2022年2月号 Vol.38 No.2

特集 1:地力が伸ばせる 骨軟部画像診断/特集 2:人間ドック(検診)の画像診断

臨床画像 2022年2月号
定価 2,750円(税込) (本体2,500円+税)
  • B5判  162ページ  
  • 2022年1月26日刊行


序説(特集1:地力が伸ばせる 骨軟部画像診断)

 本特集は,主に若手画像診断医,放射線科専攻医・研修医を対象とした「地力が伸ばせるシリーズ」の骨軟部画像診断版として企画されている。
 一概に骨軟部といっても,守備範囲の広い分野だが,少しでも取りかかりやすいように,今回は骨・軟部腫瘍,関節炎,筋疾患,肩関節,手・肘関節,股関節,膝関節,足・足関節,脊椎に分け,特に知っておきたい疾患,典型的な画像所見について解説していただいた。
 ご執筆の先生には企画の主旨を十分にご理解いただき,ご自身の経験を踏まえて工夫していただきながら大変わかりやすく,丁寧にまとめていただけたと思う。が,読んでいただくとわかるが,思いのほか,内容の濃いものになっている。本雑誌の改定により,画像がより大きく掲載されるようになったことも,迫力が出ている理由かもしれない。
 主な疾患について基本的事項,典型的な画像所見について繰り返し学習し,知識を積み上げていくことは,まさに地力を伸ばす近道の1つだと思われる。
 何度も画像・図をみて,解説を読んでいただければと思う。

稲岡 努

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序説(特集2:人間ドック(検診)の画像診断)

 日常の臨床では多くの場合,なんらかの疾病を有する,あるいは疑われている患者に対する診療として画像検査を行い,読影・診断が行われる。一方,特に疾病を疑われていない対象者に対する健康診断としての画像診断も広く行われている。このような健康診断目的の画像診断には,いわゆる「住民検診」として行われる対策型検診から「人間ドック」のような任意型検診まで,さまざまな行われ方がある(この点の詳細は「乳がん検診」「肺がん検診」の項に詳しく述べられている)が,その読影に関しては,検診を専門に行っている先生のみならず,日常臨床の片手間で,あるいは兼業としてなど,必ずしも専門ではない〜得意でない領域を担当している先生も少なくないと思われる。そのような先生方の読影の一助となるよう,今回「人間ドック(検診)の画像診断」という特集を企画した。
 健康診断の画像診断は非常に幅広く,限られたページ数で網羅することは困難であるが,今回は特に悪性腫瘍を対象とした検診のなかから項目を選定した。人間ドックとしての任意型検診が中心となる項目が多いが,項目によっては対策型検診との相違なども含めてご執筆をお願いした。
 乳がん検診については山梨PET画像診断クリニックの佐藤葉子先生,肺がん検診については浅間南麓こもろ医療センター 放射線科の丸山雄一郎先生,膵がん検診については金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 放射線科学の小坂一斗先生ほか,PET/CT検診については厚地記念クリニック・画像診断センターの陣之内正史先生と,各領域の第一人者の先生方にご執筆いただいた。非常にまとめにくい内容にもかかわらず,わかりやすくご執筆いただいた先生方に改めて深謝申し上げる。
 改めて全体を拝読させていただくと,基本的な内容から最先端のトピックスまで取り上げていただいており,新たに検診の読影を始める先生だけでなく,日ごろから検診の読影を続けている先生方にも必ず役立つ内容となったと思われる。まず一通りお読みいただき,読影の際にも折りに触れ読み返していただければ幸いである。

石守崇好
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目次

■特集1:地力が伸ばせる 骨軟部画像診断  企画・編集:稲岡 努
序説  稲岡 努
日常診療でよく遭遇する骨・軟部腫瘍  塚本 純ほか
関節炎と石灰沈着性腱板炎  神島 保
筋疾患  中田和佳
肩関節  常陸 真
手・肘関節  米永健徳ほか
股関節  平澤南波ほか
膝関節  福田有子
足・足関節  大出 創ほか
脊椎ー骨転移と誤りやすい病変・見逃しやすい病変ー  大木 望ほか

■特集2:人間ドック(検診)の画像診断  企画・編集:石守崇好
序説  石守崇好
乳がん検診  佐藤葉子
肺がん検診  丸山雄一郎
膵がん検診  小坂一斗ほか
PET/CT検診  陣之内正史
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