Eye Surgery バトルロイヤル 1

白内障,ocular surface,緑内障編

白内障,ocular surface,緑内障編

■編集 バトルロイヤル編集委員会

定価 9,900円(税込) (本体9,000円+税)
  • B5判  296ページ  3色
  • 2006年7月31日刊行
  • ISBN978-4-7583-0718-5

各分野を代表する先生方の意見をバトルロイヤルの形式で読み比べられ実践にいかせる眼科医必携の書

白内障手術,角膜屈折矯正手術,眼瞼・涙器手術,緑内障手術を取り上げ,各手術に使用する器具の具体的な紹介やそれに対するこだわり,あるいは治療法の選択のコツなど,についての質問に答えて頂いている。各先生方の経験や考えをじっくりと読み比べられる,今までにない形式の書籍となっている。


目次

1.白内障手術  
  『白内障手術』のコンセプト
  白内障手術バトラー紹介

 CCCに使用する器具−針か鑷子か− 
  針,鑷子,ケースバイケース,のいずれでCCCを行っていますか?またその理由を教えてください。
  具体的器具:例えば,針ならどこのメーカーのどの製品で,どのように作成するか,その理由も教えてください。これに関する「私のこだわり」をどうぞ。

 自己閉鎖創−強角膜切開か角膜切開か− 
  強角膜切開,角膜切開,ケースバイケース,のいずれで自己閉鎖創をつくられますか?またその理由を教えてください。
  具体的器具:例えば,ナイフは何種類,どこのメーカーのどの製品で,どのように作成されますか?これに関する「私のこだわり」をどうぞ。

 消毒とドレープ−勝利のための戦場作り− 
  術野の消毒法について,皮膚消毒と洗眼の具体的方法を教えてください。また,消毒に関するこだわりをどうぞ。
  ドレープはどのように使用しますか?製品と方法を具体的に教えてください。また,ドレープに関するこだわりをどうぞ。
  眼内レンズ度数計算−戦いの前に定められた運命−
  眼内レンズ(IOL)度数計算に使用する式は何ですか?また,どのような症例で,通常と違う方法を使用しますか?
  角膜屈折力はどの装置で測定していますか?具体的方法を教えてください。また,どのような症例で,通常と違う装置を使用しますか?
  眼軸長はどの装置で測定しますか?具体的方法を教えてください。また,どのような症例で,通常と違う装置を使用しますか?
  術後のねらい度数はどのように決定していますか?
  Lensenctomannによるリターンマッチ生中継

 眼内炎−リングに乱入する敵を倒せ− 
  灌流液に抗生物質を添加していますか?その理由,添加する場合は具体的方法を教えてください。
  眼内炎の有無を判定するため,いつ頃どのような症状,所見をチェックしていますか?また,眼内炎予防に関するこだわりをどうぞ。

 私の最終兵器−生き残りのための備え− 
  通常の手術では使用しないが,手術室に備えている装置,器具で最も大切だと思われるものは何ですか?その理由は?
  最終兵器の具体的な使用方法を教えてください。また,これに関するこだわりをどうぞ。

2.角膜屈折矯正手術  
  『角膜屈折矯正手術』のコンセプト
  角膜屈折矯正手術バトラー紹介

 私のスタンダード−患者,治療の選択編− 
  お使いのエキシマレーザー,マイクロケラトームはいずれの機器ですか?また,その選択の理由は何でしょうか?
  近視矯正手術の LASIK,LASEK,PRK はそれぞれの患者において,どういう基準で適応を選択されていますか?
  先生はどこまでの近視を LASIK,LASEK,PRK の屈折矯正手術の対象とされますか?それ以上の近視に対しては,その他の外科的治療をされていますか?
  手術直後にコンタクトレンズは装用されますか?また術後の点眼,種類,回数はどれをどのくらいの期間されていますか?

