OS NEXUS 10

脊椎固定術 匠のワザ

脊椎固定術 匠のワザ

■担当編集委員 西良 浩一

定価 12,100円(税込) (本体11,000円+税)
  • A4判  206ページ  オールカラー,イラスト200点,写真50点
  • 2017年4月17日刊行
  • ISBN978-4-7583-1389-6

脊椎の低侵襲手術,大侵襲手術を安全・確実に行うワザが詰まった1冊

No.10では,No.6に続き脊椎固定術を取り上げた。
2016年に刊行されたNo.6では「これが基本テクニック」として,器具の使い方から基本的な頚椎・腰椎の基本的な手術手技を掲載したが,本書では基本手技に続くアドバンス手技を掲載している。
第Ⅰ章「低侵襲を支える匠のワザ」では,経皮的椎弓根スクリュー(PPS)を用いた手術,CBT法を用いた手術,XLIFやOLIFを安全に行うためのワザ,椎体形成術について解説。進歩が早く,ニーズも高い脊椎の低侵襲手術を行うにあたり,知っているとよいコツや気をつけるべき注意点を詳しく学べている。
第Ⅱ章「大侵襲を支える匠のワザ」では,PSOなどの骨切り術と骨盤アンカリング,側弯症に対する矯正手技について解説。
各項目では,手術の手順ごとに文字による解説とイラストを中心に据え,『NEXUS View』で第一線の医師からの手術のコツやトラブルシュートを別途記し,わかりやすい構成となっている。

■付録電子版に関しまして
付録電子版に使われている「メジカルビュー社eBook Library」アプリでございますが,すべてのOS向けの本アプリの開発を終了しておりますため,インストール可能な場合でも,各OSのバージョンアップによる不具合には対応できませんことをご了解いただければ幸甚です。何卒ご了承のほど,お願い申し上げます。(2024年7月)
・対応OS
iOS:iOS 12〜17.5
Android:Android OS 4.0〜11(Android 14以降にはインストールできません)
Windows:Windows 10〜11(23H2)

■シリーズ編集委員
宗田 大/中村 茂/岩崎倫政/西良浩一


序文

 このたび『OS NEXUS』No.10を上梓させていただく運びとなりました。本年も皆様のご協力で日本脊椎脊髄病学会にあわせた出版となり喜ばしく思います。さて,OS NEXUSが新シリーズとなり3年目となります。このたびは除圧,固定の基本に続く脊椎第3弾となりました。近年脊椎固定手技は,脊椎外科医全員が安全に修得する必要があります。そのため固定術に関しては,2年に分けて特集させていただきました。前年のNo.6では固定術の基本手技について詳細に記し,これから脊椎固定手術を始める方々が安全に導入できることを主眼としました。

本年は,「脊椎固定術〜匠のワザ〜」
 近年,固定術は二極化となってきております。通常の固定術には低侵襲手術の波が押し寄せており,多くの脊椎外科医が何らかの形で低侵襲手術を試みております。もう1つの流れは大侵襲化です。最近のスクリューテクニックや骨切りテクニックの向上により,脊柱変形(骨粗鬆症がある場合でも)がダイナミックに矯正される時代となっております。従いまして本号は,「低侵襲を支える匠のワザ」と「大侵襲を支える匠のワザ」に分けました。
 低侵襲手術では経皮的椎弓根スクリュー(PPS)を使った匠のワザを4名の先生方より解説いただいています。すべり矯正術,多椎間固定術,側臥位での挿入,そして腰椎分離症への応用です。Cortical Bone Trajectory(CBT)に関しては3名の匠といわれる先生方に執筆を依頼しました。仙骨への刺入法,すべり矯正,そしてPSとのハイブリッド法についての解説をしていただきました。また,LLIFに関しては,最近重篤な合併症が報告されていることから,合併症防止の観点からの執筆をいただいています。低侵襲の最後は椎体形成術の匠のワザを解説していただきました。
 一方,大侵襲手術での肝は骨切りです。安全な骨切りにより大きい矯正が可能となります。言い換えれば,骨切り術ができなければ大きい矯正はできないとも言えます。本書では代表的なPSO法,Ponte法,VCR法に関する手技を匠の方々に依頼しました。また,強い矯正のためには強いアンカーが必要です。特に,もっとも大切な仙骨のアンカリングについて解説して頂きました。そして,最後は矯正方法です。2名の匠がロッドを使った矯正におけるノウハウを執筆しています。

英文タイトルは,Secret techniques in the experts
 匠といわれるエキスパートの諸先生から,匠といわれる秘密のワザをご披露いただくようにご依頼申し上げました。出来上がった内容を通読すると,まさに匠のみぞ知る秘密の裏技が惜しげもなく詳細に記されております。

これから固定術を始めるビギナー術者には,道標を
すでに固定術を行っているベテラン術者には,相違点を
すべての読者には,今後の浪漫を
まさに千載一遇の銘書となること間違いありません。脊椎外科医が全員必読の手術書です。脊椎外科手術Next decadeにつながる基盤となる16名の匠のワザ,ぜひご堪能ください。

2017年3月
台南から台北に向かう新幹線にて
徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学教授
西良浩一
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目次

Ⅰ  低侵襲を支える匠のワザ
 PPS:腰椎すべり症矯正術  石井 賢
 PPS:多椎間固定とロッドテクニック Mis-long fixation  篠原 光ほか
 PPS:側臥位での挿入法  成田 渉ほか
 PPS:腰椎分離症修復術 Smiley Face Rod Method  山下一太ほか
 CBT:仙骨を含む多椎間固定  松川啓太朗
 CBT:腰椎すべり症矯正術  森 幹士
 CBT-PS:ハイブリッド法でのすべり矯正術  三代卓哉
 安全に行うXLIF  大内田隼ほか
 安全に行うOLIF  藤林俊介
 椎体形成術 PMMA骨セメント,CPC,HAブロックの各種特徴  武政龍一
 
Ⅱ  大侵襲を支える匠のワザ
 骨切り術:pedicle subtraction osteotomy(PSO)  大和 雄ほか
 骨切り術:Ponte骨切り  高田洋一郎
 骨切り術:後方全脊柱骨切り術   松本守雄
 骨盤アンカリング( S1 PS, S2 AIS, 従来法IS)  宮腰尚久
 特発性側弯症に対する矯正手技  鈴木哲平
 成人脊柱変形に対する矯正手技  金山雅弘
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