臨床工学技士 ポケット・レビュー帳

臨床工学技士 ポケット・レビュー帳

■編集 福長 一義

定価 4,400円(税込) (本体4,000円+税)
  • A5判  392ページ  2色,イラスト200点,写真10点,暗記用赤シート付き
  • 2015年3月30日刊行
  • ISBN978-4-7583-1687-3

持ち運びに便利なコンパクトサイズ&暗記用赤シート対応! 臨床工学技士国試突破の重要ポイントおさらい帳!

臨床工学技士国家試験前の最終おさらい用に,必要事項のみを簡潔に解説した書籍。
全14章立てとなっており,本書1冊のみで国家試験全科目を網羅できる。また,記載内容と国試との関連性をイメージできるよう,関連した国家試験問題を掲載。さらに重要語句は赤字で示し,付録の暗記用赤シートで隠しながら学習できる体裁としている。
毎日の予習・復習から,国家試験当日まで,手放せない1冊!


序文

 本書は学びはじめから,臨床実習,国家試験勉強のおさらいまで使用できるように,常に携帯できるサイズの「臨床工学概論」の参考書として編集しました。国家試験出題基準の全ての科目が網羅してあり,180問のうち各分野の出題割合を勘案しつつ,必要なキーワードに漏れがないようにページ数の割り振りをしています。国試勉強などのおさらいに便利なように,表の数値や本文,図の波形などが穴埋め問題となるように,赤シートを被せると消えるように工夫してあります。本書は,過去10年分の国試問題の9割程度をカバーしていますが,問題の解き方や,計算の仕方などは『臨床工学技士 ブルー/ イエロー・ノート 基礎/ 臨床編』,『臨床工学技士 グリーン・ノート 基礎/ 臨床編』などの国試対策本を,より理解を深めるためには専門の教科書を参考にしてください。
 臨床工学技士は,まさしく臨床医学と医用工学の双方を学ぶ必要があります。このような境界領域では学問範囲が広大になり,全体を見通すことが難しくなります。多くの学生は,最終学年になり国家試験の勉強をする頃になって初めて,各教科で学んだ一見別々の内容が実は学問をまたいで横のネットワークでつながっていることに気付き,突然に理解が深まったりするものです。本来は学問に境界などなく,理想的には,各科目を学びながら横のつながりに気づいていくことが望ましいと思います。本書は国試出題範囲をコンパクトにまとめたもの,すなわち「臨床工学概論」そのものであり,是非とも学びはじめの1年生から手にして,通学時間などに目を通し,ぼんやりとでも臨床工学の全体像をつかみながら理解を深める助けになれば幸いです。
 発刊にあたり,限られたページ数に工夫を凝らして重要項目をまとめていただいた執筆者の先生方,ならびに編集に協力をおしまなかったメジカルビュー社の北條智美氏に深く感謝します。
 編者が臨床工学技士免許を取得してから20年以上経過しました。将来有望な後輩達にエールを贈る。

2015年2月
杏林大学 保健学部 臨床工学科
福長一義
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目次

第1章 電気工学  福長一義
 1 電磁気
  1–1 電磁気の基礎
  1–2 電気現象と磁気現象
  1–3 電磁波
 2 電気回路と装置
  2–1 直流回路
  2–2 交流回路
  2–3 過渡現象
  2–4 電力装置

第2章 電子工学  佐藤秀幸
 1 電子回路
  1–1 電子回路素子・要素
  1–2 アナログ回路
  1–3 デジタル回路
 2 通信工学
  2-1 通信方式

第3章 情報処理工学  加藤綾子
 1 電子計算機(コンピュータ)
  1-1 ハードウェア
  1-2 ソフトウェア
  1-3 ネットワーク
 2 情報処理
  2-1 情報表現と論理演算
  2-2 信号処理

