医学・医療系学生のための

総合医学英語テキスト Step 2

総合医学英語テキスト Step 2

■編集 日本医学英語教育学会

定価 3,300円(税込) (本体3,000円+税)

代表的な疾患の定義や治療法を英語で学び,医療現場で必要な英語力を総合的に身につけよう!

日本医学英語教育学会による「医学英語教育ガイドライン」のminimum requirementsレベルに対応する医学英語教科書。Step 1では1〜2年生を対象に一般的な症状をトピックとしたが,Step 2では専門教育を受ける3年生以上を対象として,急性心筋梗塞,炎症性腸疾患,糖尿病など代表的な疾患の定義や治療法で構成している。
各トピックを専門医と英語教員がペアになって執筆し,①疾患の定義・分類・治療法 (reading),②語彙 (vocabulary),③症例報告 (listening),④演習 (writing)で構成。また練習問題を配して,ガイドラインの4項目 (vocabulary, reading, writing, communication) をカバーしている。音声ダウンロード・サービス付き。


序文

刊行にあたって

 文部科学省では「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」のもとに,小・中・高等学校を通じた英語教育全体の抜本的充実を図っている。2014年度から逐次改革を推進し,一貫した学習到達目標を設定することにより,英語によるコミュニケーション能力を確実に養うことを目指している。
医学教育においてもグローバル化への対応が進んでいる。2017年に改訂された医学教育モデル・コア・カリキュラムのなかでは,「A-7-2)国際医療への貢献」の項で,「患者の文化的背景を尊重し,英語をはじめとした異なる言語に対応することができる」ことが学修目標として掲げられている。
 さて,わが国の医学教育は,世界医学教育連盟(WFME)のグローバルスタンダード評価基準に準拠して進められており,各学校においても国際認証に向けた取り組みが行われている。日本医学英語教育学会では,わが国の医学英語教育がWFMEのグローバルスタンダードに基づくよう,いち早く医学英語教育のガイドラインを制定した(J Med Eng Educ 14(3):130–135, 136–142,2015)。そして,ガイドラインに基づく理想的な教育が行えるよう,テキストを制作するに至った。このテキストは,医学英語運用における重要な4技能(Vocabulary, Reading, Writing, Communication)それぞれを網羅しており,12回の講義で使用できるように工夫した。すでに,医学部低学年や医療系学生を対象とし,一般的症候をトピックとしたStep 1が刊行されているが,この度,医学部高学年や医師を対象とし,医学的知識が必要な内容をトピックとするStep 2を刊行するに至った。
 このStep 2では「医師国家試験出題基準」に収載されている主要疾患をトピックとして取り上げ,また過去に出題された試験問題も練習問題として取り上げている。医療系大学における教科書として使用できることを前提に,専門的医学的知識をもたない英語教員でも講義が進められるよう,教師用マニュアルも用意されている。また,医師が生涯教育の一環としても利用できるよう,医療画像や臨床現場を再現した状況での英語会話などが用意されている。卒前教育から卒後の生涯教育において本書が広く利用され,わが国における医療人の英語力向上につながることを期待している。
 最後になりましたが,本書の作成に多大な尽力をいただいた,メジカルビュー社の江口潤司氏,石田奈緒美氏に厚く御礼申し上げます。

2017年9月吉日
編著者を代表して
一杉 正仁
日本医学英語教育学会
副理事長・テキスト編集委員会 委員長
滋賀医科大学 社会医学講座
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目次

1. Cerebrovascular disease
2. Epilepsy
3. Acute myocardial infarction
4. Inflammatory bowel disease
5. Cirrhosis of the liver
6. Rheumatoid arthritis and systemic lupus erythematosus
7. Diabetes mellitus
8. Chronic kidney disease
9. Malignant lymphoma
10. Infective endocarditis
11. Uterine fibroid
12. Head trauma
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