パッと出してすぐわかる

肝・脾 超音波アトラス

肝・脾 超音波アトラス

■編著 西田 睦

定価 5,060円(税込) (本体4,600円+税)
  • A5判  268ページ  オールカラー,イラスト200点,写真200点
  • 2019年5月16日刊行
  • ISBN978-4-7583-1606-4

エコーを当てれば「肝・脾」がみえる

検査する場所を選ばず,機器も簡便で,非侵襲的であることから,超音波検査の有用性が改めて見直されており,臨床に不可欠となっている。しかし,正確な画像を描出し,診断に役立てることは実際には難しく,臨床でできるだけ多くの画像をとり,読む経験を積むことが重要とされる。
本書では,臨床でよく出会う疾患から,まれな疾患まで100超の疾患を取り上げた。典型例だけでなく,判断が難しい症例まで網羅。また,「画像を見てシェーマが描ける」ことを目標に,どこに何が描出されているのか,疾患の概要と併せて,わかりやすいシェーマで易しく解説。必要に応じて,CT/MRI,病理画像も併載。本書を通読すれば,自信を持って腹部エコーの撮像・読影ができるようになる。
「肝脾」「胆膵」の二部構成で,あなたはもう腹部エコーのエキスパート!


序文

 超音波検査では,お腹を切らずに中身が見える! それも被曝なし,方向や向きは自由自在,痛くない,反復施行可能,しかもリアルタイムに! こんな素晴らしいツールを医療従事者の皆様に是非活用していただきたい,典型例はもちろん,まれな症例も含め,なるべく鮮明な大きな画像でみていただき,検査・診療業務に活かしていただきたい,と思い,この消化器アトラスを企画しました。超音波検査の原理,アーチファクトや,解剖,走査法,詳細な疾患概念などには沢山の成書がありますので,そちらを参考にされてください。
 まずは肝・脾臓の発刊です。すぐに,パッとみて,日常検査に活用しやすいようにA5版のポケットサイズとし,疾患の典型的なUS所見を端的な箇条書きにして,すぐにわかるようにしました。他画像診断や病理組織所見はできる限りの症例で,簡単な疾患概念も記載しました。技師には超音波検査士消化器領域の認定試験対策として,典型例を学んでいただくにあたり,活用していただけると思います。医師の皆様には,最近日本でも注目を集めている“Point of care US”として,診断推論に基づいて,目的臓器を観察する際に,どんな画像が得られたら典型か,がUS画像から学んでいただけると思います。
 臨床で遭遇する頻度の高い疾患ばかりではなく,まれな症例も盛り込み,造影US画像もシェーマ付きで多く掲載させていただきました。超音波検査初心者から経験者まで幅広い超音波検査経験の皆様に役に立てていただけると思います。
 本アトラスが一人でも多くの患者様の診療に役立てていただけますと嬉しく思います。

2019年3月吉日
西田 睦
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目次

■肝臓
1. 正常像
 基本走査と典型的な超音波像
2. びまん性肝疾患
 急性肝炎
  自己免疫性肝炎
  伝染性単核球症/EBウイルス感染症
 劇症肝炎
 慢性肝炎
 肝硬変
  肝硬変による側副血行路
   傍臍静脈の再開通
   浅腹壁静脈短絡
   短胃静脈短絡
  非代償性肝硬変
 脂肪肝
  高度脂肪肝
  限局性脂肪沈着
  非アルコール性脂肪性肝炎
 うっ血肝
3. 肝血管病変
 肝内門脈静脈短絡症
 門脈ガス血症
4. 肝占拠性病変
 肝嚢胞
  嚢胞内出血
  線毛性前腸性肝嚢胞
 胆管内乳頭粘液産生腫瘍
 胆管性過誤腫
 肝内石灰化
 肝エキノコックス症
 肝サルコイドーシス
 肝血管腫
  高エコー型
  混在型
  低エコー型
 肝血管筋脂肪腫
 肝類上皮血管内皮腫
 肝紫斑病
 肝膿瘍
  ガス産生肝膿瘍
 限局性結節性過形成
 肝細胞腺腫
 肝再生結節
 異型結節
 原発性肝細胞癌
 肝細胞癌
  単純結節型
  脂肪化を伴った肝細胞癌
  肝外発育型肝細胞癌
  門脈腫瘍栓 Vp3
  下大静脈腫瘍栓 Vv3
 肝内胆管癌
 肝芽腫
 肝炎症性筋線維芽細胞性腫瘍
 転移性肝癌
  微小転移性肝癌
 リンパ腫肝浸潤
  メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患
5. 肝外傷

■脾臓
1. 正常像
 基本走査と断面像
2. 脾腫
 Gamna-Gandy結節
3. 腫瘤性病変
 脾嚢胞
 脾血管腫
  脾血管腫症
  硬化性血管腫様結節
 Hodgkinリンパ腫
 濾胞性リンパ腫
 転移性脾腫瘍
4. 脾外傷
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