OGS NOW basic 1

産婦人科手術のための基礎知識

開腹・腹腔鏡・ロボット

産婦人科手術のための基礎知識

■担当編集委員 平松 祐司

定価 11,000円(税込) (本体10,000円+税)
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  • A4判  180ページ  オールカラー,イラスト250点,写真250点
  • 2020年3月29日刊行
  • ISBN978-4-7583-1981-2
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産婦人科手術習得のための基本知識にフォーカスした新シリーズが2冊同時刊行!

若手産婦人科医を対象に「基本的に身につけなければならない手技」を解説し,“十分な理解に基づく手術”をマスターできる実践的シリーズ。緻密で美しいイラストにより読むだけで手術をシミュレートできるビジュアル重視の紙面に加え,スマートフォン等でアクセスできる本文とリンクした動画をストリーミング配信。解説は簡潔かつ初心者フレンドリーで,今さら聞けないような事柄についても丁寧に記載し,助手などの補助的な立場の手術参加者にもより役立つ作りとしている。
第1巻では,シリーズ開始にあたって手術に必要な器具や開腹・閉腹法など,産婦人科にまつわる基礎知識を解説している。

■シリーズ編集委員
平松祐司/竹田 省/万代昌紀/小林裕明


序文

OGS NOW basicの刊行にあたって

 この度,産婦人科手術書OGS Now の姉妹編としてOGS NOW basic を刊行することになりました。OGS Nowはわかりやすいイラストを用い,各手術のストラテジー,コツ,ピットフォールなどの項目を設け,従来の手術書の行間に書かれていた内容を解説してもらいました。これは,より安全な術式を効率よくマスターしてほしいとの思いからでた発想であり,2010年から2015年にかけて全24 巻発刊し,今も多くの先生方に愛読していただいております。
 今も昔も,多くの産婦人科手術に対するストラテジーには大きな変化はありませんが,この10 年間に腹腔鏡手術やロボット手術が急速に発展し,パワーデバイスや周術期管理なども年々進歩してきています。このような現況を踏まえ,OGS NOW は継続して刊行していきながら,それをさらに補い,主に卒後10 年位までの若い先生を対象とした手術入門書として,up-to-dateな内容を盛り込み,基本的な術式をよりわかりやすく解説する書籍としてOGS NOW basicを発刊することにしました。
 本シリーズでは,OGS NOWの編集方針は継承しつつ,次のような編集方針で企画していきます。
1)卒後10年位までの若い先生を主たる対象とする。
2) 難易度の高い手術は「OGS NOW」を参照してもらい,難しいテーマはできるだけ取り扱わない。
3)その手術に必要な解剖知識を記載する。
4)各操作の理解を助けるために必要な短い動画をつける。
4)麻酔や合併症対策も記載する。
 多くのup-to-dateな内容を取り入れていくと同時に,鏡視下手術で得られる画像,解剖を掲載しますのでベテランの先生方にも役立てていただけるものと思っています。
 手術はScienceを基盤にしたArt です。本シリーズではこのtechnical skillをわかりやすく解説します。また,よい外科医と呼ばれるのにはtechnical skill に加え,non-technicalskillを備えておく必要があります。これについてもコラム等で可能な限り伝えていきたいと考えています。
 OGS Now 全24 巻とともに,年4冊発刊予定であるOGS NOW basicも手元においていただき,手術前後に必ず該当項目を読んで修練し,手術の達人そしてbest Surgeonを目指してほしいと思います。

2020年3月吉日
編集委員 平松祐司 岡山市立総合医療センター顧問,岡山大学名誉教授
竹田 省 順天堂大学医学部産婦人科学講座特任教授,母子愛育会愛育研究所所長
万代昌紀 京都大学医学研究科婦人科学産科学分野教授
小林裕明 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生殖病態生理学教授

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序 文

 OGS Now basic の第1巻として「開腹・腹腔鏡・ロボット 産婦人科手術のための基礎知識」をお届けします。タイトルの通り,本巻では産婦人科の開腹手術,腹腔鏡手術,ロボット手術を行う上で知っておかねばならない,解剖,使用器具・糸の種類と性能,基本手技,止血法,日頃から取り組むべき修練,周術期管理などにつき解説しています。
 私自身,40 年以上にわたり産婦人科手術を行い,同時に長年,若手医師育成に取り組んできました。その経験をもとに若い修練医の参考になればと思い,「手術の学び方」について書いてみました。その中にも書きましたが,私は「手術は究極のArt である」と思っています。究極という意味は,書や絵は何枚も書いて,描いてその中で最も良いものを選んで展覧会に出品したり,残すことが可能ですが,手術で与えられるのはただ1 枚の紙,キャンバスであり,その1枚を最高傑作に仕上げなければならない,失敗を許されないArtであることを認識しておく必要があると言うことです。
 このためには日頃からの絶え間ない精進が必要です。患者さんの手術を決定した時点から,術式,起こりうる合併症に対する対策を,十分にシミュレーションして手術に臨む必要があります。また手術は,Scienceに基づいている必要があり,そのためには使用する器具,糸の機能,特徴を十分理解し,ドライラボで十分に手技をトレーニングして手術に臨む必要があります。同時に解剖を熟知し,その患者の状態に合わせた攻め方を考え,手術を完遂し,きちんとした周術期管理を行う必要があります。これらのことがすべてうまくいったときに初めてQOL の高い,患者さんの喜ぶ手術を提供できるものと思います。 本巻ではそのような手術に臨むに当たって理解,習得しておくべき内容を1 冊にまとめてみました。どの項目からも「OGS NOW basic の刊行にあたって」に記載した編集方針に基づいた執筆者の熱い情熱を感じていただけるものと思います。
 本巻から始まるOGS Now basicが読者の若い先生方のお役にたつことを念願しています。どうぞ,既刊のOGS NOW 24巻と一緒に日々の診療に役立ててください。

2020年3月
平松祐司
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目次

産婦人科手術に必要な解剖  竹田 省
手術器具の使用法  三上幹男
糸の種類,運針法  山ノ井康二
開腹手術:開腹・閉腹法  鎌田泰彦
止血法   平松祐司
腹腔鏡手術:基礎知識  金尾祐之
ロボット手術:基礎知識  神尾真樹 ほか
形成外科的皮膚縫合  北口陽平 ほか
周術期管理①  寺尾泰久
周術期管理②  田中京子
手術の学び方 ー手術の達人を目指してー   平松祐司
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