 実際のこだわりLASIK編 
  眼の周りの消毒,ドレーピングはどのようにされていますか?手袋は何をお使いですか?そのこだわりはありますか?
  最近,上皮の保護という観点から術中眼圧測定をなさらない先生もおられるとか。そこでお尋ねしますが,点眼麻酔,洗眼,フラップマーカー,術中眼圧測定,チャヤットリング などはどのように使用しておられますか?
  エキシマレーザーでは水は照射精度を落とすので注意が必要です。角膜フラップを作成し,翻転させたあと実質ベッドはスポンジなどで乾燥させていますか?
  今後は光線追跡などが可能でしょうが,今は,眼が動きやすい患者さんへの対処策は何ですか?何か器具をお使いですか?

 特殊ケース編 
  角膜曲率が 39D 以下あるいは 47D 以上の患者さんが来られたらどんな近視矯正手術をなさいますか?
  角膜内皮細胞密度が 1,000個/mm2 以下である患者さんの場合,手術は患者さんへの説明も含め,どうされていますか?先生の適応の限界は?
  タクシー,トラックの運転手など職業的に車の運転をする方のグレアの問題は普通の方より,より重要です。グレアの指標として暗所の瞳孔径検査をはじめどんな検査をされていますか? 
  40歳以上では老視との関係から近見視力などの検査を増やされていますか?老視への対処はどうされていますか? 

 副作用:私の予防法,対処法  
  フラップがフリーになったご経験はありますか?あればどう対処されましたか? 
  先生はDLKの発症の経験はおありですか?おありの場合,点眼などの治療に以前と変化はありましたか?DLKについてはいろいろ原因をいわれていますが,先生はどれに原因があると思われますか? 
  マイクロケラトームが角膜切開の途中で動かなくなった例はありますか? そのときの対処法は? 
  LASIKではまれに角膜上皮剥離が生じることがあります。もちろんマイクロケラトームによるものですが,どういった症例でそれが生じるのでしょうか?先生なりの対処法,発症メカニズムへのお考えはありますか? 

 賢者の教え編  
  近視の屈折矯正ではときに近視の戻りがみられますが,先生はどうなったらエンハンスメントされますか? 
  角膜移植後にLASIKをされたことはありますか?それの適応はどうお考えでしょう? 
  屈折矯正手術では患者さんの満足は特に重要です。それを得るための先生の秘策は何でしょうか? 
  屈折矯正手術は術者もさることながら,助手やスタッフがとても重要です。先生は彼らをどう教育されていますか? 

 今後の屈折矯正手術はこうあれ!編 
  先生の現在の屈折矯正手術において,他の施設より優れたポイント・売りは何ですか?
  wavefront guided LASIK についてどうお考えですか?将来すべての症例で適応でしょうか?
  今後の角膜屈折矯正手術は今後どう改良すればより先生にとって完璧に近づくでしょう?またあるべき姿はどんなものでしょう?
  2006年,屈折矯正手術はどうなっていますか?費用・手法も含めて先生の大胆な予想を教えてください。

3. 眼瞼・涙器手術  
  『眼瞼・涙器手術』のコンセプト
  眼瞼・涙器手術バトラー紹介


 眼瞼 
  眼瞼下垂(老人性皮膚弛緩症を含む)に対する手術術式で先生のよく採用される術式をいくつかお教えくださいください。また複数の術式を併用されますか?それらの術式を採用する基準は?そのときに使用される糸の種類,太さも教えてください。
  眼瞼下垂手術の眼瞼挙筋短縮量あるいは眼瞼皮膚切除量をどのようにして決定されていますか?患者さんの外来受診時の瞼裂幅,眼瞼挙筋の機能の定量方法も含めて短縮量決定方法についてお教えください。
  眼瞼挙筋短縮術には皮膚側からのアプローチ方法と結膜側からのアプローチ,または経皮経結膜法などがあります。先生はどの術式を好んで用いられますか?あるいは複数の術式を使い分けておられる先生はどのような基準で使い分けをされますか?
  眼瞼挙筋短縮術を施行するとき,Mu¨ller筋の扱いに注意をしなければならないことがありますが,先生は通常,手術に際してMu¨ller筋をどのようなお考えで処理されていますか?
  眼瞼下垂の症例に吊り上げ術を施行することがありますが,先生はどのような症例にこの術式を適応とされますか?また吊り上げに用いる材料はどのようなものをお使いになりますか?生体から採る場合はどの部位からどのようにして採取されますでしょうか?
  眼瞼に比較的よくみられる腫瘤に霰粒腫がありますが,霰粒腫を診たときに先生はどのような順序で治療されますか?またステロイド懸濁液の局所注射をされますか?
  霰粒腫の外科的切除において先生はどのような手順で切開,摘出をされているでしょうか?使用される器具についてもお教えください。また眼瞼の皮膚側に突出する場合と眼瞼結膜側に突出する場合がありますが,これによって切開の場所を変えておられますか?
  meibom腺梗塞では塞栓物を摘出除去しますが,どのような器具を用いて除去されているでしょうか?また内眼手術前にmeibom腺梗塞をみた場合,これに対してどのような処置をされるでしょうか?

