臨床画像
2022年1月号 Vol.38 No.1
やさしくRADSを学ぶ
RADSを理解し,診療に生かす

定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
- B5判 108ページ
- 2021年12月26日刊行
電子版
序説
画像診断レポートをどう書くかは,放射線診断医にとって日々の重要課題である。米国放射線専門医会(American College of Radiology;ACR)が画像診断報告データシステム(Reporting and Data System;RADS)を提唱して以来,多くのRADSが世界的な標準として用いられている。国際学会や英文論文での発表ではRADSに従わざるをえない状況にもある。
臨床の現場をみてみると,BI–RADS(乳腺)やPI–RADS(前立腺)などはこれまでも多く紹介されており,「すでに使っているが臨床側に伝わっているかわからない」「 何となく知っているが普段の読影での記載方法がわからない」とか,「自分はその臓器や疾患が専門ではないので用いていない」という読影医も多いと思う。臨床医とのコミュニケーションができていればよいが,レポートだけが一人歩きすることもありえる。RADSについてどのように用いていくかを全般的に学ぶ必要があると考え,今回の企画を立てさせていただいた。
今回の企画では「臨床的な観点からそれぞれの領域のRADSをどのように利用すればよいのか」について,エキスパートの先生方に解説をお願いした。日本と欧米での診療の違いもあることや,検診や診断のシステムの違いなどもあり,そのままでの利用がそぐわないこともあるかもしれないが,理解しておくことは大切である。それぞれの領域の疾患は,われわれ多くの読影医が日々の読影を行っているものであり,画像診断のミニマル・エッセンスも含まれている。若手の放射線科医や専門外の領域の画像診断医においても,明日からの臨床に役立てられるように解説していただいた。
担当いただいた先生方には趣旨をご理解いただき,お忙しいなかご執筆をご快諾いただけたことに,深く感謝致します。画像診断の標準化が進み,臨床医とのコミュニケーションがより適切に行われるようになっていくことを望みます。
久保田一徳
画像診断レポートをどう書くかは,放射線診断医にとって日々の重要課題である。米国放射線専門医会(American College of Radiology;ACR)が画像診断報告データシステム(Reporting and Data System;RADS)を提唱して以来,多くのRADSが世界的な標準として用いられている。国際学会や英文論文での発表ではRADSに従わざるをえない状況にもある。
臨床の現場をみてみると,BI–RADS(乳腺)やPI–RADS(前立腺)などはこれまでも多く紹介されており,「すでに使っているが臨床側に伝わっているかわからない」「 何となく知っているが普段の読影での記載方法がわからない」とか,「自分はその臓器や疾患が専門ではないので用いていない」という読影医も多いと思う。臨床医とのコミュニケーションができていればよいが,レポートだけが一人歩きすることもありえる。RADSについてどのように用いていくかを全般的に学ぶ必要があると考え,今回の企画を立てさせていただいた。
今回の企画では「臨床的な観点からそれぞれの領域のRADSをどのように利用すればよいのか」について,エキスパートの先生方に解説をお願いした。日本と欧米での診療の違いもあることや,検診や診断のシステムの違いなどもあり,そのままでの利用がそぐわないこともあるかもしれないが,理解しておくことは大切である。それぞれの領域の疾患は,われわれ多くの読影医が日々の読影を行っているものであり,画像診断のミニマル・エッセンスも含まれている。若手の放射線科医や専門外の領域の画像診断医においても,明日からの臨床に役立てられるように解説していただいた。
担当いただいた先生方には趣旨をご理解いただき,お忙しいなかご執筆をご快諾いただけたことに,深く感謝致します。画像診断の標準化が進み,臨床医とのコミュニケーションがより適切に行われるようになっていくことを望みます。
久保田一徳
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目次
■特集:やさしくRADSを学ぶ−RADSを理解し,診療に生かす− 企画・編集:久保田一徳
序説 久保田一徳
総説:RADSを理解し,診療に生かす 久保田一徳
乳腺領域のRADS 森 美央ほか
肝臓領域のRADS 上田和彦
泌尿器領域のRADS 木村浩一朗ほか
卵巣領域のO–RADS 坪山尚寛ほか
Lung–RADS Version 1.1−わが国でのガイドラインとの比較− 土田敬明
甲状腺領域のRADS 北野真利子ほか
CO–RADS 藤岡友之ほか
CAD–RADS 真鍋 治ほか
NI–RADS 関根鉄朗
H(I TBI)–RADS 竹村茉莉子ほか
●連載
・となりの読影室[第20回]
東京医科大学病院 齋藤和博
序説 久保田一徳
総説:RADSを理解し,診療に生かす 久保田一徳
乳腺領域のRADS 森 美央ほか
肝臓領域のRADS 上田和彦
泌尿器領域のRADS 木村浩一朗ほか
卵巣領域のO–RADS 坪山尚寛ほか
Lung–RADS Version 1.1−わが国でのガイドラインとの比較− 土田敬明
甲状腺領域のRADS 北野真利子ほか
CO–RADS 藤岡友之ほか
CAD–RADS 真鍋 治ほか
NI–RADS 関根鉄朗
H(I TBI)–RADS 竹村茉莉子ほか
●連載
・となりの読影室[第20回]
東京医科大学病院 齋藤和博
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