新OS NEXUS No.1

膝関節の再建手術

膝関節の再建手術

■担当編集委員 松田 秀一

定価 12,100円(税込) (本体11,000円+税)
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  • A4判  212ページ  オールカラー,イラスト250点,写真245点,Web動画35本/96分
  • 2022年2月3日刊行
  • ISBN978-4-7583-2151-8

整形外科医必携の手術書『OS』シリーズ,Season 5がついに始動!

「専攻医が経験すべき手術」を全20巻でほぼ網羅。メインの特集項目に加えて,手技の理解を深める解剖学的知識を示した「Anatomy Key Point」や,知っておくと有用な基本的手術・治療手技の紹介も毎号掲載し,専攻医として必要なスキルを漏れなくカバーできるシリーズ構成となっている。前シリーズからの特徴である豊富なイラストと画像に加えて今シーズンではストリーミング動画も配信し,静止画では伝わりづらい部分もよくわかる!
Season 5となる『新OS NEXUS』のオープニングを飾るNo.1のテーマは「膝関節の再建手術」。大きく「人工膝関節置換術」と「膝周囲骨切り術」の2章構成で,TKAやUKA,大腿骨・脛骨骨切り術の各種手技を解説している。巻末には「基本的手術手技」として,皮膚・血管の縫合を紹介。専攻医から中堅どころまで,長く使える定番書となっている。

■シリーズ編集委員
松田秀一/今井晋二/今釜史郎


序文

ー『新OS NEXUS』シリーズの始動とNo.1 の発刊に寄せてー

 メジカルビュー社のOSシリーズは,1991年の『OS NOW』を皮切りに,1999年『新OS NOW』,2007年『OS NOW Instruction』,2015年『OS NEXUS』と,これまでに4回に渡り刊行されてきました。手術の流れを豊富なイラストでわかりやすく解説するという本シリーズのコンセプトが,多くの整形外科医に受け入れられた結果だと思われます。
 そしてこのたび満を持して,2022年から新しいOSシリーズ『新OS NEXUS』を出版することとなりました。 第5シーズンとなる今回は,シリーズ全体のテーマを「専攻医が経験すべき手術」と致しました。『新OS NEXUS』では,そのときどきのトピックに合わせて掲載内容を決定するのではなく,5年間(全20巻)を通してできるだけ偏りなく,広い分野の手術を網羅できるように考えて編集を行うこととしました。取り上げる術式は専攻医が行うレベルのものを中心として,各巻2 ~ 3項目は中堅の先生向けに若干難しい術式も取り上げています。専門医プログラム期間中には執刀することがなくても,より専門性を高めていったとき,もしくは手術介助に入ったときに役立つと思っています。
 また,各巻には「基本的手術手技」の項を設けました。基本的であるがために,重要な手術手技にもかかわらず教科書ではあまり取り上げられてこなかった手技について,2 ~ 3項目扱う予定にしています。今まであまり勉強する機会もなく,いつの間にか基本的なことをおろそかにしていたこともあるかもしれないと思い,企画してみました。
 本誌の内容は,若手医師が手術の手技や進行を理解しやすい記述としており,必要な場面にはストリーミング配信の動画を付けています。本シリーズの特徴でもあるイラストを多用し,イラストを追えば手術が理解できるような構成は,今までのOSシリーズの形式を踏襲しています。動画や写真はもちろん有用ですが,イラストは重要な箇所を強調でき,また実際には見えない背後の解剖なども描出できることから,手術手技の解説をよりわかりやすいものにしてくれるものと思います。また,手術手技の成功にかかわるような重要な解剖学的知識を「Anatomy Key Point」という囲みで紹介しています。

 第5シーズンの初めを飾るNo.1は「膝関節の再建手術」として企画し,第一線でご活躍の先生方に執筆を依頼致しました。大変ご多忙のなか,快く執筆をお引き受けいただいた執筆者の皆様には,厚く御礼申し上げます。
 今回は変形性膝関節症の外科的治療として,人工膝関節置換術および膝周囲骨切り術を合わせた内容としています。変形性膝関節症の診療には保存療法はもとより,骨切り術から人工関節まで幅広い知識と経験が必要になります。一部の分野に偏って診療を行うことは,患者さんにとって最適の治療を提供できなくなるおそれがあります。より多くの選択肢から最もよい術式を提供できるように,このような構成と致しました。
 また今回の「基本的手術手技」は,膝関節の手術でしばしば問題となる創治癒に関するものと,膝周囲の手術においてまれではありますが注意すべき合併症である血管損傷の対処について取り上げています。
 『新OS NEXUS』は一般的によく行われる手術を中心としつつ,基本的な手技から少し先端的な内容も含んでおり,専攻医の皆様をはじめさまざまな経験をお持ちの先生方にとって有益な情報が含まれていると思っています。本シリーズの内容が,皆様方の教育,診療に役立つことを心より願っております。

2022年1月
京都大学大学院医学研究科整形外科学教授
松田秀一
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目次

Ⅰ 人工膝関節置換術
 TKAの術前計画と基本的手術手技  [松田秀一]
 後十字靱帯温存型TKA  [松本知之]
 後十字靱帯機能代償型TKA  [乾  洋]
 両十字靱帯温存型TKA  [浜田大輔]
 外反膝へのTKA  [箕田行秀]
 Revision TKA  [二木康夫]
 内側fixed型UKAの術前計画と基本的手術手技  [堀内博志]
 外側UKA  [松田秀策]
 PFAと内側UKAを組み合わせた人工膝関節二顆置換術(BiKA)  [大越康充ほか]

Ⅱ 膝周囲骨切り術
 内側閉鎖式遠位大腿骨骨切り術  [栗山新一ほか]
 内側開大式高位脛骨骨切り術  [中村立一ほか]
 インターロッキング式外側閉鎖高位脛骨骨切り術  [岡崎 賢]
 ハイブリッド式外側閉鎖式高位脛骨骨切り術(HCWHTO)  [大澤克成ほか]
 内側開大式粗面下脛骨骨切り術  [赤崎幸穂]
 高位脛骨骨切り術+内側半月板後根修復術  [古賀英之]

基本的手術手技
 基本的な切開・縫合法 肥厚性瘢痕や手術部位感染を予防するために  [小川 令]
 皮膚縫合剤の使用法と注意点  [橋川和信ほか]
 膝窩動脈・静脈の再建  [前川尚宜]
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