 涙道 
  鼻涙管閉塞症例や涙嚢炎症例の初診時に先生が行われる検査(通水,ブジー,造影など)について詳しくお教えください。ブジーには粘膜損傷の危険があり,むやみにすべきでないとの意見もありますが,初診時はせざるを得ないと思います。どのような方法でどのような点に注意して処置されていますか?
  乳幼児の頑固な鼻涙管閉塞症例の場合,どのぐらいの頻度(例えば週1回)で,また合計何回程度通水やブジーに通わせますか?またブジーや通水が可能であるにもかかわらず流涙や眼脂,膿汁の多い症例に対しては次にどのような治療をされますか?
  涙点閉鎖症例では切開してもすぐに再閉塞してしまうことが多いようです。このようなときには先生方はどのように治療されていますか?何らかのステントを留置されますか?
  高齢者の流涙の原因は単に鼻涙管狭窄症だけではないようです。通水可能なのに流涙を訴える症例も多くみられます。このような症例に遭遇した場合,先生方は流涙の原因をどのようにお考えになられるでしょうか?また,その場合どのような治療を行うべきとお考えでしょうか?
  流涙の症状が鼻涙管狭窄症でなく結膜が弛緩して涙点付近を覆い,結果として流涙につながっていることもあります。このような結膜弛緩症例に対して先生方はどのような治療をされているでしょうか?
  涙小管炎の症例では通水が可能なのに膿汁や菌塊の排出や結膜の炎症が強いケースがよくみられます。涙小管炎ではどのような手順で治療されていますでしょうか?
  鼻涙管狭窄症例で涙点から涙嚢にかけて涙小管が閉塞している症例の場合,DCR だけでは治療困難で,またシリコーンチューブ挿入も不可能であることが多いと思われます。このような症例に遭遇された場合,先生方はどのような外科的治療をされますか?涙点から涙小管,涙嚢移行部までに対する本来の涙点から涙小管での導涙治療の工夫としてお答えください。また,涙嚢鼻腔吻合術があまり効果的でない症例として涙小管の強固な癒着例があると思います。このような症例では新たに涙点を構築してJonesチューブ挿入などを用いた術式が選択されたりしていますが,先生がこのような症例に遭遇した場合,どのような手術術式を選択されるでしょうか?ほかに何か対策や処置がありますでしょうか?
  涙嚢鼻腔吻合術鼻外法では皮膚切開をおきますが,内眼角靭帯を切る人,切らない人さまざまだと思います。先生方は内眼角靭帯を切開されますか,それとも切開されませんか?その理由と切開時の注意点を教えてください。また,切開される先生は手術終了時には縫合されていますか?その場所はどこでしょうか?
  涙嚢鼻腔吻合術鼻外法の欠点として皮膚に傷跡が残るという点が指摘されています。手術後の傷を目立たないようにするために先生はどのような工夫をされていますか?特に縫合糸の種類,縫合の方法についてお聞きかせください。また皮膚を切らずにすむ涙嚢鼻腔吻合術鼻内法が最近少しずつ増えてきているように思いますが,鼻内法に対するご意見もお聞かせください。
  涙嚢鼻腔吻合術鼻外法で皮膚切開するときに内眼角動静脈の走行が気になります。さて,先生方は内眼角動静脈を気にされずに切開を進められますか,あるいは動静脈の損傷を回避しつつ手術を行われますか?また,何か血管損傷の回避のために特別な処置をされますでしょうか?もし切開あるいは損傷した場合にはどのようにして止血されますでしょうか?
  涙嚢鼻腔吻合術鼻外法で涙嚢粘膜と鼻粘膜を吻合するとき,先生方はどのような吻合をされますか?そのときに注意すべきことは何でしょうか?吻合に使用される縫合糸についてもお教えください。また鼻内法で手術をされている場合,粘膜弁の吻合は粘膜同士の自然な治癒再生に任せることになりますが,どのようなことに注意をして処置や処理をされていますか?
  涙嚢鼻腔吻合術で骨窓を開けるときに篩骨洞や篩骨蜂巣に開いてしまうことがあると思います。そのときに先生はどのようにしてリカバーされますか?そのまま篩骨洞に吻合されますか?篩骨洞を開かないようにする防止策も合わせてお教えください。
  涙嚢鼻腔吻合術において吻合部の癒着や閉塞を回避するためにステントを留置することが多いと思われますが,先生はどのようなステントを用いられますでしょうか?また癒着や再閉塞防止のためにどのような処置をしたり対策を講じたりされていますか?
  涙道手術に際して結膜や鼻粘膜の炎症や腫脹が術後成績に影響していることがあります。先生は事前にどのようにして炎症の有無を知り,消炎を図っておられますか?また術後の炎症や粘膜増殖,肉芽形成などに対してどのような対策をとられていますでしょうか?
  涙嚢鼻腔吻合術という手術治療に対して,将来どのような展望をお持ちでしょうか?あるいはどのような涙嚢鼻腔吻合術を理想とされるでしょうか?器具,機器,吻合など,先生の目指している手術などについてお聞かせください。
  今までで一番苦労された眼瞼または涙器関連の症例についてこっそり教えていただけませんか。ここだけの秘密にしておきますので。

