2021年9月号 Vol.37 No.9

地力が伸ばせる 心臓・大血管の画像診断

日常臨床でよく遭遇する循環器疾患

臨床画像 2021年9月号
定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
  • B5判  108ページ  
  • 2021年8月26日刊行

在庫僅少です。



序説

 循環器領域の画像診断に関してはどこから手を付けたらよいかわからないとの声をよく耳にします。「地力が伸ばせる」シリーズの心臓・大血管領域では,「放射線診断専門医試験の出題範囲の大枠をカバーする」ことを念頭に,典型的な画像所見から疾患や病態を推定できるようになることを目的としました。分厚い成書を読む前に,本書によって基礎的知識の定着を図ることで,若い先生方の循環器画像診断へのハードルを下げるきっかけになればと考えています。
 今回取り上げました疾患は,日常臨床で比較的よく遭遇し,放射線診断専門医を取得するうえで必要不可欠な疾患をピックアップしています。執筆いただいた先生方には基本的な内容から,注目すべき画像所見,鑑別疾患,新しい診断方法に至るまで大変わかりやすく解説いただきました。いずれの章もとても読み応えがあり,かつ効率的に重要ポイントをおさえることができる内容となっています。
 心臓・大血管領域においては,CTやMRIに加え,核医学検査や血管造影,超音波など複数のモダリティを駆使して診断するところに,この領域の醍醐味があると考えています。本特集では,なるべく多くのモダリティの画像を用いながら,各疾患のみるべきポイントを解説した構成としており,疎遠になりがちな心臓・大血管領域の画像診断の面白さ・奥深さを存分に感じていただけると思います。当初は若手医師が日常業務のなかで手元に置けるような特集として想定いたしましたが,改めて心臓・大血管の画像診断を見直したいベテランの先生方にとりましても,多くの知見を得ることができると確信しています。
 どの領域の画像診断におきましても,上級医から若手医師への“直接の手ほどき”は必要ですが,心臓・大血管領域を専門とする放射線科医は全国的には多くありません。本特集が少しでも“直接の手ほどき”の代わりになればと願っております。
 最後に,新型コロナ肺炎の蔓延により日常臨床がお忙しいなか,素晴らしい原稿を執筆いただいた先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。

立神史稔
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目次

■特集:地力が伸ばせる 心臓・大血管の画像診断  企画・編集:立神史稔
序説  立神史稔
先天性心疾患:心室中隔欠損,心房中隔欠損,Fallot四徴症  前田恵理子
冠動脈疾患:冠動脈プラーク,冠動脈起始異常,冠動脈瘻  小徳暁生ほか
虚血性心疾患:心筋虚血(安定狭心症,冠攣縮性狭心症,微小循環障害),心筋梗塞  吉田和樹ほか
心筋症①:肥大型心筋症,拡張型心筋症,不整脈原性右室心筋症  堂前謙介ほか
心筋症②:サルコイドーシス,アミロイドーシス,たこつぼ型心筋症  木藤雅文
大血管疾患①:大動脈瘤,大動脈解離,エンドリーク  柳垣 聡ほか
大血管疾患②:炎症性大動脈瘤,感染性大動脈瘤,高安動脈炎  近藤翔太ほか
慢性血栓塞栓性肺高血圧症  山崎誘三ほか

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