臨床画像
2021年8月号 Vol.37 No.8
地力が伸ばせる小児画像診断
知っておきたい小児領域の救急疾患

定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
- B5判 120ページ
- 2021年7月26日刊行
電子版
序説
『臨床画像』が創刊されたのは36年前の1985年4月で,小生が放射線科医として仕事を始めた翌年である。創刊号の特集は「肝癌の画像診断」で,肝臓の解剖,臨床,画像診断(シンチグラフィ,超音波検査,CT,血管造影)が解説されていた。このような雑誌の利点は,最新の情報を入手できることである。今でも創刊号が手元にあるのは,「研究室紹介」として当時所属していた教室が紹介されており,さらに「誌上カンファレンス」として当時教室で毎週行われていた症例カンファレンスの様子が症例提示のみならず実際のカンファレンスの光景を含め紹介されていたからである。当然,フィルムを提示するスタイルで,懐かしい限りである。
さて,特集「地力が伸ばせる~」は解剖学的領域別に企画が進行中である。このたび,「小児の画像診断」の企画を担当するという貴重な機会をいただいた。小児の画像診断に関する企画を立案する際に頭を悩ませるのは構成である。それは,全身を解剖学的領域別に構成するか,特定の領域を詳細に分ける構成にするか,といった点での悩みである。当然のことながら,それぞれの構成にはよい点とそうでない点がある。悩んだ末,「地力が伸ばせる小児画像診断」と題して,「知っておきたい小児領域の救急疾患」と副題を添え,それぞれの解剖学的領域の救急疾患に焦点をあてた内容とした。執筆をお願いしたのは,画像診断を主な業務あるいは専門領域の1つとして,日ごろから診療,教育,研究にご活躍の先生方である。でき上がった原稿を見てみると,リニューアルされた『臨床画像』のポリシーである,画像を大きくかつ多く掲載する,文章は最小限にし,画像と見るべきポイントをセットした構成で,画像を見て学ぶスタイルとなっていることを理解いただけると思われる。提示されている画像はどれも臨場感があり,実際に検査室あるいは読影室で画像を目の前にしているかのようである。
小児画像診断を専門としてきた放射線科医の1人として,小児画像診断に興味をもち,これを専門領域の1つとする若手放射線科医が1人でも増えることを心から願っている。
野坂俊介
『臨床画像』が創刊されたのは36年前の1985年4月で,小生が放射線科医として仕事を始めた翌年である。創刊号の特集は「肝癌の画像診断」で,肝臓の解剖,臨床,画像診断(シンチグラフィ,超音波検査,CT,血管造影)が解説されていた。このような雑誌の利点は,最新の情報を入手できることである。今でも創刊号が手元にあるのは,「研究室紹介」として当時所属していた教室が紹介されており,さらに「誌上カンファレンス」として当時教室で毎週行われていた症例カンファレンスの様子が症例提示のみならず実際のカンファレンスの光景を含め紹介されていたからである。当然,フィルムを提示するスタイルで,懐かしい限りである。
さて,特集「地力が伸ばせる~」は解剖学的領域別に企画が進行中である。このたび,「小児の画像診断」の企画を担当するという貴重な機会をいただいた。小児の画像診断に関する企画を立案する際に頭を悩ませるのは構成である。それは,全身を解剖学的領域別に構成するか,特定の領域を詳細に分ける構成にするか,といった点での悩みである。当然のことながら,それぞれの構成にはよい点とそうでない点がある。悩んだ末,「地力が伸ばせる小児画像診断」と題して,「知っておきたい小児領域の救急疾患」と副題を添え,それぞれの解剖学的領域の救急疾患に焦点をあてた内容とした。執筆をお願いしたのは,画像診断を主な業務あるいは専門領域の1つとして,日ごろから診療,教育,研究にご活躍の先生方である。でき上がった原稿を見てみると,リニューアルされた『臨床画像』のポリシーである,画像を大きくかつ多く掲載する,文章は最小限にし,画像と見るべきポイントをセットした構成で,画像を見て学ぶスタイルとなっていることを理解いただけると思われる。提示されている画像はどれも臨場感があり,実際に検査室あるいは読影室で画像を目の前にしているかのようである。
小児画像診断を専門としてきた放射線科医の1人として,小児画像診断に興味をもち,これを専門領域の1つとする若手放射線科医が1人でも増えることを心から願っている。
野坂俊介
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目次
■特集:地力が伸ばせる小児画像診断−知っておきたい小児領域の救急疾患− 企画・編集:野坂俊介
序説 野坂俊介
中枢神経:救急外来で遭遇する痙攣,頭痛,意識障害,脱力 青木英和ほか
頸部:頸部腫瘤・流涎・嚥下困難を生じる小児救急疾患 藤川あつ子
呼吸器:小児急性呼吸苦の鑑別疾患 槇殿文香理ほか
心大血管:チアノーゼ性先天性心疾患を中心に 中川基生
肝胆膵:黄疸と腹痛をきたす小児疾患 市田和香子ほか
消化管:救急外来で遭遇する消化器疾患 杉岡勇典ほか
泌尿生殖器:救急外来で遭遇する泌尿生殖器疾患 宮坂実木子
骨軟部:救急外来で遭遇する小児整形外科疾患 齋藤祐貴
●新連載
何としても読んでもらいたい あの論文,この論文[第1回]
学術出版のオープン・アクセス化のもたらしたもの 江原 茂
序説 野坂俊介
中枢神経:救急外来で遭遇する痙攣,頭痛,意識障害,脱力 青木英和ほか
頸部:頸部腫瘤・流涎・嚥下困難を生じる小児救急疾患 藤川あつ子
呼吸器:小児急性呼吸苦の鑑別疾患 槇殿文香理ほか
心大血管:チアノーゼ性先天性心疾患を中心に 中川基生
肝胆膵:黄疸と腹痛をきたす小児疾患 市田和香子ほか
消化管:救急外来で遭遇する消化器疾患 杉岡勇典ほか
泌尿生殖器:救急外来で遭遇する泌尿生殖器疾患 宮坂実木子
骨軟部:救急外来で遭遇する小児整形外科疾患 齋藤祐貴
●新連載
何としても読んでもらいたい あの論文,この論文[第1回]
学術出版のオープン・アクセス化のもたらしたもの 江原 茂
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