4. 緑内障手術  
  『緑内障手術』のコンセプト
  緑内障手術バトラー紹介

 トラベルレクトミー成功の秘訣−麻酔/制御糸− 
  麻酔方法(点眼,Tenon嚢下,球後,顔面神経ブロックなど)はどうされていますか?また,その理由を教えてください。
  制御糸(上直筋のみ,角膜など)はどうされていますか?また,その理由を教えてください。

 トラベルレクトミー成功の秘訣−結膜切開・MMC− 
  輪部切開と円蓋部切開のどちらを好まれますか?その理由を教えてください。
  MMCを全症例に使用されますか?また,使用時の濃度と時間を教えてください。
  MMC使用後の洗浄はどのように,どのくらいされますか?注意点があれば教えてください。

 トラベクレクトミー成功の秘訣−強膜弁作成, 軟部組織切除, および強膜弁縫合− 
  強膜弁作成(形,厚さなど)のこだわりについて教えてください。
  Tenon嚢および線維柱帯切除のとき,気をつけておられることはありますか?
  強膜弁の縫合方法についてこだわりがあれば教えてください。
  術直後の縫い方と翌日の眼圧値は相関しますか?

 トラベクレクトミー成功の秘訣−結膜縫合− 
  結膜縫合糸は何をお使いですか?
  結膜の縫合方法(端々,連続など)はどのようにされていますか?
  結膜に裂孔がみつかればどのように対処されますか?
  そのほか結膜に対するこだわりがあれば教えてください。

 トラベクレクトミー成功の秘訣−術後管理− 
  術直後にアトロピン点眼はされていますか?
  低眼圧で浅前房のとき,圧迫眼帯されていますか?
  レーザー切糸のこだわりを教えてください(使用レンズ,レーザーの種類・条件,どこから切糸するかなど)。
  術後1週間および2週間での眼圧の目標値を教えてください。

 トラベクレクトミー成功の秘訣−術後眼内炎対策− 
  術後抗生物質点眼はどのくらい続けられますか?
  自験例で記憶に残っている濾過胞炎・眼内炎患者は何人くらいおられますか?
  濾過胞炎・眼内炎が発症した場合,どのように対処されますか?
  トラベクレクトミーは今後も緑内障手術として生き残っていくと思われますか?新しい手術(非穿孔性トラベクレクトミーやビスコカナロストミーなど)に関してもご意見があればお聞かせください。
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