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胆・膵 超音波アトラス

胆・膵 超音波アトラス

■編著 西田 睦

定価 5,060円(税込) (本体4,600円+税)
  • A5判  268ページ  オールカラー,イラスト200点,写真200点
  • 2019年6月1日刊行
  • ISBN978-4-7583-1610-1

エコーを当てれば「胆・膵」がみえる

検査する場所を選ばず機器も簡便で非侵襲的であることから,超音波検査の有用性が改めて見直されており,臨床に不可欠となっている。しかし,正確な画像を描出し,診断に役立てることは実際には難しく,臨床でできるだけ多くの画像をとり,読む経験を積むことが重要とされる。
本書では,臨床でよく出会う疾患から,まれな疾患まで,造影エコーを含む豊富な画像とともに取り上げている。また,「画像を見てシェーマが描ける」ことを目標に,どこに何が描出されているのか,疾患の概要と併せて,わかりやすいシェーマで易しく解説。必要に応じて,CT/MRI,病理画像も併載。本書を通読すれば,自信を持って腹部エコーの撮像・読影ができるようになる。
「肝脾」「胆膵」の二部構成で,あなたはもう腹部エコーのエキスパート!


序文

 肝臓・脾臓に引き続き,今回は胆道・膵臓アトラスの発刊です。汎用性が高く,無侵襲で被曝のない超音波検査(US)は,その利点に反して診断能力は被検者の体型や条件に依存するといった欠点があり,特に膵臓や胆管には不向きな場合が多いと認識されてきたと思います。ところが,最近の装置性能の向上もあり,胆道・膵臓であっても鮮明な画像を撮像可能となってきました。
 USは,疑われる疾患の超音波所見がどのようなものか,あらかじめ認識しておかなくては適当な画像を描出しえないことがままあります。本書はA5版のポケットサイズで,疾患の典型的なUS画像をできるだけ大きく表示しました。US所見を箇条書きにして,端的に表すことでわかりやすくしました。CT/MRIなどの他画像診断や病理組織所見はできる限りの症例で,簡単な疾患概念も記載しました。超音波検査士消化器領域の認定試験対策として,または“Point of care US”として,典型画像としてご活用いただき,診断推論に基づいたUS検査を施行していただけると思います。
 胆・膵アトラスにおいても臨床で遭遇する頻度の高い疾患ばかりではなく,まれな症例も盛り込み,造影US画像もシェーマ付きで多く掲載させていただきました。US検査初心者から経験者まで幅広いUS検査経験の皆様に役に立てていただけると思います。
 本アトラスペアが一人でも多くの患者様の診療に役立てて頂けますと嬉しく思います。

2019年5月吉日
西田 睦
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目次

■胆道
1. 正常像
 胆嚢
  屈折胆嚢
  胆嚢の生理的収縮
 肝門部領域胆管
 肝外胆管
2. 胆石・炎症性疾患
 胆嚢結石
 胆嚢壁在結石
 総胆管結石
 急性胆嚢炎
  気腫性胆嚢炎
 黄色肉芽腫性胆嚢炎
 IgG4関連胆嚢炎
 IgG4関連硬化性胆管炎
3. ポリープ,腫瘤性病変など
 胆嚢ポリープ
  胆嚢コレステロールポリープ
  線維性ポリープ
 胆嚢腺筋腫症
 胆道癌
  胆嚢腺扁平上皮癌
 閉塞性黄疸
 肝門部領域胆管癌
 早期胆管癌(T1b)
4. 先天奇形,その他
 膵胆管合流異常
 多隔壁胆嚢
 胆嚢位置異常 横位胆嚢
 胆道閉鎖
 
■膵臓
1. 正常像
 基本走査と断面像
 Wirsung管とSantorini管
  背側膵と腹側膵
2. 炎症性疾患
 急性膵炎
 膵仮性嚢胞
 慢性膵炎
  慢性膵炎準確診
  早期慢性膵炎
 自己免疫性膵炎
3. 腫瘤性病変
 漿液性嚢胞腺腫
 粘液性嚢胞腫瘍
 膵管内乳頭粘液性腫瘍
  混合型膵管内乳頭粘液性腫瘍
  主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍
  主膵管型膵管内乳頭粘液性腺癌
 浸潤性膵管癌
  鉤部
  脾静脈浸潤
  動脈浸潤,周囲神経叢浸潤
  上腸間膜動脈神経叢浸潤
  退形成癌
 腺房細胞癌
 神経内分泌腫瘍
 充実性偽乳頭状腫瘍
 膵悪性リンパ腫
 転移性膵腫瘍
 膵内副脾(類表皮嚢胞)
4. 先天奇形,その他
 輪状膵
 膵動静脈奇形
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