日本版救急蘇生ガイドライン2015に基づく

新生児蘇生法テキスト

第3版

新生児蘇生法テキスト

■監修 細野 茂春

定価 4,400円(税込) (本体4,000円+税)
  • B5判  148ページ  2色+4色,イラスト50点,写真100点
  • 2016年3月25日刊行
  • ISBN978-4-7583-1732-0

出産に携わるすべての医療従事者必携! 新生児蘇生法テキストの改訂版

日本蘇生協議会・日本救急医療財団合同委員会の作成による「日本版救急蘇生ガイドライン2015」に則った,「新生児蘇生法テキスト」の改訂版。
改訂に伴い,カラーイラストや写真を多用してデザインを一新し,基礎的事項から蘇生の実際まで,さらにわかりやすく解説されており,本書1冊で新生児蘇生手技を学ぶことができる。日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法講習会の公式テキストに指定されており,予習・復習にも役立つ。
出産に携わるすべての医療従事者必携の書。


序文

 日本周産期・新生児医学会では国際蘇生連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation)で作成されたConsensus on Science with Treatment Recommendation(CoSTOR)に基づいた新生児心肺蘇生法が周産期・新生児医療にたずさわるすべてのスタッフに修得し実践していただくために日本版新生児蘇生法(Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation;NCPR)普及事業を2007年7月から開始しました。
 2015年12月現在A・Bコースの受講者の延べ人数は89,880人にのぼり,認定者数も60,659人になり,周産期医療に常時携わっていると考えられる75,000人に近づいてきています。これはひとえに周産期医療に関係する諸学会・団体のご協力のおかげとこの場を借りて厚く御礼申し上げるとともに,今後もさらなるご支援,ご協力をお願いする次第です。
 わが国では,周産期医療体制の整備が進み,ハイリスク分娩およびハイリスク新生児の出生が予知された場合,母子医療センターに母体搬送され,新生児科医・小児科医が分娩に立ち会う体制が確立しています。しかしながらすべての分娩で仮死を予測することは不可能であり,周産期施設においても通常すべての分娩に小児科医が立ち会うことはなく,予期せぬ仮死に対する初期対応は分娩に立ち会うすべての医療者が,迅速かつ確実に行う必要があります。
 CoSTORは現在5年ごとに改訂されており,2015年10月に新たな国際ガイドラインとともにJRC蘇生ガイドライン2015オンライン版第4章新生児蘇生(NCPR)として公開しました。本書はJRC蘇生ガイドライン2015に基づいた新生児蘇生講習会を受講される方,またすでに2010年版準拠での認定をうけた方々が,最新の蘇生ガイドラインのアップデートされた内容を理解し,臨床の場で実践していただくためにアルゴリズム図の改訂・説明にとどまらず,写真や図も一新し,カラーページを大幅に増やし視覚的学習効果を高めました。
 本書の作成にあたり,執筆者以外にNCPRガイドライン2015作成準備委員会のメンバー,新生児蘇生普及事業事務局(中川正弘氏,木谷文治氏,栗田真貴女史,大熊美由紀女史,飯島和子女史,矢野裕子女史)および,短期間でカラー化含め刷新した紙面での本テキスト出版を実現してくださったメジカルビュー社に深謝致します。

日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法委員会 委員長
細野茂春
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目次

1章 新生児蘇生法とは —NCPRガイドライン作成と改訂の経緯
 新生児蘇生法(Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation;NCPR)普及プロジェクト
 国際蘇生連絡委員会のConsensus 2015から日本版ガイドライン2015まで
 GRADEによるエビデンスの質と推奨レベルの評価
 Consensus 2015に基づく日本版新生児蘇生法ガイドライン2015の主な改正点

2章 新生児蘇生法の実際(基本編)
 新生児蘇生法に必要な基礎知識
 新生児蘇生法の対象
 NCPRのアルゴリズム
 新生児蘇生
  STEP 1:出生直後の児の状態評価
  STEP 2:ルーチンケア
  STEP 3:蘇生の初期処置
  STEP 4:蘇生の初期処置の効果の評価と次の処置
  STEP 5:人工呼吸
  STEP 6:人工呼吸の効果の評価と次の処置(胸骨圧迫)
  STEP 7:薬物投与
  STEP 8:呼吸障害の安定化
  STEP 9:蘇生後のケア

3章 新生児蘇生法アドバンス
 気管挿管
 早産児の蘇生
 新生児蘇生に関するその他の推奨

4章 新生児蘇生法をより活用するために
 新生児蘇生におけるチームワーク
 NCPRにおける継続学習と実践トレーニング(On the Job Training;OJT)の必要性

問題集

新生児蘇生法(NCPR)普及事業について
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