第4章 システム工学  加藤綾子
 1 システムと制御
  1-1 システム理論とシステムの特性
  1-2 システム制御の方法と例

第5章 医用機械工学  小林克明
 1 力と運動
  1-1 力のつり合い
  1-2 運動
  1-3 機械的振動
 2 波動
  2-1 波動
  2-2 音波,超音波
  2-3 光(電磁波)と電子
 3 熱と気体
  3-1 気体の性質
  3-2 熱力学
 4 機械工学
  4-1 材料力学
  4-2 流体力学

第6章 生体物性材料工学
 1 生体物性  瀬野晋一郎
  1-1 生体物性の特徴
  1-2 生体の電気的特性
  1-3 生体の機械的特性
  1-4 生体の磁気的特性
  1-5 生体と放射線
  1-6 生体の熱特性
  1-7 生体の光特性
  1-8 生体における輸送現象
 2 医用材料 浅井孝夫
  2-1 医用材料の条件
  2-2 安全性テスト
  2-3 相互作用
  2-4 医用材料の種類
  2-5 材料化学

第7章 呼吸療法装置  淺原佳江
 1 原理と構造
  1-1 酸素療法装置
  1-2 吸入療法装置
  1-3 人工呼吸器
  1-4 高気圧治療装置
  1-5 生体監視装置,測定機器
  1-6 周辺医用機器
 2 呼吸療法技術
  2-1 自発呼吸と人工呼吸
  2-2 各種換気モード
  2-3 呼吸不全と人工呼吸器開始基準
  2-4 人工呼吸器の設定
  2-5 患者ケア
 3 在宅呼吸管理
  3-1 酸素療法
  3-2 人工呼吸
 4 安全管理
  4-1 安全対策
  4-2 管理

第8章 体外循環装置  大島 浩
 1 原理と構成
  1-1 血液ポンプ
  1-2 人工肺
  1-3 人工心肺回路
 2 体外循環の病態生理
  2-1 体外循環と血液
  2-2 循環動態
 3 体外循環技術
  3-1 適正灌流
  3-2 心筋保護
 4 補助循環と人工臓器
  4-1 補助循環
  4-2 人工臓器
 5 安全管理
  5-1 体外循環のトラブルと原因
  5-2 体外循環の合併症

第9章 血液浄化療法装置
 1 原理と構造  青島 悟
  1-1 血液浄化療法の目的
  1-2 血液浄化療法の原理
  1-3 血液浄化療法の種類
  1-4 血液浄化器
  1-5 装置と周辺機器
 2 血液浄化の実際  青島 悟,福田信吾
  2-1 血液浄化器の選択と適応疾患
  2-2 透析液,補充液,置換液
  2-3 抗凝固薬
  2-4 バスキュラーアクセス
  2-5 治療方法
  2-6 患者管理
 3 安全管理  福田信吾
  3-1 保守点検
  3-2 事故対策

第10章 医用治療機器学
 1 治療の基礎  遠藤宏和
  1-1 治療の基礎
 2 電磁気治療機器
  2-1 心臓ペースメーカ
  2-2 除細動器
  2-3 電気メス
  2-4 マイクロ波手術装置
  2-5 カテーテルアブレーション
 3 機械的治療機器
  3-1 輸液ポンプ
  3-2 結石砕石装置
  3-3 吸引器
  3-4 心・血管インターベンション関連
 4 光治療機器  木村俊也
  4-1 レーザ手術装置,光凝固装置
  4-2 光線治療機器
 5 超音波治療機器
  5-1 超音波吸引手術装置
  5-2 超音波凝固切開装置
 6 内視鏡機器
  6-1 内視鏡
 7 熱治療機器
  7-1 冷凍手術器・装置
  7-2 ハイパーサーミア
  7-3 超音波温熱治療装置
  7-4 そのほかの温熱療法

