼底画像診断はOCTをはじめとした多彩な検査機器の登場により,「マルチモーダルイメージング」時代に突入し,複数の検査画像から診断,評価することがあたりまえになりました。今後は医療現場で実際に撮影するメディカルスタッフが,検査機器の機能を十分に理解し,正確で鮮明な「うまい」眼底画像を撮影できているかどうかが鍵となり,患者さんの診断と治療に直接結びついていきます。
 最近,メディカルスタッフのスキルアップをめざした眼底画像診断に必要な基礎知識や撮影のポイント・コツについてのセミナーや講演が増えています。参加者も非常に多く「眼底画像をうまく撮りたい!」と願っている方が多いことを痛感しています。また同様の声は診療技術を習得中の若手眼科医からもよく聞きます。
 そこでこのたび,病変部を逃さず正確に捉えた「うまい」眼底画像を撮影するための大切なポイントを,わかりやすくイラストや写真を用いて詳細に表し,何時でも,どこでも,役立つよう編集した本書を上梓しました。
 本書では,臨床現場での撮影手順に沿って,まず撮影に臨む前に準備しておいて欲しいことを,患者さんに伝える事柄と検者が心得るべき事柄に分けて,場面ごとに細かに解説しました。次に,画像検査ごとに機器の準備,撮影の基本的手順,機種ごとの撮影ポイント・コツをイラストや実際の撮影画像を用いてわかりやすく紹介しています。さらに具体的なトラブルシューティング,眼科医の立場で解説する代表的眼底疾患での撮影ポイントも載せています。さまざまな工夫をこらし日々患者さんに向き合っている視能訓練士,眼科の先生にご執筆いただきましたので,撮影のノウハウがふんだんに盛り込まれており,困ったときや不安なときにお読みいただけばマンツーマンで指導を受けているように感じられると思います。
 本書がこれからの眼科医療を支える若手眼科医とメディカルスタッフの皆様の助けになることを心より願っております。そして最後に,今回執筆をいただきました視能訓練士と先生の皆様に深謝申し上げます。

2017年2月
飯田 知弘
石龍 鉄樹
後藤 禎久
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目次

眼底画像撮影関連の用語・略語一覧

APPENDIX
  眼底画像の概要を理解しよう!
  最先端の診断機器を知ろう!

1 良い画像を得るための準備
  患者情報の収集
  患者の姿勢
  撮影者の心得

2 撮影の実際
眼底写真
  眼底カメラ
  広角眼底撮影装置(Optos)
眼底自発蛍光(FAF)
  眼底カメラ,走査レーザー検眼鏡(HRA2)
  広角眼底撮影装置(Optos)
蛍光眼底造影
  眼底カメラ(FA)
  眼底カメラ(IA)
  走査レーザー検眼鏡(HRA2:FA,IA)
  広角眼底撮影装置(Optos:FA,IA)
光干渉断層計(OCT)
  黄斑部
  緑内障

3 こんな時どうする ?
一般外来で
  眼瞼下垂,瞼裂狭小
  光路の障害/小瞳孔(眼底カメラの場合)
  光路の障害/角膜混濁,水晶体混濁(白内障),硝子体混濁
  強度近視
  小児と全身のマネージメント
眼底写真の際に
  白点と黒点
  ボケ対策
OCT施行の際に
  固視不良,画像が切れる
  アーチファクト

4 代表的眼底疾患撮影時のポイント
  網膜静脈閉塞症,網膜動脈閉塞症
  糖尿病網膜症
  網膜硝子体界面疾患(黄斑円孔,黄斑上膜)
  中心性漿液性脈絡網膜症
  滲出型加齢黄斑変性
  網膜剥離
  緑内障
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