OS NEXUS 12

股関節の再建法

成功への準備とコツ

股関節の再建法

■担当編集委員 中村 茂

定価 12,100円(税込) (本体11,000円+税)
  • A4判  230ページ  オールカラー,イラスト300点,写真90点
  • 2017年10月27日刊行
  • ISBN978-4-7583-1391-9

股関節再建手術を成功に導くポイント満載!

No.12では股関節に対する再建法として「人工股関節全置換術(THA)」,「再置換術」,「骨切り術による関節温存手術」の3つを取り上げた。
Ⅰ「初回人工股関節全置換術」では,「Direct anterior approach」「AL supine approach」「側臥位anterolateral approach」「Direct lateral approach」「Posterior approach -ナビゲーション使用」など,THAの施行に必要な様々な進入法による実践的な手術手技を,流れに沿いながらコツやピットフォールを交えて詳述している。
Ⅱ「再置換術」では,インプラントの弛みやセメント使用の有無,骨欠損の大小,人工関節周囲感染など,再置換術におけるさまざまなケースを想定し,良好な予後が期待できる手術テクニックについて解説している。
Ⅲ「骨切り術による関節温存手術」では,「前方アプローチによる寛骨臼移動術」や「Spitzy変法棚形成術」など,関節を温存するために必要な難易度の高い手技のポイントやコツ,留意点などを明確かつ詳細に記述している。
どの項目もベテラン医師の経験に基づいたコツやトラブルシュート,手術のコツや注意点がひと目でわかる構成になっている。

■付録電子版に関しまして
付録電子版に使われている「メジカルビュー社eBook Library」アプリでございますが,すべてのOS向けの本アプリの開発を終了しておりますため,インストール可能な場合でも,各OSのバージョンアップによる不具合には対応できませんことをご了解いただければ幸甚です。何卒ご了承のほど,お願い申し上げます。(2024年7月)
・対応OS
iOS:iOS 12〜17.5
Android:Android OS 4.0〜11(Android 14以降にはインストールできません)
Windows:Windows 10〜11(23H2)

■シリーズ編集委員
宗田 大/中村 茂/岩崎倫政/西良浩一


序文

 『OS NEXUS』シリーズNo.12として,「股関節の再建法 成功への準備とコツ」をお届けします。本シリーズでは,すでに『OS NEXUS』No.8「スポーツ復帰のための手術 股関節,足関節・足」が上梓されております。そのNo.8では股関節鏡を用いた手術を中心に編集しました。今回は,股関節のダイナミックなオープンサージェリーである,初回人工股関節全置換術(THA),再置換術,寛骨臼形成不全に対する関節温存手術を取り上げました。ページをめくっていただければ,『OS NEXUS』シリーズの美しいイラストと,ポイントを明記した解説がきっとあなたの心に響くと思います。
 THAは,整形外科手術のなかでも最も成功した術式の1つといわれており,患者さんの満足度が高いことが立証されております。インプラントの素材やデザインの進歩により,20年生存率は95〜98%と考えられております。それに伴って手術時年齢も低下し,近年では50歳代での手術が増えております。手術手技の研究も進み,複数の進入法が広く行われております。高い確率で成功を収めるには,それぞれの進入法の特徴と留意点を十分に理解して,手術に臨む必要があります。本書では,それぞれの進入法のエキスパートに執筆を依頼し,詳細な術式を記述してもらいました。また,セメントを用いたTHAは独立した項目として取り上げ,セメント使用手技について詳述してもらいました。比較的若い世代の整形外科医には,自分が習熟しようと思った手技について本書で学習し,実践で腕を磨いて将来のエキスパートを目指してほしいと思います。また,すでにたくさんのTHA執刀経験のある整形外科医にも本書を手にとっていただき,それぞれ手技の特徴を理解して今後の診療に役立ててもらいたいと思います。
 再置換術では,弛みのないセメントレスステムの抜去が必要なとき,骨欠損が大きいとき,あるいは感染が合併しているときなど,さまざまな困難に直面します。本書では,そのような困難を無事に乗り越えるための手技を選んで企画しました。このような手技を知っているか,知らないかは,再置換術の結果に直接影響します。是非,再置換術を行う前に本書を読んでいただきたいと思います。
 寛骨臼形成不全で股関節痛のある患者さんの多くは,13〜30歳くらいの女性です。徐々に痛みの頻度が増してきて,日常生活やスポーツに障害が出てきます。このような患者さんへの関節温存手術は,重要なことがわかっていても手技が難しいなどの理由から,患者さんへ提案できない整形外科医も少なくないと思います。本書では,関節温存手術のエキスパートに手術法を詳細に記述してもらいました。本書を熟読して手技を理解し,必要ならオペの見学を経て,関節温存手術を習得していただければ幸いです。
 股関節手術に携わる整形外科医に,本書が役に立つことを心より願います。

2017年9月
帝京大学医学部附属溝口病院整形外科教授
中村 茂
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目次

Ⅰ  初回人工股関節全置換術
 Direct anterior approach(DAA)  松浦正典
 AL-supine approach(ALSA)  縄田昌司
 側臥位anterolateral approach   小川博之
 Direct lateral approachによる人工股関節全置換術  助崎文雄
 Posterior approach-ナビゲーション使用  中村正樹
 セメント使用人工股関節全置換術  大塚博巳ほか

Ⅱ  再置換術
 弛みのないステムの抜去術  名越 智
 セメントレスステムの再置換術  兼氏 歩
 セメント使用ステムの再置換術  石井政次
 人工股関節感染に対する一期的再置換術  䯨 賢一ほか
 人工股関節感染に対する二期的再置換術  稲葉 裕
 同種骨を用いた人工股関節再置換術  内山勝文ほか

Ⅲ  寛骨臼形成不全に対する関節温存手術
 寛骨臼回転骨切り術  種子田 斎
 前方アプローチによる寛骨臼移動術(SPO)  原 俊彦
 Spitzy変法棚形成術  後藤公志
 Chiari骨盤骨切り術  大橋弘嗣
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