第11章 生体計測装置学
 1 生体計測の基礎  渡邊晃広
  1-1 計測論
  1-2 生体情報の計測
 2 生体電気・磁気計測  砂子澤 裕
  2-1 心臓循環器計測
  2-2 脳・神経系計測
 3 生体の物理・化学現象の計測  渡邊晃広
  3-1 循環関連の計測
  3-2 呼吸関連の計測
  3-3 ガス分析計測
  3-4 体温計測
 4 画像診断法  砂子澤 裕
  4-1 超音波画像計測
  4-2 エックス線画像計測
  4-3 核磁気共鳴画像計測
  4-4 ラジオアイソトープ(RI)による計測
  4-5 内視鏡画像計測

第12章 医用機器安全管理学
 1 臨床工学技士と安全管理  渡邊琢朗
  1-1 各種エネルギーの人体への危険性
  1-2 安全管理
  1-3 関係法規など
 2 安全基準  鈴木哲治
  2-1 医用機器・設備の体系化
  2-2 医用電気機器の安全基準(JIS T 0601-1)
  2-3 病院電気設備の安全基準(JIS T 1022)
 3 電気的安全性の測定
  3-1 漏れ電流と患者測定電流
  3-2 保護接地線抵抗
 4 安全管理技術  渡邊琢朗
  4-1 安全管理業務
  4-2 保守点検管理業務
 5 医療ガス  出渕靖志
  5-1 医療ガス
  5-2 医療ガス安全・管理委員会
  5-3 JIS T 7101と高圧ガス保安法
 6 システム安全
  6-1 信頼性
  6-2 システム安全の分析手法
  6-3 システム安全達成の手法
 7 電磁環境
  7-1 EMIとEMC
  7-2 医療機器と電磁環境

第13章 医学概論  髙橋純子,泉田洋志,小鷹丈彦
 1 臨床工学に必要な医学的基礎
  1-1 医学概論
  1-2 公衆衛生
  1-3 関係法規
  1-4 生化学の基礎
  1-5 薬理学の基礎
  1-6 病理学概論
  1-7 臨床検査
 2 人体の構造および機能
  2-1 生物学的基礎
  2-2 身体の支持と運動
  2-3 呼吸器
  2-4 循環器
  2-5 血液
  2-6 腎・泌尿器
  2-7 消化と吸収
  2-8 内臓機能の調節
  2-9 情報の受容と処理
  2-10 外部環境からの防御
  2-11 生殖,発生,老化

第14章 臨床医学総論
 1 内科学概論  四倉正之
  1-1 内科学概論
 2 外科学概論
  2-1 外科学手術概論
 3 呼吸器系
  3-1 呼吸器系
  3-2 機能検査
 4 循環器系
  4-1 血管病
  4-2 心臓病
 5 内分泌・代謝系  副島昭典
  5-1 内分泌疾患
  5-2 代謝性疾患
 6 神経・筋肉系  四倉正之
  6-1 神経・筋肉疾患
  6-2 機能検査
 7 感染症  岸野智則
  7-1 感染症総論
  7-2 感染症
 8 腎臓・泌尿器・生殖器系  副島昭典
  8-1 腎臓の疾患
  8-2 腎・尿路の疾患
  8-3 急性腎不全
  8-4 慢性腎不全
 9 消化器系  岸野智則
  9-1 総論
  9-2 消化器系疾患と治療
 10 血液系  副島昭典
  10-1 赤血球の異常
  10-2 白血球の異常
  10-3 血小板の異常
 11 麻酔科学  岸野智則
  11-1 麻酔
 12 集中治療医学
  12-1 総論
  12-2 集中治療
  12-3 救急医療
 13 手術医学
  13-1 感染防止
  13-2 消毒,滅菌
  13-3 医療安全
 14 臨床生化学  副島昭典
  14-1 臨床生化学の基礎
  14-2 酸塩基平衡の調節
 15 臨床免疫学  岸野智則
  15-1 免疫のしくみ
  15-2 免疫に関係する疾患
  15-3 移植免疫
  15-4 輸血
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