脳機能の基礎知識と神経症候ケーススタディ

脳血管障害を中心に

脳機能の基礎知識と神経症候ケーススタディ

■編集 沼田 憲治

定価 6,160円(税込) (本体5,600円+税)
  • B5判  280ページ  2色(一部カラー),イラスト200点,写真200点
  • 2017年1月23日刊行
  • ISBN978-4-7583-1699-6

多彩な神経症候を症例ベースで徹底的に読み解く! リハビリテーションの臨床で活かせる実践書

脳損傷後にみられる神経症候は多彩である。例えば,立位が保持できず転倒する状況をみて,運動失調か,半側空間無視か,あるいは運動無視やlateropulsion,視床性失立症なのか,さまざまな症候が考えられる。また,視床や小脳の損傷で起こる認知・情動障害,行為を抑制できない把握反応や模倣行動など,神経学的検査をしていても,目の前の患者に現れている神経症候を見極めるのは難しい。
本書はそのような神経症候について,脳解剖,脳機能の基礎から解説し,さまざまな神経症候のメカニズムを症例ベースで解き明かす。脳画像から正確に病巣を把握し,神経学的検査と評価,メカニズムの解説から,これらの知見をどのようにリハビリテーションの臨床に活かせばよいかまでを網羅した実践書である。


序文

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目次

Ⅰ 大脳の解剖学的構造
 1 大脳の解剖学的構造
 2 皮質下構造

Ⅱ 脳の機能的階層構造
 1 中枢神経系の機能的階層構造
 2 大脳皮質の基本的階層構造

Ⅲ 大脳皮質・皮質下・小脳の機能
 1 頭頂葉の機能
 2 前頭葉の機能
 3 側頭葉の機能
 4 後頭葉の機能
 5 辺縁系の機能
 6 皮質下構造の機能
 7 小脳の機能

Ⅳ 大脳皮質および脳幹による運動制御
 1 投射線維
 2 脳幹と歩行

Ⅴ 脳の可塑性
 1 脳の可塑性とリハビリテーション

Ⅵ Case Study
 1 前頭葉の障害に起因するもの
  1 病的把握現象
  2 運動開始困難
  3 利用行動・模倣行動
  4 発語失行
  5 自発性の低下,akinetic mutism
 2 頭頂葉の障害に起因するもの
  1 左半側空間無視
  2 Ataxie optique
  3 道順障害
  4 Ataxic hemiparesis
 3 後頭葉の障害に起因するもの
  1 皮質盲
  2 純粋失読
 4 視床の障害に起因するもの
  1 視床性運動失調
  2 記憶障害と情動障害
  3 視床性失立症
 5 小脳の障害に起因するもの
  1 小脳損傷による認知・情動障害
 6 脳幹の障害に起因するもの
  1 lateropulsion
  2 四肢近位筋の筋力低下
  3 Kernohan切痕による病巣側の麻痺
  4 鏡像運動
  5 余剰幻肢
 7 その他の皮質下の障害に起因するもの
  1 拮抗失行
  2 下肢優位の運動麻痺
  3 右半側空間無視
  4 Pusher現象
  5 運動無視
  6 SOFF離断による拙劣な運動
  7 連合運動
  8 知覚転位(allesthesia)
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